ここ何回かペダリングについて書いてきましたが、今回書いたペダリングと高速走行時のペダリングには違いがあります。
とは言え、高速時はこれ、ヒルクライムではこれと完全に分かれているものではなく、ヒルクライム時でも斜度が緩いところでは高速時に近いペダリングをすることもあります。
そのため斜度に応じて、両方の比率を変えて無段階に切り替えていく必要があると思っています。
まずは今回説明したヒルクライムでのペダリングですが、上死点での早めの踏み込み→踏み込み→脚の荷重をいかしてのフォロー→回転より少し早めに引き足、という感じでパート分けしました。
次に以前紹介した高速走行でのペダリングは、もっと早い位置から踏み始めて4~5時くらいに突き刺すようにして、そこから一気に元の位置まで引き上げてくるようなイメージでした。
高速走行時にはケイデンスも高回転になるため、各パートごとの動きをイメージしていると遅れがちになってしまいます。
そのため各パートは基本練習にて自然と行えるようにしておいて、高回転時にはその回転を鈍らせないようにシンプルなイメージでペダリングしています。
ヒルクライムでは今回紹介したペダリングをベースにはしていますが、ケイデンスが高くなるような場面では回転を重視して各パートの動きは若干曖昧にしていきます。
次回はヒルクライム時の重心移動について触れてみたいと思います。
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