タイヤの空気圧は過去に感覚をもとに検討したことがあり、その後微妙に変えてきた経緯があります。
現在は 前輪:6.0bar 後輪:6.2bar くらいで使用しています。
しかしながら最近はもっと低圧が推奨されているようなので、いま一度空気圧を見直すことにしました。
以前のように感覚だけに頼ると今までの慣れが影響してしまうため、今回は空気圧計算サイトを使ってみることにしました。
事前準備
計算サイトを使うにしても事前に入手しておかなければならないデータがいくつかあります。
まずはバイクの重量なんですが、あらためて装着品無し(ツールケースやボトル無し)で測ってみたところ次のようになりました。
左の1号機が7.9kgで、右の2号機が6.8kgでした。
んっ?1号機が思いのほか軽く、2号機がちょっと重いか!
1号機はカタログ重量が8.2kgでしたが、ホイールやハンドル・サドル・コンポ類の変更で軽量化されたのでしょう。
2号機はカタログ重量が6.6kgでしたが、ペダルとライト&警報機で重量が増えたものと思われます(1号機にもそれらは追加されているんですけどね)。
さて、他に調べておかなければならないデータとしては装備品の重量があります。
これらの重量を測ってみるとなんと1.8kgもありました(ボトル内には300mlくらいの水を入れてあります)。
その他、計算に必要な数値は以下の通りです。
バイク 重量(kg) | 装備品 重量(kg) | ホイール 内径(mm) | タイヤ 幅(mm) | タイヤ実測 幅(mm) | 私の体重 (kg) | |
1号機 | 7.9 | 1.8 | 17 | 25 | 26.9 | 63.3 |
2号機 | 6.8 | 1.8 | 17 | 25 | 26.1 | 63.3 |
AXS SRAM.COM
まずはスラムが提供するサイトにアクセスして算出させてみたいと思います。
https://axs.sram.com/guides/tire/pressure
結果にある通りなんですが、ここで1つ疑問点が出てきました。
バイク重量および私の体重については入力欄はありますが、携帯品の重量が反映するところがありません。
そこで携帯品の重量をライダー体重に加味した結果を、先の結果とともに表にしてみました。
FRONT | REAR | FRONT 携帯含む | REAR 携帯含む | |
1号機 | 5.31 | 5.64 | 5.34 | 5.68 |
2号機 | 5.27 | 5.61 | 5.31 | 5.64 |
携帯品を含んでも数値の差はわずかなものです。
SILCA Pro Tire Pressure Calculator
念のため、SILCAのサイトでも算出させてみました。
https://silca.cc/pages/sppc-form
このサイトではライダーの体重とバイク重量と携帯荷物の重量の合計を入力するので答えが1つになります。
FRONT | REAR | |
1号機 | 5.15 | 5.25 |
2号機 | 5.45 | 5.60 |
まとめ
これらの結果を1つの表にまとめると次のようになります。
FRONT | REAR | FRONT 携帯含む | REAR 携帯含む | FRONT | REAR | ||
1号機 | 5.31 | 5.64 | 5.34 | 5.68 | 5.15 | 5.25 | |
2号機 | 5.27 | 5.61 | 5.31 | 5.64 | 5.45 | 5.60 |
2号機に関してはどちらの計測でも似たような結果になりましたが、1号機では差が出ています。
試しにSILCAのサイトで数値を入れ替えて試してみて分かったのですが、影響のほとんどが実測のタイヤ幅によるものと分かりました(重量は1kgくらい違っても数値にはほとんど影響なし)。
1号機と2号機ではタイヤの種類が違うために、実際のタイヤ幅に0.8mmもの差があります。
SILCAのサイトではタイヤ幅が1mm単位でしか入力できないため、0.8mm差は1.0mm差として入力しなくてはなりません。
ここでそれぞれのサイトの問題点をあげてみると、
SRAM・・・タイヤの実測幅が考慮されていない
SILCA・・・タイヤの実測幅の影響が大きいのに、入力が1mm単位でしかできない。また、実測幅は空気圧の影響を受けるので、どの値の時に計測すべきかが不明(だって空気圧をこれから決めようとしているんだから)
ということで、求められた数値は目安として1号機・2号機とも
F:5.4bar R:5.6bar あたりから実走で適切な数値を探ってみたいと思います。
いや~いろいろ計算してみて余計混乱してしまいました。
ただ今よりももっと低圧で良い可能性がありそうなので、そのあたりを後日テストしてみたいと思います。
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