スルガ銀行サイクリングプロジェクトで伊豆の登坂を堪能(Part2)

自転車紀行
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Part1に続いて、「サイクルステーションKANO BASEオープニングイベント Tour de SURUGA 伊豆半島横断ステージ105km」の昼食からの後半の出来事についてお伝えします。

今回は獲得標高が2,137mもあるために午前中もそこそこキツかったのですが、午後の登坂は容赦ないものでした。

走行ルートは下記の通り、ロードバイク2号機にて行ってきました。
https://www.strava.com/activities/6146265347
https://ridewithgps.com/trips/77398681

走行ルート

昼食&お買い物

昼食は修善寺駅を通り過ぎた先にあるThe Crankさんが予約されていました。

The Crankの外観

ここは自転車好きのオーナーが経営しているため、室内にバイクラックが用意されロード乗りなども安心して食事をとることができます。

The Crankのバイクラック
HPにサイクルラックの記載が無いのが勿体ない

室内はクラッシックロードや選手のウエアなど飾られていて地中海の雰囲気のある店内です。

The Crankの内観
一見レストランには見えない

パスタとピザがメインでパスタを頼む人が多かった中で私はピザを頼んでみました。

The Crankのピザ

食後は店舗の裏手の細道に入ったのですが、いきなり階段が現れました。

何でこんなところを通るんだろう?とちょっと不思議に思いながらもしばらく走るとその理由が分かりました。

狩野川ぞい
狩野川は一度走ってみるべきですね

狩野川ぞいの雄大な風景を感じながら走れるように考えてくれたようです。

川沿いを進んでいくと象徴的な城山じょうやまが左手にぬくっと現れました。

狩野川と城山
城山に近づくともっと迫力あります

この城山はマグマが固まってできたもので、伊豆ジオパークの1つとして有名なものです。

すばらしい景色を堪能した後は柑橘類の直売所であるオーモスさんにてお買い物です。

オーモス前
大袋のみかんを買ってしまった

サイクルラックが3つもあるので驚いていたところ、実は2つはサポートカーが用意してくれたものでした(感謝、感謝)。

その後は西伊豆の駿河湾をしばらく眺めながら隊列は進みました。

西伊豆の海岸線

真城峠から戸田峠へのアタックで死す

さて、本日最後の難所へのアタックが開始されたのですが、出遅れてしまい最後方からの出発となりました。

真城峠への上り
しまった出遅れた!

ただ慌てる必要もないと自分に言い聞かせ、後方からじっくり上がっていく戦法をとりました。

すると誰もが用心してマイペースに徹しているため、すぐに午前中同様3番手(田代さん除く)に上がってしまいました。

真城峠への上り
午前中と同じ並びに

田代さんの口ぶりからしても午前中よりキツい事は予想できたので、ついて行きながらも省エネモードで走ることを心掛けました。

ところが思っていたより無理なくついて行けていたため、疑問がわいてきました。

真城峠への上り

田代さんが気づかってペースを落としてくれているのか、それともこの先さらに厳しい場面が待ち受けるのか・・・

そこでサイコンの表示を起伏に切り替えてみたのですが、2km以内に頂上はなく上り続けていることしかわかりませんでした。

サイクルコンピュータの起伏表示イメージ

それでも先の起伏の強弱がわかりますし、頂上が2km以内になれば距離感もわかるので体力の分配もしやすくなります(午前中も使えば良かった)。

いくらか余裕で走れていたのはここまでで、気がつけばいっぱいいっぱいの状態となり先頭集団が徐々に離れていくではありませんか。

真城峠への上り
置いてかないでくれ~

気力はまだ途切れていなかったのですが、ここで前を追走してしまうと危険な領域に入ってしまいそうなためマイペースを維持して淡々と走り続ける事に切り替えました

すると前方の人が蛇行しだしたのが見えました。

真城峠への上り
あれっ?

そして急速にペースダウンして間もなく追いついてしまいました。

真城峠への上り
さてどうしたものか

当然のことながら私も豪快にまくっていくほど余裕はありませんでしたので、しばらく後方について様子をみることにしました。

しかしながら前の方のペースが戻ることはありませんでしたし、このままペースを合わせていると先頭から離されすぎてしまうためタイミングを計って前に出ることにしました。

そこで先頭グループを確認してみると遥か彼方へと離れているではないですか!

真城峠への上り
ひゃ~離され過ぎ~

それでもギリギリ視界にとらえられる範囲で粘っていたところ、右足のふくらはぎ痙攣けいれんし始めてしまいました。

いつもなら痙攣したとしても太ももなので走りながらでも回復させられるのですが、今回はふくらはぎなので完全につるわけにはいきません(走れなくなるので)。

どうしたものかとサイコンを覗いて見ると頂上が現れていたので、何とか誤魔化しながら頑張ることにしました。

するとサポートカーの二人が写真撮影をしてくれていたので、最後の力をしぼって最高の笑顔で答えました。

真城峠
この先が真城峠の頂上です

「これでこの苦しみから解放される、それも2番手ゴールなので十分なのではないか」と安堵につつまれていました。

集合先はT字路の先と聞いていたのでしばらく下り坂を流していたのですが、なかなかT字路が現れません。

???と思いながらも結構下ったところでT字路が現れました。

行き過ぎたかと思ったよ

やっと休憩かと安心したのが間違えでした。

アウターギアのまま左折してしまったのですが、先が見えない坂が続いているではないですか!

戸田峠への上り
一瞬思考が停止しました

何故だ!すでに頂上は超えたはずでは・・・

慌ててUターンして下りながらインナーギアに切り替えて、放心状態のまま上りだしました。

「きっと目の前のコーナーを過ぎたらゴールだよ」と自分に言いかけせながら進みましたが、どこまで行っても集合場所らしき場所がみえません。

戸田峠への上り

恐る恐るサイコンの表示を再度起伏に切り替えてみたのですが、頂上が表示されていません。

どういうことなんだ!まだ2km以上のぼるって事なのか!そんなバカな~

納得できませんでしたが走り続けるしかありません。

まめに水分をとるようにして、右足の痙攣をかばいながらの走行が続きました。

そんな中、ふと後方を見てみると一人追いかけてきている人がいます。

戸田峠への上り
ここまできて負けるわけにはいかないぞ~

苦しい状況下ですがここで追いつかれるわけにはいきません。

頂上までの距離もあとわずかになってきたため、省エネダンシング多用して逃げ切りをはかりました。

そうして何とか集合場所に2番手でゴールすることができました。

戸田峠
やった~着いた(ここが戸田峠)

よくこの状態でゴールしたものだと自分を誉めてあげたくなる走りでした。

それにしても2段で峠があることをチェックしていなかったのは私のミスですが、スタッフの撮影トラップにもやられました。

ドラ
ドラ

ゴール前の撮影だと勝手に誤解するのがいけないニャ~

さて、最後の休憩場所のだるま山高原レストランに到着です。

だるま山高原レストラン

頑張ったご褒美として最高の景色が迎えてくれました。

だるま山高原レストランからの眺望

そして彼らが今回の難コースにチャレンジしたメンバーです。

スルガサイクリング参加者

全員が1分以内でゴールしていたのでなかなかのメンバーでした。

すぐれたチェーンオイルを紹介

それにしても当初は自走で参加しようなんて考えていたので、いかに甘かったかが笑えます。

いや~それにしても満足度の高いイベントでした(購入した黒枝豆美味しかった)。

コメント

  1. かんな より:

    はじめまして。
    いやぁ~タフなコースですね。私なら午前中の分だけで十分かな(笑) 伊豆の山岳コースを100km越え、すごいです!

    • CycleTV より:

      コメントありがとうございます。なかなか厳しいコースでしたよ。コースが厳しいだけでなくペースも早かったので尚辛かったですね。