クリンチャータイヤやチューブレスタイヤがパンクした時の予備として、チューブを携帯している人は多いと思います。
この携帯チューブですが、いい加減な畳み方で保管していると
・最悪穴が空いていて使い物にならない
・保管状態が悪く劣化していた
・嵩張って邪魔になっていた
なんて事になるかもしれません。
そこでチューブをどのように畳んでおいたら良いかを紹介したいと思います。
事前確認
チューブを購入して、そのまま携帯している(または保管している)人もいるかもしれませんが、それではダメです。
なぜなら、まれにですが新品チューブでも不良品があり、穴が空いているなどの問題があることがあるからです。
パンクして使おうと思った予備チューブに穴が空いていたなんて最悪ですからね。
そこで面倒でも購入したチューブは、単体で膨らませてみて問題がないか確認してみてください(購入後すぐに行えば、不良での返品交換可能なはずです)。
この時に膨らませすぎてチューブに負担を掛け過ぎないようにしましょう(タイヤよりちょっと太いくらいまで膨らませれば十分です)。
確認する内容は空気漏れがないかと、チューブの一部が貼りついていて変形していないかなどを見てください。
空気漏れは小さいと分かりにくいのでよく観察するか、数時間そのままにして変化がないかみましょう。
空気抜き
チューブに問題がなければ、予備用として畳んでいきます。まずはチューブ内の空気をきちんと抜いてあげないと嵩張って邪魔になってしまいます。
そこで、バルブから一番離れた場所からチューブを巻きだして、空気をバルブ方向に追いやってください。
ある程度、空気が片寄ったらバルブを押して空気を抜いて、続けて巻いていきます。
バルブがある端まで巻けたら、残った空気を抜いて、逆流しないようにバルブを閉じておきます。
一度だけでは綺麗に空気は抜けませんので、再度広げて同じように端から巻きだしてください。
この時先ほどよりもきつめに巻いて、空気を完全に押し出してください(チューブを引っ張りながら巻いてあげると良いです)。
写真のようにピッタリと薄く端までできたら成功です。残った空気を押し出して、バルブを閉じてください。
もし、途中に空気が残っているようならもう一度同じことを繰り返してください。
畳み方
畳み方はいくつか方法がありますが、下記の写真を参考にやってみてください。
まず、最初に気をつけるのはバルブ付近の畳み方です。ここで無理をさせると開いた時に切れていたなんて事になりやすいので慎重に。
私は写真のように左からいきなり右に巻いて行かずに、一旦上方向に少し出して、折り返してから右に巻いています。
これはバルブのつけ根が一番弱いため、一旦反対方向に出してその部分にストレスがかかりにくくしています。
次に、右方向からバルブ近くへ向けて折り返していますがここも理由があります。
左から右に巻いてくる際に、いきなりバルブ近くに巻こうとすると左の角の角度がきつくなります。それを避けるためにこのようにしています。
バルブの左右の隙間を埋めた後は、全体を巻くようにしていきます。
私はこの状態で、購入時についていたゴムで広がらないように留めます。
この時注意することは、ゴムがきつくない事(しっかり留めようとひねって2重掛けなんてしないように)。きつく留めて時間が経つと、チューブが切れている可能性があります。
ラップ
折り畳んだチューブを、適切な大きさにカットした食品用ラップ(サランラップなど)できっちりと包んでいきます。
この時もラップとチューブの隙間に空気が残りやすいので、よく潰しながらラップします。
このラップをすることで劣化を遅らせることができます。
このようにラップを掛けて空気の入る隙間が無いようにします。
ラップのままだと剥がれてきてくるので、スーパーで貰える薄いビニール袋で包みます。
この時も空気を抜きながら、小さく閉じて、端を写真のようにねじります。
最後に、ねじった部分を結んで、余りをカットしたら完成です。
これでコンパクトで劣化も少なく持ち運びができます。
ただしビニールが弱いので他の物と擦れない保管が必要です。
私はツールボトル内に固定して入れているのでこれで大丈夫ですが、保管方法によってはもっと厚めのビニールで包んでください。
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