今回は湯河原でのグルメイベントと熱海の桜を見てくる程度の軽いライドを予定していました。
ところが2つの出来事により走りに対しての認識が変わり、実際に走りにも好影響がありました。そこで今回はこれらの出来事を中心にお伝えしたいと思います。
もちろんグルメイベントと桜も紹介します。
今回のコースは下記の通りで、ロードバイク1号機にて行ってきました。
https://www.strava.com/activities/2091594696
小田原まで
昨日は三浦半島を走ってきているため、少々脚に疲労感が残っています。
この感じでは「今日はあまり良い走りは期待できないなぁ」と思いながら走り出しました。
海岸線に出てからはそんな体調だったため、無理せず38km/hくらいで走りました。
いつもの大磯までやってくると、怪しい雲が流れてきていました。
時よりぱらっと雨粒を落としたりと、天候悪化が危惧される状況に変わってきました。
それでも全体的には青空ですし、予報でも雨は無いため走り続けました。
小田原まで来ると路面が濡れだして、風が強くなってきました。
小田原漁港にて休憩を取りつつ、時折吹く突風の中で海岸線を進むべきか悩んでいました。
ほぼ諦めようと考えていた時に、同じ休憩場所にやってきた方と話をしてみました。
その方も熱海まで桜を見に行くとの事だったため、風が強いが海岸線は危なくないかと聞いてみたところ、旧道を走るから大丈夫だろうとの事でした。
確かに旧道は少し内陸のため、海岸線よりも風の影響は小さいはずです。ただ、行きは旧道入口が入りにくい事とアップダウンは相当多くなるため、ルートとして考えていませんでした。
この状況下で行くとなればそのルートしかないだろうと、その方と一緒に行くことにしました。
真鶴旧道
とは言えつるんで走るわけでもないので、私が準備している間に先に出てもらいました。
良いペースで走っていたので、追いつくのに少々かかりました。
そして問題の旧道入口に到着したのですが、上下車線に自動車が切れまなく走っている中で右斜めの旧道に入らなくてはなりません。
知り合った人(以降Aさんと仮称します)がどうするのかと見ていると、タイミングよく自動車の流れに入り込み中央車線まで寄って対向車線を渡れるチャンスを伺っています。
そして道を譲ってくれそうな車を見つけて横断していきました。
それを見た私は真似しようにも時遅しで、中央に寄れる距離も無く、仕方ないので10m先でUターンして旧道に入りました。
その間に距離が空いてしまったのでペースを上げて追い付きます。
追いついたので安心していると、Aさんのペースが思ったよりも速いんですよ。
ちょっと風が抜けるところで横風でふらついていると、あっと言う間に差が開いてしまいます。
ちなみにAさんはクラシックロードのため、フレームやホイールリムが細くそれほど横風の影響を受けていないようです。
対して私はエアロロードで40mmリムのため、横風があると1mくらい横に流されます。
何とか追いつく事はできたのですが、追走するだけでも息が上がるペースで進んでいます。
旧道のほとんどがアップダウンで、上りではWレバーでクロモリ(だと思われる)のAさんは不利だと思うのですが速いんです。
ようやくAさんのペースにも慣れてピッタリと追走していましたが、強風区間があると一気に差が広がります。
さらに下りでも容赦なく加速していくものだから、ちょっと本気を出さないと追いつけません。
そうこうしているうちに旧道は終わり海岸線のイベント会場に到着しました。ここでAさんとはお別れです。
旧道をAさんのペースで走ってみて、いかに普段移動区間(タイムアタックや高速走行していない区間)でだらだら走っていたか思い知らされました。
移動区間でも先ほどのようなペースで刻んで行けば、思っているよりもずっと早く目的地へ到着できますし、だらだらと上らないので気持ち的に疲労度が低くなります。
みかんサミット&あたみ桜
イベント会場内に来ました。みかんグルメ&スイーツサミットでみかんを使った新たなメニューを販売しています。
ちなみに農林水産まつりと同時開催となっています。
各300円で購入できるので、「みかんソースのチキンステーキ」と「チョコチップパンのみかんクリーム」と「みかんバーガー」を買ってみました。
どれも少し独特の味わいでした。みかんバーガーはパイナップルがサンドされたものに近いテイストですね。
ここで帰宅することも考えたのですが、せっかくなのであたみ桜も見に行くことにしました。
熱海までの長い上り坂も、旧道を走った時のようにペースを落とさずに上り続けます。
先に熱海に向かったAさんとすれ違うかもしれないので、もたもたした姿を見せられません。
写真には写っていませんが、やはり途中でAさんとすれ違いました。
熱海の糸川に到着しました。ここには日本で最も早咲きのあたみ桜があります。
この時期は露店が出ていているので、飲食物も購入できます。
曇りのためはっきりとした写真にならないのですが、雰囲気は伝わったでしょうか?
全体としてはまだ5分咲きでしたが、枝によっては8部咲きのものもありました。
帰路での出来事
帰りも行きと同じようにペースを落とすことなく、旧道を進んでいきます。
この日は風が強いので他に走っている人を全く見かけませんでした。後日STRAVA記録でも、この日に旧道を通った人はいませんでした。
下り区間は自動車に離されないよう、一定の距離で追走します。
むしろ左右に曲がるテクニカル区間では、こちらの方が速くて詰まってしまうくらいです。
熱海から無休憩にて帰宅してしまおうかとも思ったのですが、身体の負担を考えて休憩とカロリー補給を行いました。
湘南海岸まできて、まだいくらか脚が残っていたので38km/hくらいで走行していました。
そんな時にリュックを背負った人が良いペースで抜いていきました。
付いていけない速度ではなかったので、何とか離されまいとくらいつきました。
しかしながらじりじりと離されて、こちらが信号につかまって見えなくなりました。
いつもならここで諦めるのですが、今日は何故か無理すれば追いつけるのではないと更にペースを上げます。
速度を上げていくと、現在のギアでは頭打ちになってきたためシフトアップが必要となりました。
ただ、現在の余力ではもう一つ上のギアを回せる自信がありません。でも上げなければ絶対に追いつけないため無理してシフトアップしました。
上げた直後はちょっときつかったのですが、44km/hくらいでこのギアの安定速度に達するとそれほど無理せず維持できます。
気づけば効率的なペダリングを追求していたばかりに、以前のような無理をすることを忘れていたのです。
もちろん初期のようながむしゃらに全開で走るのは良くないですが、いつの間にか限界の壁を自分で勝手に作り上げていました。
そう言えば初期には短い時間でしたが45km/hオーバーで走っていたのに、最近は40km/hを越えることも少なくなっていました。
結局、リュックの人には追い付けませんでしたが、すごい収穫となりました。
今回は、軽いグルメ&花見だったのですが、思いもよらず走りを追求することができました。
単なる移動区間であってもそこそこのペースを維持する大切さと、勝手に限界を決めないでチャレンジする大切さを知る事ができました。
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