タイムアタック用に所持していたロードバイク2号機ですが、さすがにその利用だけでは勿体ないからと最近は通常ライドにも使うようにしました。
タイムアタック用なので軽量化のためにペダルはSPD-SLを使っていましたが、通常ライドで使用していると不便が生じてきました。
私の場合は行った先でいろいろと歩きまわるので、SPD-SLでは歩きにくいだけでなくクリートが削れてしまいます。
そこで1号機同様にSPDペダルを導入することにしました。
どのタイプにしようか迷いましたが、1号機でPD-A600を使用しているため後継であるPD-ES600を選びました(軽量でかつ見た目も小さいため)。
取り寄せ品だったのですが、メーカー在庫が切れていて1か月以上待たされてしまいました(特に困りませんでしたけど)。
中身はペダル2個とビンディング2個、そして多言語で書かれた説明書が入っています。
使用前に行うべき事
届いたままの状態でも使えるのですが、やはり使いやすいようにここはカスタマイズしてから使いたいと思います。
まずはビンディングの固定力の調整です。
矢印のネジを回すと固定力(解放力)が変わりますが、私は-(マイナス)方向に目いっぱい回して最弱にセットします。
ちなみに回し始めは抵抗があってネジがあまり左右に回りませんが、少しづつ左右に回して馴染ませていくとグリっと回りだします。
回り出したら下記のようにプレートがくっ付いた状態が最弱状態となります。
ちなみに固定力の強さは好みで決めるのですが、綺麗なペダリングしていれば最弱でも不意に外れる事はありません(たびたび外れるようなら少し強めにした方が良いでしょう)。
通常できる準備はこれくらいなのですが、私は別な作業も行います。
それはペダルの回転の渋さを改善することです。まずは初期状態を動画でご覧ください。
ご覧のような動きの遅さだと、足先でペダルをひろってはめる際にペダルの向きが一定になっていなくて苦労します。
そこで動きをよくするためにペダル軸を組み直します。
まずは軸を取り出すために取り付けネジを緩めるのですが、左右で逆になっているので注意ください。
ネジ横に締め付け方向が書いてありますので、それとは逆方向に回して緩めます。
結構硬く(どうやらネジロック剤が塗られている)下手をするとネジをなめますので注意ください。
当初メガネレンチが入らないので片口レンチを使いましたが、所持してレンチの長さが足りず力が不足して回りませんでした。
そこでモンキーレンチを使って何とか回すことができました(モンキーレンチだとネジをなめる可能性が高くなります)。
軸を取り出した状態はこのようになります。
グリスがびっちり塗られていて、ペダルの奥にも残っているほどです。
ところでペダルの回転の良さを決めるのは軸の先端についているネジ2つの締め付け位置なので、その位置をすこしだけ軸の先端方向へずらします。
10mmと7mmレンチが必要です。
調整が終わったら、作業で減ってしまったグリスを追加して元の通り取り付けるだけです。
ただし取り付けてみないとどの程度回転が変わったかが分からないため、組んでみて思っていたより硬すぎたり緩すぎたらやり直しです(緩すぎるとガタが出るので注意)。
そうして組みあがった状態が下記の動画のようになります。
ちなみに今回は思う所があって、以前の物よりは硬めに組んでいます。
シマノのペダルは耐久性を重視するためか硬めに組んでいるようなので、自分で定期的にグリスアップできるなら少し緩めに組んであげるとペダルキャッチが非常にやりやすくなります。
そうそう、PD-ES600は公式には279gとなっていますが、今回の品は281.5gでした。
ところでPD-ES600ペダルの使用感については、次回のライド結果にて報告する予定です。
コメント
いつも楽しく拝見しています。
SPDシューズの冬用カバーはどうされてますでしょうか?
こんにちは!
SPDシューズだとクリートが出っ張らないので、どうしてもカバーをある程度踏んでしまいます。なので安いのを使いまわす方がいいと考えています。
また、先端部分さえ覆ってしまえば冷気は防げますので、下記の中で紹介している物を使っています。
https://cycle-tv.com/winter-clothes-countermeasures