最近起きたことではないのですが、クロスバイクのシフトレバーが空打ちして反応しないことがたまにあります。

リヤ側のシフトダウンの時にまれに起きるため、坂道などでギアを下げたい時に反応せず困ることがあります。
ダウン側なのでワイヤーの戻りが悪いとかではなく、シフトレバーを押しても抵抗がなく空打ちしてしまう状態です。
では壊れているのかと言えばそうではなくて、何度かシフトしていると反応しだしたり、逆にシフトアップ側のレバーを軽く押して(シフトアップしない程度)からだと反応しだしたりします。
さすがに走りにストレスを感じるため原因を探ってみると、どうやらシスター内の潤滑剤切れの可能性が高いことがわかりました。
そこでためしに潤滑剤の補充を行ってみることにしました。
まずはシフターの内部にアクセスできるようにシフターの裏にあるカバーを外します。

私のクロスバイクのシフターはM310なので、カバーはプラスネジ1本で留められています。
カバーを開けるとシフトアップとダウンで異なる部分の歯車がかみ合う事はわかったのですが、空打ちする時にどこが噛み合わないか見る事ができませんでした(重なっている部分のため)。

仕方ないので当初の予定通り潤滑剤を塗布しようと思ったのですが、内部が少々汚れているのが気になりました。
そこであまり良い方法では無いのですが、パーツクリーナーを吹きかけて内部を一掃してしまいました(樹脂パーツもあるので何度もやってはいけない)。

しばらく待って乾燥してから潤滑剤を塗布するのですが、潤滑剤に何を使うかが問題です。
通常、ちょくちょくメンテする場所でない場合は耐久性重視でグリスを使うのが普通ですが、調べてみるとこの場所にはグリスは硬すぎて動きが悪くなるとの事だったので、潤滑スプレー(KM-001)を吹きかける事にしました。

どの部分に必要かわからなかったので、全体に吹きかけて落ちてきた分を拭き取ります。
さて、蓋を戻してシフト操作してみると軽やかに動いています。
ただたまに起きる不調なので改善したとは言えませんので、その後の実走で試してみました。
結果、不調は全く無くなりましたし、シフトの動きも幾分スムーズになったような気がします。
これにてクロスバイクのシフト不調が改善されました。
いや~もっと早くやっておけばよかった。
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