以前に同様の問題で一度対処しましたが、確率は低くなったものの速度が低くなる現象が起きました。
頻度が低いため無視してしまっても良かったのですが、ちょっと気持ち悪いので改めて対策を取ることにしました。
対策1
発生状況を確認してみると、43km/h以上など速度が速い時に起きていることが分かってきました。
状況としては速度表示が「43→35→43」と言うように一瞬ガクッと下がって戻るという感じです。
そこから推測するに、速度が速いとスピードセンサーで磁石の読み込みができなくなる瞬間があると思われます。
そこで前回同様にエラーが起きていない2号機との違いを確認することから始めました。
2号機では磁石とセンサーの間隔は5.2mmほどあります。

今回問題となっている1号機は6.9mmとなっています。

この差を埋めるために磁石の下にスポンジを貼りつけて磁石をセンサーに近づけてみました。

これで問題が解決したかと思っていたところ、まれにですがやはりエラーが発生しました。
対策2
2号機とほぼ同条件にしたにもかかわらずエラーが起きるため、対処方法に困ってしまいました。
そこで試しにとセンサーに標準で付いてくる磁石を使ってみたところ、全くエラーが起きませんでした。

この時、磁石とセンサーの間隔は9.7mmととても広いものでした。
となると単に距離だけが影響するのではないためそれ以外の要素を確認してみることにしました。
標準磁石のスペックは不明のため、二六製作所さんのHPにて同じ寸法のネオジム磁石の数値を参考にすることにしました。

対していままで使用していたものがこちらになります。

比較してみるとセンサーに影響する表面磁束密度が460:280mTと倍の差があります。
そこで磁石の大きさとのバランスを考えて、表面磁束密度が近いものを選んでみました。

3つとも注文して届いたのがこちら

それぞれ取り付けて試して見ましたが、どれも問題なく反応しました。

そこでスポークに安定して設置できる事と小ささから、NK094を使用することにしました。

従来の磁石よりは張り出しがでますが、純正品に比べたらまだ小さくて軽く済みます。
実走行でも試して見ましたが、エラーは発生しなくなりました。
小さな磁石を利用していてエラーする場合は、少しだけ大きなものに交換してあげると効果があるようです。
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