近々、自転車保険の更新が迫ってきたので見直しをしてみることにしました。
※2024/5内容見直し済み
まず自転車保険を見直すにあたって「自転車保険とはなんぞや」が分かっていないとなりません。
正式には自転車保険というものは存在せず、「賠償責任保険」と「傷害保険」を合わせて自転車保険と売り出されています。
という事は他の保険で「賠償責任保険」と「傷害保険」に十分な金額をかけている人は、自転車保険に入る必要が無いことになります(二重に同じ内容の保険に入っても支払い時には片方からしか支払いされません)。
低価格な保険
今回は必要最低限の保険で安いものを選定して一覧表にしてみました。
![](https://cycle-tv.com/wp-content/uploads/2024/05/hok1-800x394.png)
ここで気にすべきは補償額です。この補償額は相手の怪我や物品に損害を与えた時に支払われるものです。
ここでは1000万円、1億円、無制限とありますがいくらであったら適切なのでしょうか?
それはあなたが自転車でどのような走り方をしているかにより変わってきます。
無謀な運転や歩道での暴走をしていない人であれば、1000万円を超える補償額になることはまず無いでしょう(他人を死亡させるなど無いでしょうから)。
よって1000万円か1億円もかかっていれば十分でしょう。
示談交渉については付いている方がいいでしょう。過失割合が生じる場面で相手方の保険屋と渡り合うのは大変ですからね。
そして対象者に家族が含まれるかははあなたの状況によります。
次に本人の怪我についてですが、死亡や重度後遺症の時に100万円程度ついてもあまり意味がありません。
気にするとすれば通院や入院時の1日あたりの支払い額でしょう。
それらを踏まえての結論としては次の通りとなります。
①相手への補償だけは充実したい→全日本交通安全協会のプランA、PayPay保険お手軽プラン、JCBトッピング保険
②1に加え自分の怪我にも対応したい→PayPay保険基本プラン
③3年以上まとめて支払い可能→モンベル自転車保険
ロードサービスと注意すべき保険
次にロードサービス付きプランと注意すべき保険について説明します。
![](https://cycle-tv.com/wp-content/uploads/2024/05/hok2-800x260.png)
事故によって自走できなくなった場合にロードサービス付きの保険としてはau保険のブロンズコースがおすすめです。
ZuttoRideのプランSの方が安いのですが、こちらはバイクを登録して対象シールを貼らないとなりません(ただし対象バイクは入れ替え可能ですから1台しか無いならこちらでも良いでしょう)。
これらのロードサービスに入っていれば、予備チューブを持たなくても良いかもしれないですし、チューブラータイヤを使用している人なら予備を持たない恩恵は大きいと思います(ちなみに50km超えた分は有料で運んでくれます)。
保険の中で注意しなくてはならないのが自転車整備のTSマークに付随する保険です。
補償額は問題ないのですが、赤および青については補償条件が「死亡または重度障害が残る場合」となっているため相手の骨折等の怪我では補償金が出ないことになります。
緑は補償条件に制約がないので安心ですが、赤および青同様に対物(相手の自動車などに傷をつけた)には対応していないため不十分と言えます。
これではちょっと不安な内容になりますので、保険としてはあまりお勧めできません。
安い保険を選ぶ際は、自分の怪我の補償や自転車利用時限定などの制約がかかっていることを理解したうえで選ばないとならないので注意しましょう。
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