またまた不意な思い付きで都民の森へ行ってみようと考えました。
都内からでしたら脚試しにちょうど良い峠のようなのですが、我が家がある鎌倉(正確には横浜と鎌倉の境)からでは麓にたどり着くだけでも難易度が高い行程になります。
それでも何とかなるだろうといつもながらの楽観視して出かけてしまいました。
さすがに厳しそうだとは感じていましたので、軽量なロードバイク2号機にて向かいました。
https://www.strava.com/activities/5947457132
https://ridewithgps.com/trips/75101431
体力温存しながら相模湖へ
今日は距離も時間もいつもよりかかりそうなので少し早めに出かけました(と言っても8時過ぎ)。
本当は昨日出かけるつもりだったのでしたが天候が悪く、延期してみたのですがあまり変わらない怪しさです。
行程が厳しいのは分かっていたため、最初から省エネモードで向かうと決めてペースを守って走りだしました。
しばらくして雨が降り出し、空も暗くなってきたのでちょと不安になりました。
そこで予報を再確認してみたところ、出発時には無かった雨マークが。
迷ったのですが悪化しそうもありませんし地域が変われば状況も変化しますので、様子を見ながら続行することにしました。
最悪濡れる事は覚悟したニャ~
いつも避けていたバイパス風の道ですが、よく通る海岸線の道路に比べたらたいしたプレッシャーもなく楽勝でした。
今日は厳しい行程なので好き嫌いを言っていられませんから、普段避けるような道も近道なら使って行きます。
二車線あるうちは良いのですが途中から一車線となるため、横須賀水道道の名残りの直線路へ回避しました。
この道は微妙に狭いので相互通行ができないため、自動車どうしだと退避場所で待たなくてはなりません。
そのためか向かってくる自動車はそこそこいるのですが、後からくる自動車は無いのでとても走りやすいところです(自転車だとどこでもすれ違いできます)。
川沿いの道を走っていると1台のロードが追い抜いていったので、追走したい気持ちがふつふつとわいてきました。
ただここでパワーを使ってしまっては帰りに地獄を見そうなのでグッと我慢をして見送りました。
オリンピックのピクトグラムを使った応援旗がある場所を通りかかると、オリンピック前よりも多くのロード乗りが記念撮影で訪れていました。
どうやらオリンピックで知れ渡って多くの人を集めているようです。
面白かったのがその人たちのすぐ奥で警察官が違反取り締まりをしていたことです。
普通ならこっそり隠れているものですが、陽気に写真を撮っている人たちの横で黙々と働いていました。
今日はこの場所から裏道に入ってみることにしました。
探索を目的というよりは単に都合が良い道だったので使ってみました。
ところが目の前に嫌な角度の坂道が見えてきました。
体力温存で気持ちが乗らなかったために、いきなり足付きをしてしまいました。
それでも乗り直してやっとまともな道に出たかと思ったところ、
またもいやらしい道が続いていました。
相模湖手前の上りにてバスが追いついてきたのですが、追い抜いてくれず後ろに張り付かれてしまいました。
とは言え回避する場所もないので何とか頂上までたどり着き、そこからはこちらの得意分野となるので飛ばしていきます。
下り区間に入ってからは巧みなコーナーワークで、一気に2コーナーほど引き離すことに成功しました。
どこまでも続くアップダウン
中央高速道相模湖インターを過ぎたこの場所から裏道に突入します。
もっと荒れた道を想像していましたが、思ったよりも良い道で自転車で走るには文句がありません。
裏道から街道へ出てみると見覚えがある店などがありました。
以前、ラピュタ坂に挑戦した時に通った場所ですが、今日の目的地よりもずっと近いのでラピュタ坂に変更しようかとつい思ってしまいました。
ここまでも結構なアップダウンを超えてきましたが、ここからは更に本格的に峠を超えて行かなくてはなりません。
ちょっとしたヒルクライムをこなすくらい上り続けてやっと頂点が見えてきました。
頂点を過ぎれば下ることになるのですが、また上ることになると分かっているので「あまり下らないでくれ~」と祈るばかりでした。
・・・しかながら坂はどこまでも下っていく・・・
ちょっとした街並みに入ったのですが、それとは関係なく道はずっと上り続けました。
おまけに途中でドーナツ舗装の急勾配が現れるなんておまけまで付いて、何てすごいところに住んでいるんだと感心しながらも歯を食いしばって走り続けました。
よっしゃー!上りきったと喜んでみたものの、急勾配を下ればまた上りとなるため複雑な気分でした。
長い下りを終えると予想通りすぐに上り道が待っていました。
「平地をくれ~」(心のさけび)
もう最後の上りだろうと思っていると傾斜が変わり、「また下るんか~い」と叫んでしまいました。
湿気と小雨でレンズが曇りだし、目の前の霞んだ山に向かうということでメンタル面でもダメージが大きくなっていきました。
ここまで1台のチャリにも出会いませんでしたが、ここに来てまれにすれ違うロードが現れるようになりました。
やっと都民の森が近づいた感があったニャ~
それにしても最後の上りは長すぎです。
ここまで何とかセーブモードで走ってきましたが、温存していた脚力を使い果たしそうになってきました。
必死に上り続けましたが、すでに13時半を過ぎたのでこの場所で時間切れで諦めることを決断しました。
残り距離は16kmほどなのですが、ずっと上りでペースも落ちてきたので1時間以上かかります。
このまま無理して向かうと帰路が暗くなるうえに、脚力が持つか不安もあったのでくやしいですが今日はここまでとしました。
帰路では汗と涙でたびたびレンズが曇るため、時間節約で走りながら対処しました。
いや、涙は出て無かったニャ~
少ない休憩時には脚の柔軟運動を行って回復を試みたのですが、逆に脚がつりそうになったりとボロボロでした。
何とか中央高速沿いまで戻ってきたところで、余計な裏道にチャレンジしてみたところ上りばかりの道でした。
もう少しで頂上だというところで、左脚の太ももが痙攣。
それでも慣れたもので左脚をかばいながらそのまま坂を上り続けました。
すると高速道路を見下ろすように掛かる橋が現れました。
その後も何度か左脚はつってしまい、最後には右足もつって力が入らない状態となりました。
それでもあの場所で中断したため、かろうじて苦行となるほどまでは至らなく帰ることができました。
次回はもっと早く出発して、途中休憩をしっかり取りながら望みたいと思います。
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