前回のブログでも触れましたが、YOU CAN大磯の試乗会へ出かけてきました。
ここは目の前をよく通りかかるのですが立ち寄るきっかけもなく初めて訪れました。
外観のイメージよりも店内は広く、取扱メーカーもHPで確認するに22ブランドもあります。
さらに用品だけでなくウエアなどもそこそこの数揃えていたりと来店してみないとわからないものですね。
インプレッション
さて、今回試乗させてもらったのがFOCUSのIZALCO MAXです。
50サイズの試乗車は105仕様でしたが、アルテグラ仕様とフレームは同じものです。
ホイールがFULCRUM R400となっていますが、アルテグラ仕様だとMAVIC COSMIC SL45が選択できたりします。
さて走り出してまず感じた事はしなり(ウィップ)が少なくカッチリしているフィーリングが伝わってきます。
そのためパワーを掛けると即座に反応する特性があります。
ところがそれでいて乗り味がガチガチ系ではなく、どこかやさしいというかマイルドな面があり長距離でもいけそうな感触がありました。
スタッフ(店長さんかな?)さんの話でも長距離乗ってもらうと身体へのダメージなどが少ないと感じられるとのことでした。
次に上りを試してみましたが、ごく普通に上ることができました。
さらに上りでダンシングも試してみたのですが、思っていたよりも普通にダンシングすることができました。
というのもウィップが少ないバイクの場合は車体のしなりに合わせてダンシングすることができないため、自分でリズムを作らなければならずやりにくいバイクがあります。
ところがこのIZALCO MAXはウィップが少ない割にはダンシングのタイミングを取るのがそれほど難しくありませんでした。
次に平地での加速性能と高速走行を試してみたのですが、初速のかかりはカッチリ感のある車体ゆえに良かったのですが速度が上がってからの伸びが今一つでした。
同様に高速走行の維持も今一つでした。
ただタイヤを見ると標準ではエントリータイヤがついているためこれが原因である可能性があり、一旦戻ってアルテグラ仕様のホイールセット(タイヤ含め)に取り替えてもらうことが出来ました。
ホイールセットを替えてみると先ほどより速度の伸びがスムーズになりました。
ただ車体の特性なのか高速でグングン伸びていくようなタイプではありません。
次にスラローム走行を試してみたところ安定志向が強いハンドリングであることがわかりました。
急な方向変換に対してスパッと向きを変えるような動きではなく、直進性やバランスを維持するハンドリングで安心感があり長距離で疲れにくそうな感じです。
まとめるとカッチリ感のある乗り心地でパワーを掛けた時の反応性がよく、疲れにくいハンドリング特性で長距離走行に優位性があるバイクでしょう。
その他
ステムは一体式ハンドルのような作りに見えますが後ろ側からカバーがついているだけで、カバーを外すと普通のステムのように2つネジで留まっています。
そのためハンドル高さ調整などはやりやすいでしょう。
ステムの前側も通常と同じようにネジ留めとなっていましたが、上側は空気抵抗を意識してかネジ無しのフック式となっていました。
ところでYOU CAN大磯さんですが試乗車を貸し出す前に入念に各部の緩みがないかチェックされていました。
わりといい加減な状態で試乗車を貸し出すこともありがちですが、こういうところをしっかりやっているのを見るとショップの信頼度が上がりますね。
また、私のバイクから付け替えしたペダルについてもちょっとゴリゴリ感が出ているなど持ち主でもきづかなかった点を教えていただけたりととても参考になりました。
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