携帯ポンプを選ぶ際に大事な事は、携帯性よりもきちんと規定の圧力まで空気を入れられる事です。
私もそれに適合したポンプを購入しています(詳しくはこちらで)。
しかしながら今回、性能は二の次で携帯性を重視したポンプを購入してみました。
セット内容はポンプ本体、延長チューブ、先端部のアタッチメント、車体への取付治具となっています。
では何故理想的なポンプがありながら、新たに問題のありそうなポンプを購入したのか……
それは保険的な意味で所持することを考えたからです。
いままでライドの際はチューブ1本とCO2ボンベ1本のみ所持して、まれにしか起きないパンクに対応できていました。
しかしながら、取り替えたチューブで再パンクして大変苦労することが起きました。
苦労したと言っても街に近い場所だったので数十分歩けば対処できたのですが、もし人通りの少ない山岳部で起きていたらとてつもなく面倒な事になったでしょう。
そのため、もう一段の保険をかけておいた方が良いと考えました。
・現在の持ち物に加えて、タイヤパッチとCO2ボンベをもう1本所持する
これでほぼ問題は解決するのですが、これでも気にかかるケースがあることに気がつきました。
それは
①チューブをパッチ処理した際に上手くいかずエアー漏れする
②突起物がタイヤに刺さっているのを見逃し再パンクする などです。
これらが起きた場合、すでにCO2ボンベは使い切っているため打つ手がありません。
そこにも保険を掛けるとなると、更にCO2ボンベを追加する必要があり重量増が激しくなります。
何か方法は無いかと考えていて思いついたのが、この超軽量ポンプを利用することです。
重量的にはCO2ボンベが約60gに対して、超軽量ポンプは約58gです。
ただし仏式バルブへの接続がネジこみ式となっているため、スポークに当たってしまって単体取り付けすることができません。
そのため延長チューブも必要となり、重量的には約72gとなります。
大きさは縦10cm、直径2cmとCO2ボンベと大差ありません。
では肝心の空気圧はどの程度まで入れることができるかですが、150回のポンピングで抵抗が起きだして200回くらいから抵抗が強くなってきます。
300回を過ぎると手に持っての作業では困難となり、床に押し付けてのポンピングとなります。
400回を過ぎると床に押し付けてもキツくなってきて、500回を過ぎると1回ごとのプッシュに時間がかかるほど抵抗が増してきます。
だいたい550回くらいが限界で、その時の空気圧が約5barくらいでした。
確かに5barまでしか入れられないと安心して走行することはできません。
ただ5barあればゆっくりと走り、最寄りの自転車屋までたどり着くことは可能です。
ならばこの超軽量ポンプにて保険の役割は果たせるのではないと判断しました。
少々重量が増える事にはなりますが、これで荒れた道でも安心してチャレンジすることができるためこの装備にて走行して行こうと思います。
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