先日、SBC湘南藤沢店さんにてメーカー合同試乗会が実施されたので行ってきました。
合同試乗会というくらいですから、何と8メーカーの試乗車が準備されていました。
普段販売待ちの車両が並ぶ店内が試乗車だらけ。
その中で新型となったばかりのTCRに試乗することができました。
新しくなったTCRは相当すごいらしいと情報が入ってきていますし、TCRを乗っている私としてはとても気になる存在です。
この日お借りしたのはハイエンドモデルであるTCR ADVANCED SL 0でした。
Giantの場合上位モデルには下記のようなISPシステムをシートポストに採用しているため、乗車できる股下寸法に制限があります。
※シートポストをカットして高さ調整するため、調整幅がとても狭い。
私の場合、調整幅でギリギリ下限にして乗ることができました。
ということは、このSサイズに乗る他の人はもっと脚が長いって事か~い!!!
まぁそれはいいとして、30分ほどお借りできたのでいろいろと試してみました。
まず乗ってみて最初に感じたことは車体がコンパクトという印象を受けます。
大きさが小さいということでなく、何か中心にギュッと締まっている印象を受けました。
剛性が高くなっていることや重量配分が私のTCRとは違うためかもしれませんが、一回り小さい車体を扱っている感覚があります。
私のTCRも同じSサイズですし、ADVANCED SL 1であるため重量もほぼ一緒です。
乗り味のフィーリングは基本従来と一緒で無機質な感じです。
ガチガチな硬さではなく適度な剛性感なところは好感が持てますが、乗り味のフィーリングに面白みがありません。
上り坂を試してみましたが、スイスイとよく上ってくれるところはさすがTCRです。
上りでのダンシングもやりやすくてこのあたりの特性は従来から変わらず優れています。
平地でスプリントをかけてみたところ、掛かりも速度の伸びもなかなかのものでした。
ただ途中で気づいたのですが、平地での速度の伸びは履いているCADEXホイールが相当効いているようです。
このCADEXホイールはスポークまでカーボン製というとんでもないスペックで、Giant乗り以外からも注目を集めているホイールです。
私は初期型のCADEXホイールをマイバイクにつけて試したことがあったのですが、その時にはそこまでとは感じませんでした。
ところが最新型のCADEXホイールはものすごく進化していて、空気を切り裂いていくようなイメージさえあります。
また、このCADEXホイールはいまどき珍しくラチェットが爆音なため、”CADEX様のお通りだい”というような気分にさせます。
さて新型TCRの評価ですが、従来型の特性を残しつつ剛性感が上がっています。
上りから平地での加速性までオールラウンドに高性能です。
性能面では何も不満はありませんが、あとは無機質なフィーリングを気に入るかどうかでしょう。
後日、ORBEAバイクの感想もお伝えします。
コメント