ここ1週間ほどタイヤのビードが内側に落ちなく、サイドに張り付いてしまっている現象が起きて対処に苦労しています。
ビードが落ちないと走行中にパンクした際にチューブ交換ができなくなります。
ゆえに自宅で何とかなったからOKと言うわけにはいかず、落ちにくくなった原因調査しなくてはならなくなりました。
きっかけ
最初に気づいたのはホイールの振れ取りをする時でした。
クリンチャータイヤなのでまずはチューブのエアーを抜きました。
次にいつものようにビードを内側に落とそうとしたところ、
あれっ!まったく動かない

両手でどんなに押し込んでもビードが中央に落ちてくれません。
そこでネット検索して、斜め上に押し上げるとリムの段差を乗り越えられるとあったのでやってみたところ、片側だけビードが落ちました。
ところがどうやっても反対側が落ちません。
あまりにも指先に力を入れすぎたため、親指がこのようになってしまいました。

最後は仕方なく、落ちないビードの隙間にクレ556を噴霧して、少しづつずらして落とすことができました。
原因追及
ところが次のライドにて運悪く、問題となっている後輪がパンクしてしまいました。
路上で頑張ってみたのですが、やはり片側しかビードが落ちません。
片側からチューブ交換はできたのですが、リム噛みと思われる連続パンクで近くのショップを頼ることに(このあたりは前回ブログにて)。
帰宅後にこの問題を解決しておかないければ、次にパンクした時に途方に暮れてしまいます。
片側だけはビードが落ちる違いを調べるために、リムテープを外して気づいた事がありました。

重量バランス取りのため一部に鉛シートを張り付けているのですが、ビードが引っ掛かるハンプと呼ばれる凸部に鉛シートの一部がかかっています。
これにより凸部が乗り越えやすくなり片側だけ外れるのではと推測して、シートが端までかかるように張り直しました(もちろんバランスの範囲で)。

これでハンプの段差も小さくなったので、簡単にビードが落ちるだろうと試したところ

全く改善しません。
もうこの段階で、数日前に水ぶくれができた指はむけてひどい状態で力が入りません。
今装着しているタイヤは割と最近交換したばかりなので、もしかして不良タイヤかと思い、ビードの外周の長さを測ってみましたが従来の物と同等でした。
また、使い古したタイヤがまだあったので取り付け、取り外しを行ってみましたが同じようにビードが落ちません。
原因判明
残された可能性は少なくなってきたのですが、一つ当初から気になっていた事があります。
それはリムテープによる影響です。

ホイール購入時から付いているリムテープなのですが、スポーク用の穴も特に凹んでいないのでそのまま使い続けていました。
もしかしてこれが原因なのではと、他のホイールに使っているシマノ製リムテープに取り替えてみました。

予想通りこれがドンピシャで、ビードが楽に落ちてくれます。
比べてみると分かりますが、ホイールに付いていた方は型がついているだけでなく、滑りも悪くなっていました。

そこで早速シマノ製リムテープを発注したので、これで解決しそうです。
教訓としては一見まだ使えそうなリムテープも滑りが悪くなっている可能性があるので、その点も注意する必要があります。
気づくポイントとしては、タイヤ交換や組み換えをしてチューブにエアーを入れた際に、パッン!というリムがはまり込む音の回数が増えてきたら注意です。
リムテープの滑りが悪くなってくると、回数と音がするまで遅くなる傾向があります。
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