今回は特に目的も無いため目的地選定で困りました。この時期だと目的とするイベントも行われていないし、見頃の花があるわけでもない。
そんな中、ふと思い出したのが三浦半島のロングTT箇所(STRAVA)。9km弱の設定がされていますが、これほど長い設定はそうそうありません。
もちろん無理やり設定すれば長くできるでしょうけど、信号などの不確定要素が多くなってしまっては意味がありません。
三浦に向かう事は決まりましたが、面白みに欠けます。折角なので通った事の無い道をできるだけ使うことにしました。
合わせて前から気になっていた武山にも上ってみることにしました。他にもあるんですけど事前説明はこの程度にします。
今回のコースは下記の通りです。車種はロードバイク1号機を使用
https://www.strava.com/activities/2032620309
前日準備
まずはロングTT箇所の下調べをします。タイムアタックはしていませんが、何度も通った場所なので確か信号があったと記憶しています。
Googleストビューで確認してみるとやはり信号が数個あります。「信号にかかったら意味ないなぁ」と思いながらも、やってみることにしました。
それにしてもトップの方のタイムって、平均で40km/h越えているんだけどどれだけの速度で走っているのだろう。
途中、結構な長さの坂が2か所もあるに、どうやったらそんな平均速度が出るんだろうかと確かめてみたい気持ちが盛り上がってきました。
三浦半島は何度も走り、その度に道を変えているので大抵のルートは走行済みです。
しかしながら、過去の走行ルートを見てみると通っていない箇所もいくらかあります。今回はできるだけ初めての道でルートを作るようにしました。
上の過去ルートの作り方は、別の機会に説明しようかと思っています。
これでルートがほぼほぼ出来上がったが、何か物足らない。そこで地図をながめていると見つけました。
以前より気になっていた武山です。前に軽く検討したのですが、気にかかる点がいくつかあり未実施でした。
まず分かったのは、入口から頂上まで舗装されているのでタイヤ等への気づかいは不要。ただし、危険な傾斜が数か所あります。
STRAVAでのデータを見る限り斜度30%の部分が何か所かあります。それも一瞬なら問題ありませんが、その前後も25%程度となっています。
Googleストビューで確認してみると壁のような部分が2か所ほどありました(2か所以外も他なら激坂レベル)。これは上れるか五分五分だなぁと思いながらも確認作業を続けました。
他の問題点としては道が狭いこと。まれに自動車で上ろうとする迷惑な人もいるようなので、それに遭ったら終了です(たぶん再スタートできない斜度)。
また、自動車は無いにしてもハイキングの団体がいた場合も一旦停止となってしまう可能性があります。
ネガティブな要素はいろいろありますが、この時期なので空いているだろうとポジティブに考えて行ってみる事にします。
16号線から特別ルートへ
走り出してすぐに今日は調子が良いと感じ取れました。
TT区間のためにセーブして走っているのですが、自動車に付いていけています。
気温は低いのですが、太陽が出てピッチをあげて走っていると少し暑いくらいです。
上着をもう一段通気性の良い物にすべきだったかと考えてしまいました。
16号線は田浦近くでいくつもトンネルを通りますが、どれも狭くて気を使います。
障害物とならないように、この区間は40km/hまで上げて通過します。
ここで走り慣れた16号線とはお別れです。右折して特別ルートに入ります。
ここは自転車では初めてですが、自動車では通った事のある道です。
でも1~2度しか通った事がないため、記憶に無いのですごく新鮮な印象です。
地形的におそらく上るんだろうなと思っていたところ、予想通りの坂が現れました。
「タイムアタック場所まではセーブする、・・・セーブする」と唱えながら脚を使わないように上りました。
あまり通らないルートなので、ルート脇の駅を覗いていきます。
最初は衣笠駅。駅前には商店街も広がり全くローカル感はありません。
衣笠の先を右折するとまたも上りです。
脚を使わないようにこまめにギアを切り替えます。同じギア比であっても最近は早めにインナーギアに落とします。たすき掛けでの数%ロスを気にするようにしました。
右のクリニックの先から更に裏道に入ります。
まず地元の人しか通らない道です。
ローカルタイムアタック&海岸線の裏道
先の信号から、短いタイムアタック(STRAVA区間)します。
そのため、下りながら加速してスタートします。STRAVAで記録出すには手前で加速しておくことが大事です。
出だしは平坦でしたが、しばらくすると競輪学校の登坂訓練のような光景が見えてきました。
競輪学校の坂はもっとキツイニャ~。
上り終えて速度を上げていると、またも10%近い坂が現れました。
ゴールが近いのでダンシングで上っていきます。ただこの後のロングTTために80%くらいの力で上ります。
突き当りがゴールとなります。
記録は15人中4位です。無理しなかったのでこんなものでしょう。
挑戦者が少ないのは場所的な面もありますが、清掃車以外の立入禁止と手前に書かれているためでしょう。
先の周回路も走ろうとしたのですが、その道の工事していたので諦めました。
YRP野比駅方面に向かう道が、だらだらと上りで嫌になります。
京急長沢駅にやってきました。
ここは駅名が書いてなければ気づかないほど、こじんまりとした駅です。
津久井浜駅近くを通ったのですが、全く気付かずスルーしてしまいました。
駅の表示が全く無かったのもすごいですね。
134号線の海岸線より1本内側を走っています。
ゆっくり走るなら、海岸線よりこの道の方が気疲れしないと思います。
ロングタイムトライアル
三浦海岸交差点の先より今回のロングTTスタートです。
この区間は路面が良いためか速度の乗りがよく、すぐに40km/hを越えていきます。
序盤の緩やかな坂は減速しないよう気をつけて33km/hくらいをキープ。
この日は遮蔽物が無くなるとたまに強い横風を受けます。
横風は速度維持にそれほど影響しませんでしたが、1mも横に流されると高速維持を躊躇しそうになります。
この場所だけ、もろに向かい風で全く速度があがりませんでした。
1つ目の長い上りにやってきました。
高強度で上るのが得意でないため、頂上付近では10km/h近くまで失速しています(濡れているのはにわか雨)。
下りでは速度を上げる事ができますが、横風もあり無理せずほどほどにしておきました。
中間にある短い上りです。
ここは勢いのまま、あまり減速しないで上りきれました。
短いとはいえ平坦区間なのでタイムを縮めたいところですが自重します。
なぜなら、目前に長い坂が待ち構えているため、ここで少しばかり呼吸を整えます。
坂の中間地点ですが、まだまだ頂上が見えません。
ただし傾斜がそれほどでもないため、スタンディングも使いながら力を出し切りました。
ラストの平坦路はスタンディングからダンシングに切り替えてゴールへ飛び込みました。ちなみに信号には一度も捕まりませんでした。
結果、16分13秒でした。STRAVAの記録では5361名のうち195番目なので、上位3.6%となり一見良い記録に見えます。
ただ、区間が8.73kmと長いため本気で走った人が何人いるのか疑問です(私もここでTTしたのは初です)。
Part2では、激坂の武山ヒルクライムを中心に紹介していきます。
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