先日のライドの途中でMadone SLR 7 Gen 7の試乗を行ってきました。
Madoneは昨年「日本バイシクル・オブ・ザ・イヤー2023」を受賞して注目されたため人気があって試乗する機会がありませんでした。
今回やっと新しくなったMadoneを試乗することができました。
今回試乗車をお借りしたのはTRIP CYCLEさんで横須賀市にあるサイクルショップです。
何度も目の前を通ることがありましたが立ち寄るのは今回が初めてです。
TRIP CYCLEさんはTREK専門店となりますので、取り扱っているバイクはTREKのみとなります。
展示している車種が多いのでTREKに興味があれば寄ってみるといいですよ。
今回お借りすることができた車種はMadone SLR 7 Gen 7となり、最上位のMadone SLR 9に対してコンポのグレードが違う(デュラとアルテ)こととホイールのグレードが違うだけでフレームは同じものとなります。
実際に購入するとなった場合、Madone SLR 7 の方が現実性があるため適した試乗と言えます。
実際に試乗してみてまず感じた事はリヤ周りがやけにガッチリとしていることです。
初めのうちはリヤが地面に押し付けられているような感じさえ受けて鈍重にも感じてしまいました。
ところが速度をちょっと上げるとそんな印象はなくなり、最近では少なくなったエアロロードらしい加速をし始めました(高速巡航も気持ちいい)。
最近のエアロロードはオールラウンド的要素が増えたからニャ~
その加速感を味わってからは鈍重な印象はまったくなくなりました。
ただしどうしても発進時のちょっとしたもたつきがありますが、どうやらそれは標準装着のタイヤがミドルクラスであることが原因のようです(なのでタイヤ交換で解決しそう)。
そうして走り1時間弱走りこんでみましたが、リヤの剛性の高さは良い意味で最後まで感じ取ることができました。
ショップの方の説明では特徴的なシートチューブのIsoFlow(V字部分)が剛性感に影響しているのだろうとのことでした。
今回の試乗は1時間ほど可能だったのですが、当初は基本的なテスト内容を20分ほど行って返却する予定でした。
ところが乗り始めてみると楽しさが上まわってしまい、20kmほどの距離を走りこんでしまいました。
久々にエアロロードらしい加速に酔いしれてしまい楽しんでしまいました。
ただ良い点が多いバイクですが1つだけ欠点があります。
それは上り斜面でケイデンスが極端に落ちた時に車体全体が重く感じて進みが悪くなることです。
この辺りはタイヤやホイールを替えることで解決するかもしれませんが、エアロロードらしい欠点なので個人的にはあまり気になりません。
ところで上の写真の馬堀海岸を走っていた時に途中で抜いた外人さんが信号停止で必死においついて来て話しかけてきました。
「すごく良いバイクですねぇ~」と誉めてくれました。
真っ赤で目立つバイクですし、後ろから見た形も特殊ですからね。
もちろんレンタル中なんだと伝えましたけど。
久々にエアロロードらしい良いバイクに出会うことができました。
日本バイシクル・オブ・ザ・イヤーを受賞したのも納得の1台でした。
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