ビンディングシューズって発進のたびにペダルを軽く蹴りながら向きを整えてはめ込みますが、その影響で先端部分が削れてきますよね(ペダルのキャッチの仕方にもよりますが)。

このまま使っているといずれ穴が開いてしまうため、それを防ぐために補修してみることにしました。
いろいろ調べてみると各社から靴表面に接着もしくは補修するための接着剤が販売されていることが分かりました。
近くのホームセンターに行って見るとそのような品が数点販売されていましたが、今回選んだ品がこちらです。

ロックタイトの黒ゴム接着剤です。
他の品が50g入りだったのに対してこちらは100gと容量が多かったため選びました。
さて、修理するにあたってはまずは傷面を綺麗に整える必要があります。
まずは濡れタオルなどで表面の汚れをよく拭き取ります。
次に紙やすりで傷面の凹凸やバリを取り除くようなのですが、適切な番手の紙やすりが無かったため鉄ヤスリで表面処理を行いました。

やってみると千切れたゴム面がバリとなっていたので、鉄ヤスリの方が一気に削り取れてよかったような気がします。
表面処理が終わったら、傷面に接着剤を大胆にのせていきましょう。

この後修正するのでおおまかに必要な量を盛ってあげればよいでしょう。
接着剤が固まらないうちに付属のヘラにて傷面全体に広がるようにのばします。

するとこのように出来上がります。

多少凹凸がありますが傷ついたままの状態よりは良いですし、使っているうちにすぐに表面は削れてきますからこの程度の出来栄えで十分でしょう。
ところで補修が必要なシューズはこれ1つではなく、他にもこんな状態のシューズもありました。

こちらはなかなかのえぐれ具合で穴が開きそうです。
こちらも同じように表面を整えて、接着剤を塗ってあげるとこのようになります。

こちらのシューズではオレンジ色の部分まで削れていましたが、気にせず黒の接着剤を塗ってみました。

じっくり見られる場所ではありませんからこれで十分でしょう。
今回の接着剤は速乾性のものでしたが24時間ほど置いてから使用してみました。
修繕箇所はゴム状に密着してライドで使ってみましたが剥がれそうな気配はありませんでした。
これで1年や2年は持ちそうな印象です。
ちなみに今回3足のシューズを修繕してみましたが合わせて10g程度しか使用しませんでした。
よって50gの品でも十分だと思います(50g入りの方が種類が多い)。
また、今回の品のように接着がメインとなっている品が多いですが、表面の成形に使っても問題はなさそうです。
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