今年もあざみラインに挑戦してきました(TOJ観戦兼ねて)

自転車紀行
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今年もツアー・オブ・ジャパンの富士山ステージの応援もかねてあざみラインを上ってきました。

今年はちょっと苦戦しましたね。

あざみラインということでバイクは軽量な2号機にて下記ルートで行ってきました。
https://www.strava.com/activities/9142892352
https://ridewithgps.com/trips/122367714

走行ルート
標高ラインがまるで富士山のようだ

現地までの足慣らし

例年のことですがレース開始までに到着しないとならないため、日の出とともに出発します。

そのため道路は独占状態です。

湘南海岸線では普段の感覚で飛ばしたくなりますが、今日だけは体力温存でパワーセーブ。

湘南海岸線(134号線)

大井松田方面への道は緩やかながらアップダウンが続くため、微妙に脚力が削られていきます。

富士山が近くなってきましたが、常に雲に覆われている状態だったのでちょっと心配でした。

雲がかかった富士山

あざみラインはスタート地点にたどり着くまでも結構な上りが続いて、自走で向かうと小山町からずっと上りとなります。

小山町から道の駅すばしりへの上り

この区間の平均傾斜はそれほどではないのですが、長さとときどき現れる急斜面に脚力は確実に削られていきます。

小山町から道の駅すばしりへの上り

この区間でいかに脚力を残せるかがあざみラインの攻略にはとても大事なことです。

スタート地点とイベント会場

あざみラインへの左折場所にやってきました。

例年とは違ってここにも警備員が配置されています。

あざみライン入口

おそらく例年とは違って今年はこの先がスタート地点になったため関係者以外入らないようにしているのでしょう(自転車は問題なく通れます)。

左折するとチームカーサポートカーがすでに準備に入っていました。

ツアー・オブ・ジャパンのチームカーとサポートカー
おじゃまにならないように通り抜けさせてもらいました

バイクなどの機材をのせたトラックも到着しています。

ツアー・オブ・ジャパンのチームコンテナ車

すると現れましたスタート地点です。

ツアー・オブ・ジャパン富士山ステージスタート地点
スタートラインを最初に超えたのは私かも

スタートラインの作業中でしたので、恐縮しながら通らせていただきました。


さて、時間が少しあるのですぐ横の道の駅すばしりのイベント会場に立ち寄ってみました。

道の駅すばしりの駐車場

例年同様に雑貨の店キッチンカーが数台出ているだけでした。

ツアー・オブ・ジャパン富士山ステージのイベント会場

平日ですし、このステージは観客も少ないので自転車関連の出店はありませんね。

ちょっとBAD DAYだったかも

トイレも済ませたのであざみラインへのチャレンジを開始します。

あざみライン
スタート地点からすでに傾斜10%近くとなっています

走り出してすぐにあることに気がつき路肩に停めました。

あざみラインでは少しでも軽量化しなくては

それは重たいツールボトルを搭載したままだったので、この場所に隠していきます。

ちなみに路肩近くに隠すと、レース後選手が投げ捨てたボトルなどの回収班に片付けられてしまうので注意が必要です。


それにしても今回は等間隔で待機している安全確認のスタッフ(ボランティア)さんが皆「頑張れよ」と声をかけてくれるのでちょっと嬉しかったですね。

あざみライン

しばらく進んでいくとクロスバイクともシティサイクルと言えるようなカゴ付きのフラットハンドル自転車が前方を走っていました。

あざみラインで出会ったシティサイクル
アシストは付いていないようでした

それほど速くはありませんが確実に上っていましたし、このペースで上れたのなら軽量ロードに乗っている私などよりすごいことです。

しばらくすると後方から1台のロードが抜いて行きました。

あざみラインでのロードバイク

ついて行けない速さではなかったため一瞬悩みましたが、ここで無理をすると後で地獄をみるのは経験済みなので見送ることとしました。

すると今度は談笑しながら走っている二人組に追いつきました。

あざみラインでのロードバイク

声をかけてみるとゆっくり上っていくとの事でしたので先に行かせてもらいました。

ところで驚くことに最初に出会ったシティサイクル?がこの二人より先にゴールしたんです。

それも私がゴールしてから大きく遅れることなくゴールしたのでとても驚きました。


話は戻って土砂崩れやバスの横転事故があった旧馬返しまで到着しました。

あざみラインでの馬返し
土砂崩れ防止の壁ができていますね

レース中継でも表示で馬返しの前に「旧」がついていたので、今は馬返しとは言わなくなったのでしょうか?


とうとう出会いたくない物が現れてきました。

あざみラインの激坂区間の毒キノコ看板

この「毒キノコ・・・」の看板が現れると、その先はほとんど傾斜20%の地獄エリアとなります。

それもほぼ20%で、22%とかも現れるとんでもない場所が数キロにわたって続きます。

あざみラインの激坂

途中からは負荷を減らすために斜めに走行していたのですが、それでもサイクルコンピュータの傾斜は20%台を表示し続けました。

あざみラインの激坂

ここではたまに現れる10%台の場所で息を整えるという感覚がおかしくなる場所なんです。


そんな地獄エリアの中間あたりでキッチンカーが出ている広場があり、その近くのコースにはチョークアートで応援メッセージが書き込まれていました。

ツアー・オブ・ジャパンのあざみラインのチョークアート
今年は特に念入りに書かれていました

そこそこペース配分も良好で無難に終えられると安心していた残り3kmほどで、何と両足の太ももが攣りだしてしまいました。

あざみラインの激坂
先に攣った右足かばったら左足も

普通ならこんな激坂で脚が攣ったら終わりなんですが、私はごまかしながら回復を待つ方法を会得しているため苦しいながらも続行することができてしまいました。

ドラ
ドラ

無理なら止められたのに残念だったニャ~

とは言っても脚に力が入らなくなってしまったので、特に斜度のきついところは全てダンシングで乗り越えなくてはならなくなりました。

あざみラインの激坂
シッティングで進めずフルダンシング

こうなるとダンシングできなくなるのが先か、ゴールするのが先かの勝負です。

苦しみながらもがいているとチームカーが続々と上ってきました。

あざみラインの激坂で抜かして行ったチームカー

そろそろスタート時間がせまっているのでゆっくりしているわけにはいきません。

そうして苦しいながらも何とかゴールまで上りきることができました。

あざみライン五合目
やりました~

TOJ観戦

あまりの苦しさにゴールして休んでいたのですが、あまりもたもたしているわけには行きません。

富士山須走口五合目
こんなところで数時間いたら凍えてしまう

昨年からゴール付近で観戦しているとレース後数時間出られないというようなアナウンスがありましたから(今年はどうだか未確認ですが)。

そのため封鎖される前に少し下って観戦場所に行かなければなりません。


少々肌寒い中で30分ほど待っているとトップ選手が快調に上ってきました。

ツアー・オブ・ジャパン富士山ステージのトップ選手の快走
EARLE Nathan選手です

ゴール近くで観戦していたのですが、この終盤にきてもコーナーイン側の急斜面をせめる選手には脱帽です。

ツアー・オブ・ジャパン富士山ステージのレース場面

レース観戦後はすぐに道の駅にある足湯に駆け込んで、攣った脚の回復につとめました。

道の駅すばしりにある足湯

最後に表彰式を見学して本日の任務は終了しました。

ツアー・オブ・ジャパン富士山ステージの表彰式

帰りに小腹が空いたため、途中にある道の駅ふじおやまに立ち寄ってみました。

道の駅ふじおやま

日中に立ち寄ったのは初めてだったので期待したのですが、ちょい食いできるような名物はありませんでした(地元野菜とかお土産品は豊富でしたよ)。

リヤライトと警報器が一体となって便利。日中のディライトとしても使えます。

今回は体調がいまひとつだったためか脚攣りもあり、なかなかハードなチャレンジとなりました。

もうこれで最後にしようかと思いつつも、また来年も来てしまうことでしょう。

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