前回、リヤディレイラーにビックプーリーの装着が終わりましたので、今回は組みつけに入りたいと思います。
ディレイラーハンガーとリヤディレイラーの装着
まずはディレイラーハンガーの装着ですが、その前に折れたハンガーの残骸を取り除きます。
このようにもがれたように折れていました。
取り外しはネジを外すだけで簡単に行えました。
新しいディレイラーハンガーは元通りネジで固定するだけなので簡単です。
次にハンガーにリヤディレイラーを固定するのですが、取り付け角度がいくらでも自由度があるのでちょっと悩みました。
調べてみると黄色の矢印のところにあるストッパーに隙間なく装着するとシマノのマニュアルに記載されていたのでその通りに行いました。
ワイヤー固定
次はディレイラーへワイヤー固定するのですが、固定部のネジを外して固定箇所をチェックします。
以前の5800のディレイラーと異なりシャドータイプとなっているので、ワイヤーも外側に出ないために真っすぐ固定して問題なさそうです。
基本的なことですが、ワイヤーの張りを調整するアジャスターは一番縮んだ状態にして固定します(後からワイヤーの張りを弱めたい事はまずなくて、張りを強める方向に最大限の容量を残しておくため)。
シフトがハイギアになっている状態で、ワイヤーをしっかり伸ばしながら仮固定します。
※古いワイヤーをそのまま使っているので先端近くがよれています。
その状態でホイールを設置してみたところ、ハイギアはきちんとギアの外側位置になっていました。
この時に外側であれば後でハイギア側の微調整ネジで調整できるのですが、内側にあると調整できません(その時の微調整ネジの位置にもよりますが)。
ここからシフトしてみてローギアにかえてみたのですが、プーリーが外側まで動きませんでした(写真撮り忘れました)。
原因としては最初の張り具合が不足しているためなので、固定位置を見直すことにしました。
やはり手でしっかり張るのは難しかったため、インナーワイヤープライヤーを使って更に強く張って固定します。
インナーワイヤープライヤーを使う際に注意すべきことは、簡単に強く張れるため、逆に張りすぎてしまうことがあります。
きちんと加減して張ってあげたおかげでハイからローまできちんと作動するようになりました。
ただ、見てもらって感じるかと思いますが、どうもフレームからディレイラーまでのワイヤーが長すぎます。
ディレイラーの種類が変わったことで、ワイヤーラインが余ってしまいました。
アウターワイヤーの長さ調整
ここで一旦休憩してどうするか考えました。
機能的にはこのままでも問題ないが、見た目がちょっとだけ気に入らない。
寸法を直すとなると、もう一度ワイヤーの調整し直しを行わなければならないし……
納得できる仕様にした方がいいニャ~
はい、その通りですね。
もう一度ワイヤーを解放して、アウターワイヤーをどの程度短くするか目安をつけます。
テープを巻いた位置あたりが適当そうなので、ここでカットすることにします。
カットしたアウターワイヤーで仮組してみました。
距離感や曲げ具合も良い感じです。
では先ほどと同様にワイヤーの張りを確かめながら、固定しました。
チェーンを取り付ける前にローとハイの微調整ネジにて調整を行い、チェーンを取り付けました。
最後にチェーンを付けての変速調整を行って終了です。
ワイヤーの長さも美しくなり、変速状態もすこぶる快調になりました。
これまで使っていたビックプーリーと比べてチェーンの掛かる長さがほぼ同等だったため、今回はチェーンの長さは変えませんでした。
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