先日Giantストアにて最新モデルの試乗会を行うということで厚木まで行ってきました。
現在は在庫不足とあってGiantといえども最新車に試乗するのはなかなか難しくなっているので、この機会を逃すまいとそれだけのために出かけてきました。
今回の会場は厚木市内にありますGiantストア厚木店です。
Giantストアは平塚店、大和店、港北店には何度か訪れたことがあるのですが、厚木店は初となりました。
店についてみると何やら外に沢山の自転車があるが、試乗車でもないし・・・もしやすでに試乗待ちが沢山きているのか?
な~んて事はなく、用意された試乗車を並べるために中に置いてあったバイクを外に出しただけでした。
試乗会は11:00からなのですが、11:08に到着しているなんて私だけでした。
ではさっそく気になっていた車種を一気乗りします。
PROPEL ADVANCED PRO 0
まずはPROPELのADVANCED PRO 0でFORCE ETAP仕様となります。
PROPELの中ではフレームはセカンドグレードとなります。
このバイクは適度にウィップ(しなり)があってダンシングのタイミングが取りやすく、初速からの伸びが素晴らしく、ちょっとうらやましくなりました(私の1号機比較)。
初速の伸びはそのまま中速まで維持されて気持ちよい加速を続けてくれます。
もちろん加速した速度の維持も容易ですし、乗り心地もまずまず良い感じです。
唯一難を言えば、中速域まで伸びていた感じが高速域で感じられないことです。
もちろん高速が伸びないわけではないのですが、そこまでがあまりに気持ちよいのでちょっと目立ってしまいます。
PROPEL ADVANCED SL 0
つぎはPROPEL ADVANCED SL 0でPROPELのハイエンドモデルとなります(DURA ACE Di2仕様)。
なかなかすごいカラーリングなのとホイールにGiantが相当力をいれているCADEXホイールが標準装備されいるモデルです。
このバイクはフレームが高剛性なためウィップがほとんどありません。
そのため初速から加速していく時にダンシングのタイミングが難しく、さきほどのPRO 0のような気持ち良い加速感がありません。
中速域でもそれは同じで、もしかしてこのバイクって失敗作?って思ってしまいました。
ところが高速域に入ったところで本領を発揮しだして、グイグイと進んで行きます。
どこまでも伸びていきそうなその勢いに、思わず「すげ~」と言ってしまいました。
この高速での伸びにはCADEXホイールもあきらかに貢献していて、スポークまでカーボン製であるのは伊達ではないことを見せつけられました。
ただ横断面が広いのに車体が軽めなため、横風にあおられるとちょっとよろけそうになります(エアロロードで軽量なバイクに共通する欠点ですけど)。
TCR ADVANCED SL 0
今回はPROPELを体験しにきたのですが、せっかくなのでTCRも試させてもらいました(SRAM RED eTap仕様)。
私の2号機であるTCRもそうなんですが、相変わらずTCRは無個性なバイクです。
無個性なのは面白みが無いとも言えますが、いかなる条件下であっても高いパフォーマンスを発揮してくれるバイクであることも確かです。
軽量で上りに強いのはもちろんのこと、加速性の鋭さも一級品です。
私の2号機もADVANCED SL 1と今回の試乗車に近いグレードであったのでどれほどの進化があるのか興味があったのですが、正直大きな違いはありませんでした。
当時に比べ電動化されている違いはありますが、値段が倍もするわりにはそこまでの違いは感じ取れませんでした。
まとめ
続けて3台乗ることができたためいくつか気づいたことがあります。
PROPELに関しては楽しむのであればセカンドグレードのADVANCED PRO 0の方が適していると思われます。
ADVANCED SL 0は高性能なのですが、その高性能さを感じ取るには常に高いレベルの走りをしていないとなりません。
それができる人なら良いのですが、多くの人にはADVANCED PRO 0の方が楽しめるでしょう。
また最新シマノDi2からSRAM RED eTapに乗り換えてみて感じたのですが、eTapのブラケットがデカすぎです。
eTapに関しては現行モデルになって変速スピードが改善し実用域に達したため、好意的なイメージしか持っていませんでした。
しかしながらコンパクトになった最新シマノDi2と比べてしまうと、あきらかに大きすぎでちょっと残念な印象しか残りませんでした。
余談ですが、アンケートに答えていただいたステッカーがあるのですが、
これってどんな使用用途が考えられるでしょう?
Giantユーザーである私でさえ困るのですが、他メーカーユーザーだったら尚更困るでしょうね!
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