ライド中にビックプーリーからチェーン外れが起きたので、チェーンを戻そうとしたのですが何か違和感がありました。
よく見てみるとチェーン落ちを防いでくれていたコマが無くなっているではないですか!
矢印の部分に円柱状のコマがあったのですが、チェーンが暴れた勢いでもげてしまったのでしょう。
周囲をさがしてみたのですが、失ったパーツは見つけられずその日は気をつかいながら走りました。
さて、失ってしまったものは仕方ありません。
代わりの物を見つけなくてはならないので、失ったパーツがどんなものだったかを確認することから始めました。
幸いにしてもう一台の2号機にも同型のビックプーリーを投入してあるため、そちらを参考することができます。
失った円柱は6Φで、横幅は8.5mmほどです。
固定はガイドプレートの片側からだけで、固定軸が通る穴は2.5Φとなっていました。
片側固定では固定力が弱いため穴を開けて両面固定にすることも考えましたが、そうなっていないのはチェーンが暴れた時に力を逃がすためだと考え元のままで対応することにしました。
さて、探す物の条件は整いました。
①6Φの円柱で8.5mm以上の長さ
②軸となるものは2.5Φ以下で8.5mm以上の長さ
これをもとにホームセンターをあちらこちらで寸法測りながらウロウロすること数十分。
そして選んだのがこちらとなります。
木製の6Φ棒と2.4Φの銅製の平頭釘です。
釘は軸にするため平頭である必要があり、カット&曲げを行うため加工しやすい銅製を選びました。
まずは木製棒を8.3mmほどにカットします(ガイドプレート間より少し狭く)。
次にその中心部に穴を開けて、釘が通る大きさに穴を広げます(電動ドリル使用)。
つぎに釘の先を折り曲げて、脱落防止するための溝を木柱に刻みます。
これで思い描いたものができあがる予定でしたが、想定外の事がおきました。
釘の折り曲げは木柱に通した後に行わないと意味がないのですが、折り曲げを行ったところ釘のたわみに木柱が耐えられずに真っ二つに割れてしまいました。
いや~まいった。
対策しようにも割らずに綺麗に折り曲げる方法が見つかりません。
そこで試しにと折り曲げ無しに軸をカットしてみたところ、
思いのほか安定して固定されています。
軸穴を少しきつめにしたことと、釘先をカットする時に少し潰しぎみにしながらカットしたので抜けにくくなりました。
後は黒く塗って組み立ててみました。
その後ライドに出かけてみましたが、特に緩むこともなく機能しています。
とりあえずこれで様子をみてみたいと思います。
万が一外れてしまってもすぐに替わりがつくれますからね!
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