開通した「はこね金太郎ライン」は難易度高くてボロボロに

自転車紀行
この記事は約6分で読めます。

足柄から箱根までの砂利道が舗装され、あらたに「はこね金太郎ライン」として開通することになりました。

何とか日程を空けることができたので、開通に合わせて行ってみることにしました。

果たしてどんな道路になったか、全く事前情報ないままの出発となりました。

今回はロードバイク1号機で、下記のコースで行ってきました。
https://www.strava.com/activities/5205983483

走行ルート

開通に急げ

はこね金太郎ラインの開通時間は10時なので、逆算して3時間前の7時に出発です。

個人的にはいつものライドよりずっと早くて、とても眠くボケボケでした。

境川でのいつもの休憩場も、時間が無いのでパスして先を急ぎました。

境川ポケットパーク

平日の朝は各所で混んでいるので、時間が心配で気持ちが焦ります。

それでも良いペースで進んできたため、相模川を通過するころには予定時間で走れていました。

相模川

遅れ気味だったが何とか時間を取り戻せたと安心したところ、急にとんでもないことに気がつきました。

何と向かっているルートが間違っているではないですか!

そう言えば頑張って走っている割には遅れ気味だったのも不思議だったし、ボケボケしていてやってしまいました。

そこから挽回しようと慌て、勘に頼って道に迷い余計時間をロスしていました。

慌てるほどに悪循環

何とか予定ルートに復帰するも、開通時間にはどう考えても30分以上遅れていました。

せっかく早起きしたのに残念でならなかったのですが、メディア向けの開通セレモニーは数日前に終わっているので、きっと派手な催しは無いだろうと勝手に納得していました。

やってしまったミスは仕方ないので諦めたつもりでしたが、どうしても走っていてモヤモヤが晴れず後悔してしまいます。

このままではつまらいライドになりそうなので、周りの景色を楽しみながら走ることに集中しました。

南足柄までやってきたところで、リュックを背負った学生の集団が現れました。

ずっと先まで続いていました

もしかしてニュースでやっていた修学旅行の代わりだったりするのでしょうか?

足柄峠へ向かう道を上り始めたところで道路の開通時間となってしまいました。

足柄峠への上り

すでにあきらめの心づもりは出来ていたので、もうあまり気になりませんでした。

足柄峠への激坂区間が始まろうとしていたその先で、山の雲行きが怪しくなってきました。

足柄峠への上り激坂区間

とても嫌な予感がしたのですが、ここまで来たらどうにでもなれと言う感じでした。

ここまで3時間近くぶっ通しで走ってきて激坂区間を上っているのですが、最近始めたトレーニングの成果かそこまでキツい事もなく走れていました。

足柄峠への上り

はこね金太郎ライン

開通から30分遅れで、足柄側の入口に到着しました。

はこね金太郎ラインの足柄側入口
待望の新道だぁ

入口には警備員が配置され、狭い道なのでスロー走行を呼びかけていました。

前半はアップダウンが繰り返されちょっと辛かったのですが、まだ余裕があったので追いついたロード乗りに向けて「アップダウン続いて嫌ですね~」なんて声をかけていました。

はこね金太郎ライン
なかなか脚にくるアップダウンだね

はこね金太郎ラインはあまり見晴らしがよくないのですが、1か所だけ景色がよい所があります。

はこね金太郎ラインからの景色

短い時間で撮影を終えすぐに走りだすと雨が降りだしてきました。

はこね金太郎ライン
やはり降ってきたか

嫌な予感が当たってしまい残念な気持ちでいたところ、後方から追い上げてくるロードが1台バックミラーに写りました。

ここで勝負を挑んでくるとは面白い、受けて立とうではないか!

ドラ
ドラ

だれも挑んでなんかいないニャ~

アップダウンが続く中で、下り緩斜面ではこちらのスピードが勝って差を広げることができていましたが、斜度がキツくなるとあきらかに追走者の方が速くじりじりと距離を縮められていました。

はこね金太郎ライン
追いつかれるものかと必死に

対向車がほとんど現れないので不思議だったのですが、すれ違いが困難な狭い区間がいくつもあるためパトカーが先導してペースを抑えていたためだったようです。

はこね金太郎ライン

中盤を過ぎたあたりから傾斜は10%近くの上りばかりとなり、頑張ってはみたものの追走者にかわされてしまいました。

はこね金太郎ライン
ここまでかぁ

雨が強くなってきていたのでその後もペースを落とさずに上り続けていましたが、あまりにも長くキツい区間が続くためにほとんどのロード乗りが失速気味となっていました。

はこね金太郎ライン

やっとの事で最高地点にある休憩エリアにたどり着くも、雨で景色が見えません。

はこね金太郎ラインの休憩所

箱根側の下りは短く、わずかな時間で出口までたどり着いてしまいました。

はこね金太郎ライン

全区間を動画撮影していますので、お暇な方はご覧ください(8倍速にしています)。
画質が悪い時は720pに切り替えて鑑賞ください

藤の花と大磯の新規施設

箱根の下りでは雨が幾分弱くなっていたので助かりました。

箱根の下り

ずっと観光バスの後についていたので、余裕がありすぎてクルージング状態でした。

小田原城址公園に着くと目の前の交差点名が「藤棚」となっていて、すぐ横に満開の花が咲いていました。

小田原城址公園の藤棚

家を出てからここまでノンストップで走り続けていたので、さすがに疲れが出ていました。

この藤棚には御感ぎゃかんの藤という名称がついています。

小田原城址公園の藤棚

すごいのは花だけでなく幹回りの太さです。

小田原城址公園の藤棚
藤なので幹?つた?

少し休みたいのもあってこのあたりで昼食もと考えたのですが、何とまた雨が降りだしてきました。

おそらく小田原周辺だけだろうと予想できたので、もうしばらく走り続けて雨区間を抜けることにしました。

せっかくなら最近オープンした大磯港のコネクトという施設に訪れることにしてみました。

大磯港のコネクト

ただ平日とはいえ駐車場もやけに空いているのが気にかかります。

大磯港のコネクト
なんで休みやねん!

何と今日は定休日でお休みです。

仕方なく2階の施設に上がってみましたが、そこでは喫茶店が営業していました。

大磯港のコネクト2階の喫茶店

もちろん食事メニューもありましたが、喫茶店メニューを食べたくて立ち寄ったのではないためこの日は諦めることにしました。

そうして駐輪場所に戻ったところ、高齢夫婦が珍しそうに話しかけてきました。

どうやらサイクルラックを知らなかったようなので、スタンドの無いスポーツサイクルを掛けるためにあることを教えてあげたところとても感心したようでした。

湘南海岸まで戻って来るとあの雨が嘘のように晴れわたっていました。

湘南海岸線

はこね金太郎ラインは真横に横断する道路なのですが、途中標高がある部分を通過するために後半はずっと激坂区間が続きます。

走りが軽くなるビックプーリー

これから訪れる方は足柄峠へ上るくらいの覚悟をもってのぞんでみてください。

私のようにほぼ平坦だろうなんて思って行くととんでもなく厳しいものになります。

コメント