自走でツール・ド×富士山にチャレンジして帰りが大変でした

自転車紀行
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ツール・ドという自転車用アプリをご存じでしょうか?

各地で定期的にライドコースが設置されて、それをクリアすることを目的としたアプリです(有名なので知ってますよね!)。

今回、富士山周辺の小山町や御殿場あたりのコースが設置されていたので参加してきました。

今回はアップダウンがあるのでロードバイク2号機にて、下記ルートで頑張ってきました。
https://www.strava.com/activities/8658433146
https://ridewithgps.com/trips/114635559

走行ルート

仲間に出会った

いままでツール・ドのアプリを使ってライドしたことが無かったのですが、それはチェックポイントがあるので自分で思い通りに寄りたいところに寄れなくなるためです。

ただ今回は何度か走っている地域なのでおおむね寄りたい場所は済んでいますし、オリンピックのレガシー銘板に行ってみようと思っていたので行ってみました。

長丁場になることは覚悟して出かけたので脚力セーブで走っていましたが、ここ数回のライドとは違って身体のキレもよく今日は上手くいきそうな気がしました。

湘南海岸線(134号線)

松田町の川沿いを走っていると、山の向こうに富士山がひょっこりと顔を出していて天気も良さそうです。

松田町の川沿い
思ったよりここまで時間かかったのがちょっと不安

途中、難所の国道246号線を一部通らなければなりませんが、その中でも路肩少なく上り勾配の一番嫌なところで自動車が一時的にいなくなったので、急いでデッドゾーンを走り抜けました。

小山町近くの246号線
ここで車が切れたのはラッキー

さて、一気にスタート地点の道の駅ふじおやまの駐車場に着いたのですが、アプリのチェックポイントが押せません。

道の駅ふじおやまの駐車場
なぜスタート地点のチェックができないんだ~

何故だろうかとアプリの地図を確認してみると、推奨ルートは駐車場側から始まっているですがチェックポイントは反対側の道路になっていました。

紛らわしいのでやめてくれ~!

スタートして少しばかり上ったところにある最初のチェックポイントにたどり着くと先客がいらっしゃいました。

オリンピックレガシーモニュメント
本日初めての同士

話を聞いてみると相模原市から来ているとの事でした。

ところでここのレガシーモニュメントに立ち寄るのは初めてだったのですが、自転車込みだと思ったより絵になります。

オリンピックレガシーモニュメント
ここは銘板ではなくモニュメントとなっています

あまり長々と話をしていると時間が無くなりそうなので、挨拶をして先に出発しました。

しかしながら上り区間を走っていたところで、いっきにぶち抜かれてしまいました。

うぉ~抜かれた~

ちょっと追いかけたかったのですが体力温存なので自重しました。

視界が開けると雲がかかっていましたが富士山がデカデカと現れました。

富士スピードウェイ西ゲートのオリンピックレガシーモニュメント

当然ながら次のチェックポイントも一緒なので再会となります。

上着を脱いでいるので前の場所とは異なっています

さらに話を聞いてみると御殿場コースのスタート地点まで自動車に乗ってきたとの事でした。

ん?私の行っているのは小山町コースで、彼が御殿場コースでなぜ一緒?

私の理解不足だったのですが、ロングコースは走行ルートチェックポイントは全く一緒スタート&ゴール地点が違うだけだと教えてもらいました。

オリンピックレガシーモニュメント
富士スピードウェイ西ゲートにあります

今度は彼が先に出発したのですが、長い上りを終えた曲がり角でなぜか立ち止まっています。

こっちですよと伝え先に行きました

どうやらルート確認をしていたようですが、自分で見やすく作ったコースをサイコンに入れてある私は止まることなくスイスイです。

次のレガシー銘板は何度も訪れている場所です。

オリンピックレガシー銘板
同じGiant乗りで話が盛り上がりました

そう言えば彼の愛車はTCR、私もこの日は2号機TCRで一緒でした。

そこからは富士山のすそのまで長々と上っていくのですが、先に出発した私はいつ彼が追いついてくるのか心配でつい急いでしまいました。

行き帰りを考え冬装備なので汗だくですよ

何とか追いつかれることなく次のチェックポイントである富士浅間神社に到着しました。

富士浅間神社
あざみラインに上る時に何度か立ち寄ってます

彼はもうすぐゴールだということで、ここに立ち寄っていくそうなのでお別れしました。

時間とのたたかい

次のチェックポイントに近づいたのですが、それらしきものが一切見当たりません。

それもそのはずで、右手にある低い壁に目立たなくしているかのように設置されていました。

オリンピックレガシー銘板
知らなければ絶対に気づかない

ところで帰宅するまで分からなかったのですが、アプリ内のカメラ機能で撮影すると上記のような文字情報が一緒に記録されます。


途中ミスコースをして元の道に戻ろうとしたところ、砂利道に入ってしまい歩くしかありませんでした。

自転車では走れない砂利道
砂利が大きすぎ走れない

次のチェックポイントは空き地の横にポツンと設置されていました。

オリンピックレガシー銘板
ちょっと寂しそう

そしてすぐ先の学校入口に次のチェックポイントがありました。

オリンピックレガシー銘板

さて、ここからはしらばく景色の良い所を走り続けます。

ここは豪華ホテル付きモニターツアーで走った場所だ

ただし大型トラックも頻繁に通るので油断していると驚かされるで、後方感度をあげておく必要があります。

後は平たんなルートだろうと安心していたところ、ひたすら上り続ける地獄が待っていました。

もう、坂はお腹いっぱいです

中盤に入って23分間・5km(走行距離)も走り続けるのはなかなかハードです。

何でこんなに上らせるんだとちょっと怒り気味でチェックポイントにたどり着きましたが、これを見てそんなことはすっかり忘れてしまいました。

オリンピックレガシー銘板
これを見るためなら仕方ないかな!

ただアプリで紹介しているのは奥のサイクルラックの方なのですが、あまりにしょぼいのでスルーしてしまいました。

街中まで下ってきた途中にチェックポイントである富士の里洋菓子店があります。

富士の里洋菓子店

高速で下っていると見逃してしまいそうになるので、ここは注意が必要です。

そこから先は平地での走行ができるはずなんですが、次のチェックポイントが森林公園で丘にあるため脚力を使わなくてはなりません。

すぐ左方向には平らな道があるというのに~

ゴールまで10kmあたりから気になることがありました。

ゴール後の賞品を受け取れる観光案内所16時までで閉まってしまうのではないかという不安です。

18時だったかどうかわからなくなってしまったのですが、16時の可能性も考慮して最後のパワーを使って先を急ぎました。

1分、1秒のきわどさで距離が縮まっていったのですが、結局2分ほど遅れてしまいました。

小山町観光案内所

しかしながら終了時間は18時でしたので、まだまだ余裕があるためスタッフの方々は落ち着いて作業していました。

ゴール後の手続きをしてもらうと私がロングコースを3時間54分でクリアしてきたことに驚いていました(それまで4時間台しかいなかったそうです)。

するともう1コース走り切ると更に特典があると誘惑されてしまい心が揺れました。

確かにショートコースも同時にチャレンジする準備(ルート作成)はしてきたのですが、体力も少なくなってきたので帰りを考えると止める方に心が動いていました

ショートコースで苦戦

しかしながら時間は2時間もあって距離はたかだか12kmほどです。

また改めて来るのも面倒なので、ここは無理して再スタートを切りました。

1つ目の景品は邪魔なので左の草むらに隠した

まずは坂を下って足柄駅がチェックポイントです。

足柄駅

ここは隈研吾建の事務所が設計したそうです。

ここまで下りだったのですぐに着いてしまい、ショートコースは楽勝だなと甘くみていました。

ところがそこから工業団地までずっと上りっぱなしなんです。

過去に一度通ったことがあるので、最初からこれはやばいと感じていました。

そうして上りきった先の富士スピードウェイ東ゲートがチェックポイントになっています。

富士スピードウェイ東ゲート

しかしながら東口には銘板なども無く、ロングコースでも通った場所なので虚しさだけが残ります。

ただ後は下り基調で戻るだけだと安心していたのですが、短い上り区間で急に身体の調子が悪くなりました。

昼にパンとおにぎり1つずつしか食べて無かったのが失敗

どうやらハンガーノックになったようでしたが、それだけでは済みませんでした。

私はハンガーノックになっても低速なら走り続けられる体質なのですが、この時は一気に体温が落ちた影響で体に力が入らなくなってしまいました

それでも上りは数mだったのでそこだけ歩いて何とか観光案内所まで戻ってくることができました(それ以降はずっと下りで、途中甘いドリンクを飲んでいくらか復活)。

小山町観光案内所

2コースを完走したので認定書と2つ目のタンブラーをいただきました。

ツール・ド富士山の賞品

このタンブラーは先着400名までなのですが、2コースまではそれぞれいただけるそうです。

あとは真っ暗な道をひたすら帰るだけなのですが、コンビニで肉まんとホットドリンクを摂取したにもかかわらず寒気が止まりません

苦しい状況だったのですが、何とか25km/hくらいの低速走行なら可能でしたので走り続けました(止まると余計寒くて仕方ないため)。

途中、コンビニで使い捨てカイロを購入しお腹に挟みこんだところ、徐々に体温が上がってきて無事帰宅することができました。

いろいろなスプロケットを紹介

合計240kmの工程はちょっと厳しかったですね。

ただ筋力的には余裕があったようで、翌日体調が戻るとたいした筋肉痛もなくピンピンしています。

コメント

  1. より:

    先日はお疲れさまでした!

    「彼」です。笑

    TCR談義楽しかったです
    足止めして申し訳ありませんでした。
    走行エリア被っているようですのでどこかでまたお会いしたらTCR談義でもまた宜しくお願い致します!

    • CycleTV より:

      こちらこそ話に付き合っていただいてありがとうございました。
      私も相模原の方にはたびたび行きますし、逆もあるでしょうからどこかでお会いしたらよろしくお願いいたします。
      ちなみにもう一台のPROPELに乗っている場合もありますので、よろしくお願いいたします。
      https://cycle-tv.com/nextride/