コロナ禍で各種イベントが中止になるなかで、チャリダーズパラダイスなるイベントが実施される事を聞きつけて行ってみることにしました。
ただ、事前の告知では自転車関連ではクリーニングメーカーが1社、スタンプラリーのアプリ会社が1社しか確認できず若干の不安を抱えての出発となりました。
最悪は帰路に各地の桜巡りに切り替えてもと思いながらも、スタンプラリーの事前準備を整えておきました。
今回はスタンプラリーを行う場合上りが多くなるのですが、駐輪時間が長くなる可能性もあるのでロードバイク1号機で行くことにしました。
https://www.strava.com/activities/5018946406

チャリダーズパラダイス箱根・小田原
イベントの見学&スタンプラリーを行うとすると時間がかかるため、早めに出発しようかと思いましたがいつものごとく出発は8:30を過ぎていました。

ロード乗りには珍しく早出が苦手ニャ~
何とか出発したものの昨日の午後に行った庭仕事の疲れで、身体が重い状況でした。

そのため後続のトラックを振り切ろうとしてみましたがダメでした(空荷だったので体調に関係なく無理だったんですが)。
湘南海岸線までやってきましたが、今日は自動車が多くところどころで渋滞気味です。

私も調子が悪いため、どうやっても42km/hくらいでしか走れませんでした。
いつもなら湘南海岸を高速走行した後は太平洋岸自転車道のこの辺りで休憩するのですが、時間が無いため走りながら回復をはかりました。

大磯プリンスホテルから先いつもの裏道を使って行ったのですが、途中なかなかの桜並木に出会えました。

ここは相当の穴場なので地元の人以外はほとんど知られていないでしょう。
大磯~二宮間を通る人はぜひ探して見てください。
さて、今日は内容盛り沢山(泣く泣くカットした場面多し)なため一気に小田原まで飛びますが、報徳広場に路面電車(チンチン電車)の展示が始まりました。

この路面電車は小田原を走っていたものですが引退後に長崎で使われ、再度戻ってきて展示されています(ういろう本店の向かい側)。
さて、今回のメインイベントであるチャリダーズパラダイス箱根・小田原に到着しました。

鈴廣かまぼこの里の駐車場を利用して十数店舗のテントが出ています。
軽く見回った後に箱根のおとうふブースで食べ比べ品を購入することにしました。

5社の中から好きな物を2点セットで購入できましたので、汲みゴマ豆腐と揚げ豆腐(がんもどき?)を選びました。

揚げ豆腐は表面を焼いてくれたためか、ちょっと香ばしくてとても美味しいものでした。
このイベントには十数店(キッチンカー除く)が出店していますが、自転車関連はSENSHA Bicycle Japan(洗車とコーティング)とSporra(アプリ)しかありません。
ハッキリ言って自転車乗りからしたら、あまりに見るものがなくがっかりしたと思います。
チャリダーズパラダイスとうたっているからには主催者の方はもう少し考えてもらわないと信用を失うと思います。
ところで見学中に話しかけてきたSporraのスタッフさんとはいろいろと話をさせてもらいました。
特にスタンプラリーをやってみようかと思っていたので、事前の説明書では分からない事が沢山あり状況を伺いました。
よく聞いてみると今回のスタンプラリーは短時間で仕上げたようで、まだ不十分な点が残っているとの事でした。
ブースには外人の開発スタッフが3人もいて、皆体格もよくスポーツジムのインストラクターのようでした。

そんなこんなのうちに昼近くになっていたのですが、折角なのでスタンプラリーに行ってみました。
箱根温泉地区
まずは鈴廣かまぼこの裏手の道が推奨されていますのでそちらを通ってみました。

嫌な予感はしていたのですが、スタートとゴールが同じ場所なためBrytonサイコンはいきなり到着したと勘違いし地図表示を終了させました(すでに経験済みなので再表示で対応)。
箱根湯本駅でも先ほど同様に裏道を推奨していましたが、面倒なので国道を進みました。

このあたりはいくつかのチェックポイントがあるのですが、100m圏内くらいに入れば承認してくれるため特に推奨ルートを通る必要はありません。

ここからは本格的に箱根の上りに差し掛かるのですが、予想以上に身体の切れがなく重たい状態でした。

それでもしばらく耐えればエネルギー供給が始まってそれなりに走れるだろうからとあまり気にせず走り続けました。
遠いうちから小さく見えていたので先行車かと思っていましたが、この歩きにくそうな道をハイキングしている人達でした。

箱根旧道にある石畳の道の方がずっと楽しますよ!なんて余計な事を考えてしまいました。
箱根駅伝でも知られた急カーブの手前で一人自転車乗りが休んでいました。

少し心配になり視線を送ってみたところ、笑顔を返してくれたので大丈夫そうでした。
にぎわった場所で歩行者が横断待ちをしていたので停車して待ったのですが、後続車が横を抜けていく危険性があったため右手を出して後ろを制止しました。

自転車が自動車を制するのはちょっと変な気分だったのですが、歩行者の方がたいそう感謝してくれたので良かったです。
箱根ユネッサン手前でコンビニを見つけたので、ここで昼食としました。

この先コンビニにいつ出会うかわからないで、ここで補給を済ましておく必要がありました。
昼食後もそこそこ上ってきたのですが、ここで下り方向へのルートとなっています。

まだ芦ノ湖方面に下っているわけではないので、こんなに下って大丈夫なのだろうかと思っていました。

だいたい嫌な予感は当たるもので、しばらくすると下った分だけ上ることになりました。

それでも通ったことの無い道だったためちょっとワクワクし、独特な色合いの滝(?)なども見る事ができました。

下りに入って勢いよく飛ばしていたところ、横道に入るのを忘れて下ってきてしまいました。

戻るのも面倒なので下ってきってからリカバリーすることにしました。
有名な仙石原のススキの場所までやってきました。

ここ2年ほどコロナの影響で野焼きができずに伸び放題なのですが、道路脇のみカットされていました。
斜度的にも疲れ具合でも、この辺りの別荘地帯が一番ペースダウンとなりました。

危惧されたチェックポイント
チェックポイントの1つ、箱根ビジターセンターに到着しました。

この先の桃源台駅奥にあるキャンプ場は穴場の紅葉スポットなので、ビジターセンターにもよく来ています。
箱根湖尻ターミナルまでやってくると、ルートが駐車場の奥へ向かっています。

もしかしてと向かってみると歩行者&自転車のみ通行可能な抜け道を指し示していました。
ここは何度か通った事がありますが、一部に枝葉が多く落ちているところがあり雨上がりなどは特に走りにくくなります。

チェックポイントである箱根神社の駐車場入口までやってきましたが、奥まで行かないと認証ができないのではないかと心配でした。

しかしながらこの場所であっさりと認証してしまい、肩透かしをくらいました。
芦ノ湖からは大観山まで最後の上りとなるのですが、脚力を温存し過ぎたためかこの辺りでランナーズハイ状態となり25km/hくらいで爆走していました。

頂上前に見晴らしポイントがあったため、富士山とともにチャリを撮影していたところ急に突風が起きました。

見事にチャリはガシャンと倒れたのですが、ディレイラーとは逆側だったので被害はありませんでした。

後でエンドキャップが無くなっている事に気がついたニャ~
さて調子の良いうちに上りきってしまおうと走りだしたらところ、すでにボーナスタイムは終了してしまったようで急に脚が重くなり出しました。
こんなことなら寄り道せずに走りきるべきだった。
それでも大観山まではそれほど距離がなかったので、苦しむことなく上りきりました。

芦ノ湖側から上るのは初めてであまりにあっさり上れたので不思議だったのですが、芦ノ湖自体が標高が高いため短いことが理解できました。
頂上からの下りでは自動車もあまり通らないため大胆なライン取り(もちろん左車線内で)で下っていきました。
途中、慎重なライダーがいてなかなか抜いてくれないので気にしていたところ、それを分かってか抜き去り際に手を挙げていきました。

湯河原の市街地まで下りてきましたが、推奨ルートはここではなくすぐ横にある川沿いの歩道となっていました。

今回の推奨ルートはこのようにちょっと面白ルートになっているところがいろいろあって楽しめました。
次に来て時間があれば川沿いを通ってみたいと思います。
さて真鶴の手前のこの場所で、海岸ルートを通るべきか山側ルートを通るべきか悩みどころでした。

普段なら当然自動車との絡みも少ない山側ルートにするところですし、推奨ルートも山側となっています。
しかしながら次のチェックポイントであるそば屋は海岸ルート上にあります。
Sporraのスタッフにも山側ルートではポイントが獲得できないのではと相談してみたのですが、どうも微妙そうな印象を受けました。
心配ではありましたが混みあっている海岸沿いを走りたくないのと、ちょっとした対応策があったため山側ルートを進むことにしました。
実際に現場近くに着いてみると、道路際まで寄ってみても対象店舗にはまだ200m以上離れていると表示され認証できません。

そこで準備していた打開策として下に続く農作業用の道を下ることにしました。
しかしながら道があまりにも急勾配で、リヤタイヤがスリップして先日のようにトレッド剥がれにならないよう歩きました。

この道は下の店までは繋がっていませんが、ある程度下ると建物の屋根が見えてきます。

ここでチェックをしてみたところ、無事認証を得ることができました。
ここまでのチェックポイントにて、どの程度離れていて認証するかのテストをしてきた成果がここで発揮されました。
小田原城では広い城内のどこで認証されるのか不安でしたが、入口付近ですんなり認証されました。

この後、推奨ルートは城の庭を抜けていくように指示していましたが、どうするか迷いました。
特に自転車走行禁止とも書かれていないためママチャリなどは平気で走って行きますが、さすがにロードで走ってロード乗りの印象が悪くなってもいけないので歩いていくことにしました。
おかげで城内の桜をじっくり観賞することができました。

右手にあるサイクリスト向けカフェが最後のチェックポイントでした。

何とか日没前には湘南海岸までたどり着くことが出来たのですが、脚力は残っているのにスピードが出ません。

さすがに昼食以降まったく休憩をとっていないうえに、補給もしていないので少々エネルギー切れを起こしているようでした。
イベント自体はあまり面白みのないものでしたが、Sporraさんが用意したラリールートはなかなか面白いものでしたし、ちょっと不完全なところも謎解き要素として楽しめました。
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