毎年逗子市を中心に三浦半島全体をまわる「ツール・ド・逗子」というスタンプラリーが実施されています。
今年は日程が空いていたので、久々に参加してみることにしました。
前半はツールド逗子についての内容になっていますので、走行不能時の対処法だけ知りたい方は後半をご覧ください(と言っても全部見てもらってもすぐですけど)。
今回はロードバイク1号機にて下記ルートで行って・・・リタイヤで終了となりました。
ツールド逗子受付けと第一ポイント
一昨日富士山のあざみラインを上ってきたばかりなので、脚の筋肉痛が残るなかでの出発となりました。
まずは逗子の集合場所に向かわなければならないのですが、最短ルートだとちょっとした小山を超えて行かなくてはなりません。
体調をみるにはちょうどよかったのですが、予想通り筋肉痛でパワーが出せません。
それでもギリギリ会場には開始前に到着することができました。
まだ受付けが始まっていなかったのですが、私が様子をみていると受付けが始まりました。
ポジションが良かったため2番目に手続きを済ませ、アンケートを記入したらパンフレットをもらえました。
ここで1番目の人を追い越して、管理番号「0001」をゲットしました。
これは何か縁起が良いことがありそうだとやる気がわいてきました。
今回のラリーは非接触で行うように、チェックポイントの内容を自分で記入する方式となっています。
チェックポイントについては地図と推奨ルートもついているのですが、
私は昨晩に独自ルートをサイクルコンピュータにインプット済みなのでロスなく進めるものと思います。
まずは住宅地の奥にある大池へ向かいます。
この池には過去に行ったことがあるのでわかっていたのですが、最後に砂利道を歩かなければたどり着けません。
いつもながらSPDシューズである私にとってはこの程度の砂利道は何ということもないのですが、池にたどり着いてもチェックポイントの掲示がありません。
まさか池の周回路を通って奥まで行かなくはならないのかと思い泥道を進みました(チャリは置いて)。
奥まで行ってみるとマウンテンバイクのメンバーがいるだけで、探している掲示がありません。
すると集まっているメンバーから「スタンプラリーなら手前の駐車場にありますよ」と教えてもらいました。
そんなはずはと疑問に思いながらも戻ってみるとやはりありません。
よくよく探してみると、活動紹介の看板の下に目的のものがありました!
看板がずれて見えなくなっているというトリックでした。
今年のツールド逗子は侮れません!
知らない場所が次々と
次のポイントは少し離れているため、鶴岡八幡宮へ向かう道を軽快に飛ばしていきます。
次のチェックポイントは源頼朝の墓の手前にある白旗神社ですが、頼朝の墓が有名すぎてこの神社の存在に気づいていませんでした。
さて、ここでは掲示をただ書き写すのではなく、簡単なクイズが出題されていました。
クイズの内容は「本殿扁額の右側に貼ってある千社札の名前は」と言うものでした。
ところが額の右側と言うかいたるところに札が貼ってあってどれが正解かわかりません。
しばらく悩んでもう一度問題を見直してみると、選択肢があることに気づきました。
「①大久保 ②中野 ③渋谷」
なんだよ、それなら大久保ってすぐに分かったのに~
きちんと問題を見ないのがいけないニャ~
海岸線の1本裏道ですが、この道もよく使っているので走りなれた場所です。
しかしながらチェックポイントは死角にある石碑でした。
ここまでは一般的な道を使ってきましたが、ここからは本領発揮して誰も通らないような道を突き進みます。
川の近くにある逗子葉山常備菜研究所なる仰々しい名称の施設もチェックポイントだったのですが、どんな研究をしているのかと思えばおむすび屋さんでした。
お米にこだわりがあるようですが、そのあたりを研究しているのでしょうか?
今度立ち寄って聞いてみたいと思います。
すると1つ前の魚屋さんのチェックポイントを見逃していたことに気づきました。
戻ってみるとラリー参加者が集まっていました。
六代御前の墓地伝説地と言われるチェックポイントには、大きなケヤキの木が2本あったりとディープな逗子を知ることができました。
駐車場のような路地を入っていくと、
こんなおしゃれな店が現れました。
何の店なのか一通り見せていただきましたが、アウトドア系やそれに付随した雑貨を扱っていました。
手前のパン屋が有名で気づきませんでしたが、奥の高台には変わった施設がありました。
レンタルスペースでこの日は保護犬の譲渡会が始まるところでした。
てっきりドッグランスペースなのかと思っていました。
まさかの走行不能
海岸線を走っているとクラシックカーが現れたりと楽しめたりもしました。
筋肉痛とは言え37km/hくらいでは流していたのですが、あっさりと抜かれてしまいました。
さすがに今日の体調では追いかけようとも思いませんでした。
今日、2つ目の白旗神社にやってきましたが、ここでは階段の数を答えるために上らなければなりません。
そのあとちょっと面白い道を通ってしまいました。
あまりによい道だったので、私が主催しているSTRAVAのクラブで紹介しなくてはと嬉しくなりました。
そして、毎回この地区のイベントに協力していただいているうみかぜサイクルさんです。
知人とともにレンタル利用したことがあるのですが、話をしてみたところオリジナルサコッシュをいただいてしまいました(ありがとうございました)。
残すチェックポイントもあと少し、1時間も走ればゴールできるだろうと思っていた矢先にそれが突如起きました。
ディレイラーハンガーが折れ、リヤディレイラーを巻き込んでしまいました。
しかしながらこんな事もあろうかと、予備のハンガーを常備しています。
早々にハンガーを取り替えて軽く手回ししてみたところ異音がします。
何とテンションプーリーの一部が曲がっています。
ビックプーリーでアルミ製なので起きうることなんですが、このままでは走れません。
そこで路面に押し付けながらテコの原理でいくらかマシに直しました。
しかしながら走り出してみると、すぐに替えのディレイラーハンガーをも砕いてしまいました。
こうなってしまっては万事休すです。
冷静になりこれからの行動を考えてみると、①走れなくなった車体をどこかに保管、②それをどうやって回収するか と言うことになります。
最初は近くの自転車屋にあずかってもらうことも考えましたが、それだと店の開店時間でしか受け取れないので制約がでてしまいます。
ならばと、思いついたのが近くの藪の中に隠して、自宅から自動車を持ってくることです。
適した藪が近くにあったので、上部の人が立ち入らない部分に寝かして隠しました。
後は近くの駅まで歩いて電車に乗って回収しに戻ってくるだけです。
登録番号1番となって何かよいことがあるのではと期待しましたが、まさかこんな事になるとは思ってもみませんでした。
しかしながら以前から自走できなくなった時にはこうしようと想定していたので、慌てることなく行動できました。
それでも駅まで10分の場所でのトラブルだったのはラッキーです。
コメント
ゴールできなくて残念でしたね。
心配していただきありがとうございます。当初残念でならなかったのですが、走行不能となったらそれどころではなくなりました。いや~無事回収できてよかったです。