先日、KhodaaBloomとNESTOの試乗会に行ってみました。
会場となったのはCOGGEY(コギー)藤沢店さんです。
COGGEY藤沢店さんではKhodaaBloom&NESTOの試乗会を定期的に実施してくれているのですが、なぜか雨が降る事が多くこれまでも何回か断念していました。
この日も午前中まで雨だったため路面が濡れあきらめかけていたのですが、終了1時間まえに飛び込んで何とか試乗することができました。
STRAUSS PRO RACE2
まずは今回の注目車であるKhodaaBloom製のSTRAUSS PRO RACE2に試乗してみました。
このSTRAUSS PRO RACE2は完成車とは少し違った販売方法をとっています。
BikeKit販売として、コンポとホイールの組み合わせがいくつかあってその中から選ぶセミオーダーのような販売方法をとっています(もちろんフレームセットの販売もあり)。
例えば
コンポがR9270(電動デュラ)と R9270(デュラ) C50ホイールのキットであれば990,000円
コンポがR7170(電動105)と MAVIC KSYRIUM SL DISCホイールのキットなら638,000円
と組み合わせは5種類あります。
では実際に乗ってみてどうだったかですが、予想(私の勝手な想像)に反して乾いた印象を受けました。
フレームがしっかりしていて踏んだ分だけ進んでくれてさすがレーシングモデルと言う感じでした。
レーシングモデルだと剛性高めで乾いたフィーリングであったりしますが、正直私はそのようなバイクは好きではありません。
なぜなら乾いたフィーリングのバイクは乗り味がなくて乗っていて楽しくないのです。
ところがこのSTRAUSS PRO RACE2は乾いたフィーリングにもかかわらず、どこか独特の乗り味がありました。
試乗後にスタッフさんに聞いてみると、BB周りの剛性をあげているためパリッとした印象になっているがフレームの後三角部を細めに作る事でいくらかしなりを出しているとの事でした。
この性格付けはなかなか良い物だと感じました。
ここぞと踏みこんだ時は素早く反応してくれて、流して乗っている時には楽しさがあってとこのバランスは好みですね。
上りもテストしてみましたが軽量バイクで踏んだ分だけきちんと進んでくれました。
剛性が高いのでダンシングは合わせやすくはありませんが、合わせにくいってほどでもなく走り慣れている人なら難なく扱えるでしょう。
直進性が強いので高速での下りも安定していましたね。
逆にスラロームのような素早い切り替えだと直進性が邪魔する感じを受けました。
評価としてはしっかり踏んで反応性が良いバイクを求めつつも、それなりに乗り味があるものを求める人に合うバイクとなります。
また、電動から紐式での外装、セミ外装、フル外装とあらゆるコンポに対応しているため、旧バイクからのコンポの移植などでも困ることはないでしょう。
NESTO MIXTURE
さて、次の試乗はどうしようかとスタッフさんと相談して、最近気になっているグラベルロードに試乗させてもらうことにしました。
車種はNESTO製のMIXTUREとなります。
この車種に関しては存在さえ知らなかったという情報量0状態での試乗でした。
まず乗ってみると雲の上にでも乗っているような浮遊感があるバイクでした。
タイヤが700x38Cと太いことで乗り心地が良いのはわかりますが、この浮遊感は何なのでしょう。
浮遊感と言ってもふあふあして怖いって事ではなく、安心感はあるが気持ちいいんです。
また車重がそこそこある(数値は非公開)にもかかわらず、結構軽いフィーリングで進んでくれるのも好印象でした。
坂道もあまり苦になる事もなく上ってくれましたよ。
しかしながら気になる点もありました。
ブレーキが完全な機械式ディスクブレーキで、かつフルアウター仕様となっているため効きとフィーリングが悪くこのまま乗ろうとは思えません。
このMIXTUREは価格が121,000円と安いため仕方ない部分もありますが、ブレーキだけは対処しないととても使う気にはなりませんでした。
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