今回はスルガ銀行さんが行っているサイクリングプロジェクトの「サイクルステーションKANO BASEオープニングイベント Tour de SURUGA 伊豆半島横断ステージ105km」に参加させていただきました。
105kmとは言え獲得標高2,137mもあるので楽なコースではありません。
ということで現地までは自動車移動して、そこからロードバイク2号機にて下記ルートで走ってきました。
https://www.strava.com/activities/6146265347
https://ridewithgps.com/trips/77398681

会場~国士峠
自宅を出たのは4:30の日の出前。
2時間半ほど自動車で移動して、静岡県伊豆市青羽根にあるサイクルステーションKANO BASEに到着しました。

ここは幼稚園だった施設をスルガ銀行さんがイベント用に改装したものです。

作りはどこかペンション風ですが、滑り台が残っていたりと当時の様子がうかがえます。

集合時間になりリンケージサイクリングの田代恭崇(アテネオリンピックロードレースプレーヤー)さんからのコース説明や走行時の安全確保についての説明を受けてからの出発となります。

出発前の個人撮影と集合写真が済んだら早々にスタートしました。

ちなみにこの日は参加者6名にリンケージサイクリングより2名が同行、スルガ銀行のスタッフ2名がサポートカーにて先行するという完璧なサポート体制で感謝しかありません。
そのため私は買い物袋とツールボックスをサポートカーに預けて身軽な状態で走る事ができました。
まだ眠くて頭が働いていませんでしたが、出発前講習で教わった「下り区間では距離を空けて走ること」は実践できました。

長い上り区間の手前ではきちんと案内があって、上着を脱ぐ時間を取ってくれるのもありがたいものです。

そうして寝ぼけながらも登坂が開始されたのですが、どこか見覚えのある景色のような気がしてなりません。

少し上っていくと森林地帯に突入して、それほどキツく無い斜度であるため気持ちよく汗ばんできます。

とはいえ、ペースはそれなりに速いものだったにもかかわらず誰も苦しそうなそぶりもなく淡々と走っているのはたいしたものでした。
たいしたものだと言えば、今回のコースは序盤このような緩めの坂で体を慣れさせてから難易度が高いところに入っていくという良くできたものでした(コース設定は田代さん)。
そうして身体がちょっとキツくなってきたところで国士峠に到着しました。

見覚えがあったのは一昨年伊豆を走った時に、ここを訪れているからです。
ちなみに頂上付近は杉(?)に囲まれているのですが、一部意図的に伐採されています。

皆が見ている方角に富士山があるはずなんですが、この日は曇りのため見る事ができませんでした。
買い物と冷川峠
国士峠を少し下ると筏場のわさび田が現れます。

谷間のずっと下の方まで一面にワサビ田が続いていますので、ちょっと不便ですが立ち寄る価値がある場所です。
そこから先はずっと下りとなるのですが、すっかり上着を着る事を忘れてしまいちょっと寒い思いをしてしまいました。

下りきったところで農産物直売所 季多楽で休憩&買い物となりました。

当然の事ながらサポートカーも先に到着してくれていますので、枝豆やら野菜やらを思う存分購入することができました。

買い物が終わるとしばらくは山あいの景色の良い場所を走りました。

2本目の登坂は1本目と同じような斜度でしたが身体が目覚めたためか軽やかに上れました。

途中竹林を抜けたりと気持ちよく坂を駆け上がりました。

特に景色があるわけではありませんが冷川峠に到着しました。

下りでは軽快な速度で下って行き、とても気持ちが良い時間帯でした。

皆走り慣れているため結構なハイペースで下って行きます。

伊東の海を感じつつ亀石峠へアタック
伊東の海岸線に出て、本日初の海とご対面。

この海岸線は何度も走っているので、知った場所という安心感があります。
このあたりの海岸線にはヤシの木が植えられていて、どこか南国風ですね。

海岸線を離れると午前中の難所である上りに入りました。
道路脇にはみかん直売所がならんでいますが、ペースが上がり覗き込んでいる余裕がありません。

すると前の方がハンドサインで「先に行って」と出してきたので、ちょっと迷いましたが先頭に着いていく事にしまいした。
何とか先頭グループに食らいついていますが、これまでとは異なるペースのためついて行くだけで精いっぱいです。

しばらくすると前にいた方のペースが落ちてきたので先に行かせてもらうことにしました。

私も辛くなってきてはいましたが、まだ先頭に食らいつく気力は残っていました。
しかしながら徐々に遅れぎみになると後ろにいた方が追い越していきました。

「いかん、このままではずるずると遅れをとってしまう」と気持ちを入れ替え、可能な範囲の速度を維持しつづけることに集中して走るようにしました。
そんな速度であっても田代さんにとっては余裕があるため、ときおり後ろを振り返りながらペースを考えていたようです。

結構頑張って食らいついていたのですが、斜度が増すと低速ギアが無いため苦しくてみるみる離されていきます。

それでも緩斜面で加速していくらか差を詰めたのですが、

斜度が上がるとドバっと距離が開いてしまいました。

頂上付近で田代さんが道路脇にて記念撮影をしてくれていたので、苦しいながらも精いっぱいのガッツポーズで答えました。

亀石峠では皆全力で走りきったため適度な満足感に包まれていました。

ただこの時に午後の厳しさに気づいている人はどれだけいたのでしょうか?
もしや気づいていなかったのは私だけ?
そんな午後の様子はPart 2にて紹介いたします。
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