木製ガードレール設置で感じたこと

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相模原市で木製ガードレールが設置された記事を見かけました。

神奈川型の木製ガードレール
タウンニュースより

地元の間伐材を使って森林保護に役立つというなかなか良い企画だと思ってみていました。

しばらくして同じような記事を再度見かけた時にふと木製ガードレールとはどんなものなんだろうと思い調べてみることにしました。

木製ガードレールにはいくつか手法があって、今回採用されたのは神奈川県型木製ガードレールというものでした。

「木製ガードレールに神奈川型があるんだっ!」と興味がわいて神奈川型とはなんぞやと調べてみる事にしました。

調べてわかったのは神奈川型とは既存のガードレールに木の板を被せる方式であるという事です。

神奈川型の木製ガードレール
神奈川県のHPより

ところで既存のガードレールに被せるって、意味あるの?

既存のガードレールだけでも成り立つものにわざわざ手間費用をかけて木の板を被せる必要があるのかがとても気になりました。

そこで更に調べてみると神奈川型が出来上がった経緯がわかってきました。

主に神奈川型ができた理由は次のものです。
・木製だけでガードレールを作ると強度を上げるために頑強な作りになり高価になる
・木製だけでは強度不足となり補強の金属が必要だったりする

であるなら既存のガードレールに被せる方式であれば強度の心配をする必要がないことと、ボルトでガードレールに固定するだけなので費用も少なくて済むというものでした。

経緯は理解できたのですが、そうなると当初の疑問であった「それって設置する意味ある?」って事がわかりません。

そこで更に調べてみると次のような効果を狙ったものだとわかりました。
・間伐が進まないと山が荒廃して保水力が失われ、土砂・流木災害の原因になる
・白いガードレールよりも山間部の景観が保てる
・衝突時のクッション効果や金属片の付着防止(ガードレールに擦った車両の金属片が残って鋭利になると話題になったことが)

何となく設置の理由は理解できたのですが、なぜかまだもやっとしたものが残っています。

地元の木材を何とかしたいのであれば、裁断して薪として安く配ってしまった方がコストが少なくて済むのでは?と思えたりもします。

これ以上調べられませんでしたが真実はどうなんでしょう。

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