茨城県を走りまくれと筑波の山々へ向かう

自転車紀行
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昨日のイベントでの物足りなさを取り返すべく、翌日は筑波の山なみを走破する計画で出発しました。

ただ思いもよらぬことも起きるもので、最終的な走行ルートは下記のようになりました(前日同様ロードバイク1号機です)。
https://www.strava.com/activities/6715550356
https://ridewithgps.com/trips/83653731

走行ルート

さらに輪行後の走行も結構な距離ありました。
https://www.strava.com/activities/6715560895
https://ridewithgps.com/trips/83512030

走行ルート

町中から郊外へと茨城を感じる

水戸駅のホテルをあとにして街中を走り出すと、ちょうど通学時間だったためか通学自転車にたびたび出会いました。

水戸市街
このあたりの学生はヘルメット校則があるようです

それにしても小さな交差点でもしっかりと自転車ナビラインが書かれていました。

通勤時間で自動車の数は多かったのですが、通勤方向とは逆なためそれほど走りにくいこともなく街中を抜けることができました。

少し走ると郊外のような景色に変わって気分はよかったのですが、放射冷却の影響なのか風があり思ったように速度があがりません。

後々の登坂路を考えて、風の強いエリアは無理をせず25km/hくらいで体力温存して進むようにしました。

登坂エリアに入ってしまったら補給できる場所が無いことはわかっていたので、その前に昼食用におにぎりなど補給しようかと思ったのですが、街中すぎてからここまでコンビニ1つ無く困ってしまいました。

補給はあきらめて走り続けていたところ、街道との交差点にてやっとコンビニを発見できました。

茨城県のセブンイレブン

しかしながら朝食をしっかり食べたためかお腹がいっぱいだったため、重くならないようにスニッカーズを補給食として購入するにとどめました。

もちろん寒かったので暖かい飲み物は飲みました。

暖かいと言えば、昨日のイベントでもらった足先へ貼るカイロが有効で、暖かいというほどではないものの指先の凍えはまったくありませんでした

飲み物で少し温まったので速度アップしたかったのですが、このあたりは路面が悪く抵抗が大きいため速度アップができませんでした。

小さな亀裂があって抵抗に

長い上りで雪が現れてくるとチャレンジ感がでてきて、ワクワクしてしまいました(この先何が起きるかもしらずに・・・)

道の横に残雪
ちょっとレーシーなポルシェがかっこよかった

坂の頂上では樹木の伐採作業が行われ、おかげでちょっとした眺望がありました。

本日初めての眺望

登坂路からフルーツラインへ

さあ、ここからが登坂路の始まりです。

さあどれほどの難易度か試してやろう

実は手前にバリケードがあって、「スリップの危険があるため車両通行止め」となっていました。

ただ危険な場所は歩けば良いだろうと進んでみたわけですが、やはり場所により雪が残っていました。

雪が残る道
やはり雪があったか

ただ雪があるのは日陰の一部分であるため、SPDシューズの利点を生かして難なく歩くことができます。

雪以外にも難所は存在し、ところどころでなかなか厳しい斜度が現れる道でした。

筑波の激坂
まだまだこんな程度では何ともありませんよ

それでも体力的には余裕があったので余裕でペダリングしていたのですが、左太ももがピクピクと痙攣のような症状を訴えてきました。

まさかそんなに負担をかけていないのにどうしたのだろうと不思議だったのですが、悪化しないようにとより一層省エネ走りに徹することにしました。

後からわかったことでしたが、痙攣だと思っていたのはリュックの紐が太ももに当たっていただけでした。

ある一定の斜度で走るときだけ当たるため、てっきり痙攣が起きたものと思ってしまいました f(^^;)

激坂区間が終わるとまたも雪区間が現れて歩かなくてはならなくなりました。

雪が残る道
予想外に雪が多くなってきたなぁ

ただキツかった後なので、しばらく歩きながら休めるのでちょっと嬉しかったりもして。

そうして結構進んでいくと徐々に走れる区間が短くなっていきました。

雪が残る道
これはちょっと計画ミスか

これはまずいことになってきたとここにきてやっと気づいたのですが、戻りたくないためもう少しだけ進んでみることにしました。

すると雪が全く途切れない場所が現れ、先のルートを確認してみるとまだしばらく上らなくてはならないことがわかりました。

雪だらけの道
ごめんなさいもう無理です

さすがにこれではギブアップです。

このまま進んでも時間ばかりロスしてしまい、帰宅できるかもあやしくなってしまいます。

地図を見ても途中での脇道もありませんので、あきらめて入口まで戻ることにしました。

思っていたよりも長い距離上っていたため下るのも大変でしたが、何とか入口まで戻ってきました。

普段やらないサイコンの使い方するとこれだよ

さてここからは予定外のルートを走らなければなりません。

そこで急遽サイクルコンピュータのBRYTONアプリを使って新たなルートを作成し、サイコンにルートを転送してと・・・

あれ、「この機種ではルートが転送できません」とエラー表示がでました。

これは困った、大事な場面でサイコンのアップデート忘れか何かわからないがルートを送ることができません。

普通なら困り果ててしまうところですが、私には別な手段があるため次の作業にとりかかりました。

Googleマップでルートを作り、ルート案内開始!

そしてここからが重要なんですが、スマホの音量を最大に変更してリュックの側面ポケットに挿入。

これで曲がり角の手前で1度目の音声案内があり、曲がり角で2度目の音声案内してくれるので安心して走ることができます。

さっそく新たなルートであるフルーツラインを走っていきますが、どこまでも真っすぐな道でさえぎるものもないため、ものすごい横風にあおられまくりました。

茨城県のフルーツライン
うぉ~横に流される~

どうやら朝方にもあった風は放射冷却によるものでなく、1日中吹いているもののようでした。

それでも風の威力が一定だったため、ずっと斜めに走れば何とか走行可能です。

途中、道の駅のようなものもありましたが、余裕がないため立ち寄りもせず通り過ぎてしまいました。

茨城県のフルーツライン
立ち寄らなかったのをちょっと後悔

何とか強風のフルーツラインを通りすぎることができ、土浦市街に入ってみると道路工事が行われていました。

土浦の道路工事
車道だけでなく歩道もまともに走れる状態ではありませんでした

ところが未舗装路の片側通行となっていたため、パンクに注意しながらも前の車に遅れることがないように急がなくてはならず大変でした。

ようやく土浦駅近くまで到着したため、通りにあった松屋にて遅めの昼食をとることにしました。

土浦の松屋

松屋と言えばあの悪名高い事前決済システムで食券を購入することになるのですが、財布を出したくなかったため対応しているQR決済で行おうとしましたがやり方がわかりません。

悩みながらもタッチ支払いへスマホをかざしてみると見事に支払いできました!

がっ、支払い画面をみると予想外のSuica払い

なんてことをしてくれるんだ!その金額は帰りの電車賃としてチャージしておいたものなのに (`Δ´)

まぁ、スマホ単体で再チャージできるから困らないんだけどね。

輪行そして上野駅からの帰路

松屋を出るとすぐ横にはりんりんロードが通っていました。

りんりんロード

りんりんロードには過去2度来ているので、あとは駅まではこの道で行けることはわかっています。

合わせて駅にある無料で使えるサイクルステーションの場所も把握しているので、無駄なく輪行準備を整えることができました。

土浦駅東口サイクルステーション
またここを利用することになるとは

しかしながらタイミングが悪く品川まで直通列車がないため、仕方なく通常列車にてまずは上野まで向かうことにしました。

乗車して電光案内に目を向けてみると、「人身事故のため上野~品川駅間の東京上野ライン運航を中止しています」との案内がでています。

他にも減便があって上野~品川間の列車が限られるため、混雑が予想される状況におちいりました。

悩んだのですが輪行の大荷物を抱えて乗れる列車はなさそうなので、あきらめて上野駅から自走での帰宅を決断しました。

上野駅公園口
上野駅公園口です

しばらく走ると秋葉原の電気街が見えてきて、「これではまるで弱虫ペダルの小野田くんだなぁ」なんてまだ余裕がありました。

秋葉原の道路
秋葉で自転車と言えば小野田くんでしょ!

しかしながら東京を抜けて多摩川までやってくるまでが結構遠くて、少し疲れが出てきてしまいました。

多摩川の橋

それでも休むことなく走り続けて、横浜のみなとみらいまでやってきたところで1台のロードバイクに抜かされました。

みなとみらい
抜かれても追う気力なし

それほど速度差もなかったので信号のたびに追いつけるのですが、疲れ切っている私とは発進加速が圧倒的に違っていたので一気に距離をあけられます。

みなとみらい

しばらくしてルートが異なるため、名残惜しかったのですが別々の方向に分かれていきました。

ちょっとした裏道を使って大通りまで戻ってみると、先ほどのロードバイクに再度追い越されました。

また会いましたね!

相手もこちらがわかっていたようで、また会ったねというような仕草で走り去りました。

そんなちょっとした出会いもありながら無事帰宅することができました。

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それにしても筑波の雪道は楽しかったのですが、予定コースを走れず残念でなりません。

いずれ機会があれば再度挑戦してみたいと思っています。

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