ヒルクライム&富士登山は予想以上に過酷だった

入山協力自転車紀行
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2週間前から計画していた富士登山ですが、天候が悪くなかなかチャンスがやってきませんでした。

閉山前の最終日に条件が整い、無謀なチャレンジが開始されました。

それは五合目までロードバイクでヒルクライムし、そこから登山を行って富士山頂を目指すというものです。

それも日帰りで実行するという結構難易度が高いチャレンジでした。

今回はロードバイク2号機で、登山と合わせて下記ルートでチャレンジしてきました。
https://www.strava.com/activities/7788005489
https://ridewithgps.com/trips/102596565

走行ルート
とがっている部分が登山箇所です

3時間半ものヒルクライム

当初、自宅から自走も考えたのですが時間的に厳しいため行きは電車を使うことにしました。

大船駅始発待ち
大船駅ホーム

AM5:10の東海道線下り始発電車を待っているのですが、土曜日の始発にもかかわらずそこそこ乗車客がいるのが驚きでした。

国府津駅から御殿場線下り始発電車に乗り換えたのですが、始発電車にもかかわらず上り列車の折り返し運転でした

御殿場線輪行
最後尾のベストポジションキープ

始発電車って空の車両がやってくるものと思っていたので、乗客が乗った列車が目の前にやってきたので不思議な気分でした。

私と一緒に乗っている人達をみてみると、その多くが富士登山を目指しているようでした。

御殿場駅に到着すると手早く自転車を組み上げて、一路富士山にむけて走り出しました。

富士山スカイライン

しばらくすると前方に富士山が現れて、近くだと赤い地肌がハッキリと見えました。

ただこの時にはあの山頂まで行くのだという実感がまるでなく、のんきに景色を楽しんでいました。

標高が上がれば涼しくなるだろうと長そでのサイクルウェアを着用してきたのですが、汗だくになってしまったのでインナーTシャツのみで走ることにしました。

天候が良すぎてヒルクライムには暑かった

ところでこの日は登山用に運動靴防寒ウェアなど荷物が多かったので、リュックを背負っていたのですが思いのほか腰に負担がありました

いつもの調子でヒルクライムしていると腰に痛みが出そうだったので、休むダンシングの使用頻度をあげて腰を伸ばすように心がけました。

どこまでも景色の変わらない上りに続き飽き飽きしていたところ、前方にクロスバイクが見えてきました。

富士山スカイライン
けっこうふらついていたので心配でした

この人もリュックを背負っていましたのでもしや富士登山へ・・・と思いましたが、走行ペースからみてそれは無さそうです。

すでに上り続けて1時間半も経ったころ、御殿場登山ルートとの分岐が現れました。

富士山スカイラインの御殿場ルート分岐

もう走るのも飽きていたのでここからの登山ルートに変更しようかなんて迷いもありましたが、それでは時間的に無理なことはわかっていました。

ここまできて初めて施設が現れ、森の駅 富士山と書かれていました。

森の駅富士山
ここでドリンク補給ができたかも

ここには私と同様に富士宮ルートで登山を考えている人が、自動車で訪れた際に駐車していく場所です。

なぜここに駐車していくかと言えば、その先にあるゲートから先はマイカー規制で入れないためです。

富士宮ルートのマイカー規制ゲート

自転車は通行可能なため、ゲートのスタッフさんに会釈して通り過ぎようとしました。

すると「名前は?」と大声で聞かれたため、あわてて名乗りました。

どうやら遭難者が出ないように名前のチェックを行っているようです。

あとは五合目まで行ったら登山開始だと、ちょっと気持ちが楽になった矢先にとんでもないものが目に入ってきました。

12.4km?

これってここまでの距離だよね?

恐怖に襲われながらも次の看板が現れるまで平静さを保つようにしていました。

12.2km

減っている・・・減っているってことはここから五合目まで12km以上のぼらなければならないって事だと悟りました。

すでにここまで2時間ほど上り続けているのに、まだ12kmも上らなければなりません。

もちろん登山のためペースを落として体力温存していたので12km上ることは難しい事ではありませんが、五合目までたどり着いた時に体力が残っているかがあやしくなってきました。

しかしながら時間的猶予もありませんので、できるだけ無理をせず上り続けるしかありません。

そうして肉体的にも精神的にも削られながら上り続けていたところ、後方から1台のロードバイクが追い抜いていきました。

下りのロードバイクも同時に

純粋にヒルクライムを楽しんでいるようでしたが、ペースメーカーにならないかと少しだけ追走してみることにしました。

ただすぐに置いていかれましたけどね。

ここまでは7~8%の斜度が続くためそこまできつくは無いのですが、後半にきてところどころで10%超える場所が出てきてこたえます。

時間の関係で止まって休むわけにはいかず歩いています

さすがに3時間近く上り続けているため、脚が痙攣けいれんしそうになってきたので少し歩くことにしました。

3分ほど歩いてみたところ思いのほか気力が復活しました。

やはり休憩は必要ですね。

そうしてやっとの思いで3時間半にもおよぶヒルクライムを終えて、富士宮登山口(五合目)まで到着しました。

富士宮ルート五合目駐車場
右手の柵のところに駐輪して登山しました

岩だらけの山道

さて、靴や服装を着替えてここから登山開始です。

富士宮ルート
ロープ手前がルートです

それにしても富士宮ルートは溶岩が固まった部分が多くとても歩きにくいものです。

すると団体客のガイドが「できるだけ小さな歩幅で細かく歩くように」とのアドバイスをしていました。

普段の登山ならそんなことは気にせずにガツガツ進むところですが、この日はアドバイスに従いできるだけ体力温存した歩行を心掛けていくようにしました。

しばらく進むと六合目の宿が見えてきました。

五合目の売店が火事で閉店となり水分がなくここで購入することにしたのですが、何と500mLペットボトルが300円もします。

富士宮ルート六合目
自販機は動いていなかったので店内で購入

山料金で仕方ないことなんですが、高すぎない?

道は岩が多いいのですが、この程度であれば左右に回避しながら登ることが可能です。

富士宮ルート
この辺りは登りやすいほうです

しかしながら一面溶岩となると少しでも足場の良い場所を見つけながら登らなければならず、考えながら登るのがまた疲れます。

富士宮ルート
ここでは手も使ってよじ登りました

五合目から六合目が近かったため楽勝かと思ってしまったのですが、七合目までが遠くて足が進まなくなってきました。

ちなみに六合目が近かったのは富士宮ルートの五合目が高所にあり、六合目までの距離が短かったためです。

やっとの思いで休憩できる場所までたどり着くと、皆疲れ切ったように休んでいます。

その後も登っても登ってもたどり着かないため、気持ちが何度も切れそうになりました。

富士宮ルート
岩場のクライミングのようです

そこで仕方なくコースの途中で休憩してみたのですが、3分もすると気力が復活してきました。

これはチャリでのヒルクライムで慣らされている効果でしょうか?

砂地で足場が滑る場所を登っていると、すぐ前にいた人が何やら変な動きをしています。

富士宮ルート
視界が広がり目的地が見えると辛くなる

どうしたのかと見てみると、靴底がベロンとすべて剥がれてしまっていました。

イメージ画像

あまりに路面が厳しいため、強度がなく使い古した靴だと剥がれることがよくあるようです。

そうして苦しさに耐えながらも登って行くと、ある地点から急に身体が順応してきたのかそこまで苦しまずに登れるようになってきました。

それでも行程はおそろしいほど長く、九合目に着いた時にはここでギブアップしようかと思ってしまいました。

富士宮ルート九合目
このあたりが一番つらかった

山頂、そして帰路が長い

ボロボロになりながらも何とか登頂することが出来ました!

富士宮ルート頂上
この時の達成感は半端ない

しばし休んで周りを見渡してみると、なぜかすでに神社売店も閉まっていました。

富士宮ルート頂上
最終日のためか閉店が早い

売店に関しては本日の5時までと書いてあったのに、到着した2時の時点ですでに閉まっていました。

ちなみに五合目を出発したのが11時なので、3時間というハイペースで登ってきてしまいました(標準時間は5時間)。

予定通りの時間に登頂できたのですが、帰路を考えるとあまりもたもたしているわけにはいきません。

富士宮ルートは下山路も同じ道を通るため、溶岩道を下りなければならず下山時も足の負担が大きくなります。

富士宮ルート

そのため登りで痙攣けいれんぎみだった太ももが両足ともってしまいました

普通であれば緊急事態なのですが、普段の走行で足攣りには慣れているので使う筋肉を切り替えて戻ることができました(こんなところでもチャリでの経験が役に立つなんて)。

後はチャリにまかせて下ればよいのですが、このころには霧が立ち込めてきて油断していると危ない状況でした。

何とか無事にゲートまで戻ってくると、スタッフさんがこちらを見ているので今度は先に名前を申し出ました。

すると分かってますよって感じで「気をつけてお帰りください」と見送ってくださいました。

たしかにこの時間に下ってくる自転車は私くらいしか残っていないのでしょう。

水分やら補給するためにふもとのコンビニに立ち寄りました。

荷物を背負った私の姿を見て店員さんが「どこから来たの?」と聞いてきたので、「大船駅近くから来ました」と答えました。

すると今日はどちらまでと聞くので、「大船まで帰りますよ」と答えると驚いた顔をしていました。

あまりに驚いていたのでそれ以上説明しませんでしたが、「驚くところはそこではな~い!」と心の中で叫んでしまいました。

帰りは時間があるので自走で帰りましたよ。

真っ暗な道が多くて大変でしたが、無事帰宅することができました。

リヤライトと警報器が一体となって便利。日中のディライトとしても使えます。

今回のヒルクライム&登山ですが、時間的にはほぼ予定通り行動することができました。

ただ荷物を背負ってのヒルクライムで思った以上に体力を削られ、富士登山も思った以上に過酷で厳しいものでした(特に富士宮ルートは溶岩場が多い)。

終わってしまえば楽しい思い出ですが、もう二度とやりません。

自転車紀行
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