前投稿の2部構成目の湘南国際村ヒルクライム編となります。
湘南国際村のコース完全攻略って何?って思われた方もいるかと思います。単にメインコースを走ってくるだけなら、迷うような複雑なところではありません。
しかしながら、初めての人や初心者がメインコースだけでなく、他のコースがあることを知ってもらえたらと思い記載しました。全コース動画にて紹介していますので、これから向かう際の参考にしてもらえればと思います。また、ヒルクライムを行う際のアドバイスも記載しています。さらに昼食場所の穴場スポットもあります。
湘南国際村・表コース
一般的には山側のトンネル前からスタートする方を表コースなどと言われています。出発点は「湘南国際村入口交差点」で統一されていますが、ゴール地点の解釈が2つあります。1つは登坂が終わった「元、水の広場入口」で、もう一つが「頂上のロータリー」です。ロータリーだと無駄に平地部分があるため、今回は「元、水の広場入口」を採用します。ちなみにこの入口の先には広場とレストランがあったのですが閉鎖され入場できません。ただ左斜め上に登る入口は存在するので分かるかと思います。
距離は2.7km、平均斜度5.6%、標高差156m。コースの前半は斜度8~9%で部分的に10%を超えたりします。後半は5%くらいで、最後に8%ほどになります。
では、表コースをご覧ください(映像はゴール後に頂上のロータリーまで行っています)。
※自動画質のままだと見にくいため、画面右下・歯車マークの設定より720Pがおすすめです。
写真での解説
スタートの交差点では手前の歩道で待機して、歩行者信号が青になった時にスタートするのがおすすめです。
なぜなら、渡った先でのスタートだとすぐに斜度がつきだして適切な速度でスタートできません。また、写真左のトンネル側でスタートすると、待機している自動車が多数横を抜いていくために大事な序盤のペースが作りにくくなります。
写真の場所からのスタートだと正面の対向車線から国際村方面に曲がってくる自動車も少ないため、スタート時にあまり気にすることなくペースを作れます。
このコースで気にしなくてはならないのは、直線部分が長い事です。
あまり先をはっきりと見てしまうと、精神的にダメージを受けます。なのであまり遠くを見ないようにするのですが、下を向いてしまうと呼吸の軌道が確保できなくなるのと、胸が閉じてしまうため基本的には顔は上を向いたままとします。周りの木々などを見て、気持ちが切れないようにつとめます。
トンネル部分に入ると途中から斜度が緩むため、タイムを狙っているなら加速必須です。
ただ、少し先で再度シフトダウンするため、フロントギアは変えずにリヤで調整する程度で良いと思います。
コンビニエンスのT字路を左折した後は、斜度が少し緩むので勝負所です。ここで頑張れるように体力配分をしておく必要があります。そして傾斜が無くなる手前ではスタンディングなどで残った体力を出し切りましょう。
写真の先で一旦下りになります。残った体力と相談して加速してください。
緩い下り区間に入ったら、フロントをアウターに切り替えます。力でなく効率良いペダリングで加速しましょう。
加速のまま先の短い登りに入って、アウターギアのまま押し切りましょう!
写真の部分がゴールです。タイムは8:45でSTRAVA順位439 /1674位となりました。個人的にはまずまずのタイムではないでしょうか。
このあと、先のロータリーまで足を休めて回復をはかると良いでしょう。
このロータリー部分が頂上となります。ヒルクライムでの乳酸を消費するならこのあたりで回復走行をするのが良いですね。
湘南国際村・裏コース
海岸線側スタートするのが裏コースです。裏コースは地点の解釈が沢山あり、どれが主流と言うわけではありません。大きく分けてもスタート地点が「海岸線とのT字路」「トンネル出口」「トンネル出口の先の傾斜が強まったところ」などがあります。本来は「海岸線とのT字路」が分かりやすいとは思うのですが、GPSのみで計測するとすぐにトンネルのために正しく計測できない事が予想されます。同様に出口スタートもすぐにGPSが回復しない事があるかと思います。
ゴール地点は3か所。「コンビニのT字路」「元、水の広場入口」「頂上のロータリー」です。裏コースの場合、コンビニのT字路にて右折が必要となり、自転車は二段階右折のため信号待ちが発生します。よって「コンビニのT字路」ゴールが適切でしょう。
今回は、「海岸線とのT字路」~「コンビニのT字路」を裏コースとして紹介します。
距離は2.3km、平均斜度5.4%、標高差127m。2個目のトンネルから斜度5%でその後9%、左折後は4%くらいになります。
では、裏コースをご覧ください。
※自動画質のままだと見にくいため、画面右下・歯車マークの設定より720Pがおすすめです
写真での解説
スタートしてすぐのトンネル内は平らなので飛ばせますが、ここで心拍数を上げてしまうとその後辛くなるのでほどほどに。
2つ目のトンネル途中から斜度が上がって、しばらくすると若干の下りになります。
この先から若干下りになります。右側の看板(裏向き)が目安です。ここでも無理をしない程度に加速します。
表コースと斜度は大差ないはずですが、裏の方が精神的に楽なんですよね。おそらく直線部分が表ほど長くないためだと思います。気持ちの問題なんですねぇ。
とは言っても登坂車線(ゆずりレーン)が現れる区間に入ると、さすがに苦しくなってきます。
疲労が溜まってきていることもありますが、斜度が少しきつくなってきます。
左折部分で平らになるので息を整えつつ、ペースアップに備えます。
ここから先は、前半より斜度が緩いため速めの速度を維持することにつとめます。
そしてコンビニ前のT字路にてゴール
タイムは7:22でSTRAVA順位482 /2188位です。表コースの後だったのに、こちらの方が成績が良かったです。
第3のコース
ここは、頂上看板横から入ります。ここは「めぐりの森」を通る市道となりますので、途中道路外に出たり、植物の採取を行わないでください。自動車の通行はありませんので、散歩している歩行者や飼い犬のみ注意をはらってください。
写真での解説
ここは斜度が特にきついわけでもないのでどのように利用するかなのですが、技術練習に適した場所だと思います。歩行者もあまりいませんので、少々ふらつきながらの練習もできます。
ここが坂下の終点となり、この先は大楠山へのハイキングコースとなります。
今回は上りで片足漕ぎの練習を行いました。
ペダリング技術だと下死点の通過方法が問われたりしますが、この練習だと上死点の通過の方が難しいです。引き上げてきた力を押し下げる力に切り替える際に、スムーズに切り替わりません。映像にもあるように上死点でガンって音が鳴ってしまいます。
そうそう、下っている途中でなんと、大きなヘビに出会いました!!道の真ん中で休んでいたので、踏まれないように草むらまで追い立てておきました。
その他コース
住宅街コース
国際村センター裏側の住宅街のコースとなります。下りでの利用でも一部上りになります。
川沿いコース
裏コースの川向こうのルートになります。トレーニング中でも飽きてきたら利用しても良いでしょう。季節によっては川岸に花が咲いていたと思います。
湧き水コース
ここも裏コースにあるルートです。このコースを利用することで、頂上から下って、湧き水コース→裏コースへとつなげることができるため、Uターンせずに1筆書きで走ることができます。
また、不動尊の湧き水は有名で、週末には多くの人がタンクを持ち込んで給水しています。
何本ものタンクに給水している人がいましたら、ひと声かければドリンクボトル1つなら先に入れさせてくれます(たいていはボトルを持って待っているだけで譲ってくれます)。
ランチタイム
多くのロードバイク乗りは昼食に途中にあるファミリーマートを利用するかと思いますが、夏場の暑い時などに下記を利用してみてはいかがでしょう。本格的なホテルレストランの対応が受けられる穴場スポットです。
ここは中央福祉学院という研修センターになります。その1階にレストランACTYがあり、レストランだけの利用も可能です。
ただし値段が少し高いのが難点で、今回注文したライトミールセットで1000円となります。このセットは2種類のパスタと2種類のカレーライスの中から選択したものにサラダが付きます。他はマグロ丼のセットが1900円。ランチコースが2900円だったでしょうか。
量は軽めですが、味はホテルのカレーらしい奥深いものです。トッピングが複数ついていたので全て試しました。普段カレーに福神漬けやラッキョウも付けないのですが、ここのトッピングは全て美味しかったですね。いや~量がもう少し多ければいう事無しですね。
ちなみにこの施設にはバイクラックなんてものはありませんので、バイクは玄関近くの邪魔にならない場所に停めてください。
今回の走行記録は下記の通りです(国際村以外の部分は前投稿の部分)。
https://www.strava.com/activities/1517562401
PCの場合「分析」に切り替えることでスピード、推定パワー、ケイデンスを見ることができます。スマホの場合はSTRAVAアプリでは同様のデータを見ることができます。
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