新しいロードバイクを検討しようかと考え、せっかくならDi2にしようかと思っています。
今までの試乗経験からしてDi2は105で十分(追加スイッチは必要ないので)だと感じているため、105で検討していたところある欠点に気づいてしまいました!
完成車についてくる12速コンポのリヤスプロケットはたいてい11-34Tとなっています。
これはデュラエースでもアルテグラでも同じ構成となっているのであまり気にしていませんでした。
ところで、ある程度走りこんでいる人なら「リヤ34Tなんて必要無い」とスプロケット交換を検討するかと思います。
この時デュラやアルテなら問題なく11-30Tに交換可能なのですが、105はそれが出来ないのです。
理由としては105のリヤディレイラーは11-34Tまたは11-36Tにしか対応していないからです(デュラとアルテは11-34Tまたは11-30Tに対応)。
ではあきらめて11-34Tを使い続けるほかないのかとギア比を旧型の11速と比べてみました。
上が新型12速で下が旧型11速となります。
まず下側の旧型を見ていただきたいのですが、薄い黄色部分が私が普段使用するギア比となります。
12T~28Tまで10段分を使っています(12Tはあまり使わないが)。
次に上側の新型でどのギアを使う可能性があるかを見てみると12T~27Tまでの9段分しかありません。
なんと!搭載ギア数が増えているのに使えるギアが減ってしまう矛盾がおきています。
もしかしたら30Tは使う可能性がありますが、それでも使用頻度からみて有効に使えるギアが減ったことに変わりはありません。
ではもしデュラやアルテのように11-30Tが装着できたのならどうでしょう。
この場合使えるギアは12T~27Tと10段分となります。
使える段数的には旧型と同じになります。
ただし21T以降が3T飛びになってしまうため、もしかしたらこれでも旧型のギアの方が優れているかもしれません。
新たに加わった16Tがどれだけプラス面として効果があるかは使ってみないとわかりませんね。
念のためチェーンリングを大きくした場合も確認してみました。
予想通り使えるギアが左に1段ずれただけで、使えるギア数は9段のまま変わりませんね。
ということで新型105の12段に関しては、人によっては11段より使いにくくなる可能性があるということがわかりました。
う~ん、いくらスプロケットの大型化がトレンドだとは言え使わないギアのために無駄に段数が増えたのでは購入意欲がそがれますね(もちろん初心者の頃だったら歓迎していたが)。
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