ディレイラーハンガーが折れてしまった事をきっかけに、リヤディレイラーとビックプーリーを新たに新調することになったのですが、今回はリヤディレイラーへのビックプーリーの取り付けを行いたいと思います。
作業方法はビックプーリーのHPや取扱説明書に書かれているので、読み込んでから作業にかかりましょう(各メーカーで若干作りが違うため)。
リヤディレイラーから純正プーリーガイドの取り外し
購入したR8000のリヤディレイラーからプーリーガイドを取り外すためには、固定ネジを最初に外さなければなりません。
ところがネジを確認してみたところ、何とトルクスネジが使われています(トルクスは商品名なので一般名はヘックスローブです)。
トルクスレンチはいくつか持っていますが、今回必要なのは10Tサイズで手持ちに無いものでした。
仕方なくホームセンターでトルクスのビットを購入してきました。
最初に100均で買ってみたキットが使い物にならなかった事は省いていいのかニャ~
いや、それは内緒の事で……
続けますと、購入したビットを使い固定ネジをはずしました。
すると下記のようなネジが抜けます。
次にプーリーガイドを抜こうとするとバネが現れます。
このバネにはねじれ力がかかっているため、黄色線方向に回しながらねじれを解消してから抜くと安全です。
ただし、赤丸の部分でディレイラーと干渉するためディレイラーを動かすなどして回す必要があります。
上手く抜けると下記のような状態になります。
ビックプーリー装着
取り付け前に再利用するバネにグリスをしっかりと塗りつけます。
同様にビックプーリーの軸にもグリスを塗ります。
次にビックプーリーにある穴にバネの片方を差し込みます。
次に隙間を埋める黒いリングを下記のようにバネに通してみたのですが、これが失敗でした。
取り付け順でこうしたのですが、バネをねじりながら押し込むため片方に寄ってしまい、黒いリングが入り込む隙間がありません。
黒いリングは最初にディレイラー側に取り付けておき、隙間からバネを通した方が良い事が分かりました。
ここで一番の難所が訪れます。
分解したのとは逆方向にバネにねじりを掛けながら押し込まなくてはならないのですが、先の説明通り赤丸の干渉部分を超えるのが大変なんです。
左手でディレイラーを持って、右手でビックプーリーを持って行うとディレイラーを広げて干渉を避けるための手が足りません。
しばらく悪戦苦闘したのですが、そうこうしていると黒いリングが所定の位置から外れてしまい、初めからやり直しとなってしまいます。
どうしたものかと考えていたところ、動かしたディレイラーが戻らないようにすれば良いと気がつきました!
ディレイラーが開いたところでその隙間に手近にあったハサミを突っ込みました。
まさにこれが大正解で、ディレイラーを広げた状態で固定できました。
おかげで無事ビックプーリーを取り付けすることができました。
最後にTIPSUMビックプーリーの回転具合を紹介しておきます。
次回はフレームへの取り付けを予定しています。
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