ちょうどススキが見頃の時期なのですが、今年はパスしてもよいかと思っていたらコロナ禍の影響で仙石原のススキに違いが出ているとの情報を得ました。
そんな貴重な状況なら行ってみなければと計画し、他にも大涌谷や貴重な花にも寄って行こうなんていつものようによくばりなルートが出来上がりました。
今回は途中から1名合流してくるので、それも楽しみなポイントです。
今回もロードバイク1号機にて、下記のルートで行ってきました。
https://www.strava.com/activities/4265459247

貴重な花
今日は知人が合流してくれるとの事なので、どこで出会えるか楽しみなスタートでした。

出発時にメッセージを確認したところ、20分ほど前にスタートを切ったとの事なので私が追いかける形になりました。
藤沢駅近くで二段階右折待ちをしていると、後から同じように曲がってきた自転車が前に待機しました。

後から来たくせに邪魔にならなければよいがと思っていたところ、そこそこ良いペースで走って行くので追走していくことにしました。
私はこの交差点で右斜めのいつもの裏道に入るため、前方を走っていた人とはお別れです。

彼も同じ方向に行くのだろうかと考えながら有料道路の側道をすすんでいたところ、

目の前に彼が現れました。
私は効率のよい裏道を抜けてきたのですが、どうやって先行したのでしょうか?いまだに不思議です。
信号待ちの間にメッセージを確認してみるとすでに知人は第一チェックポイントを通過したとの事でした。
私も遅れて第一目的地にやってきたのですが、どうやら河原に向けてこの道を行かなければなりません。

進んでいくと駐車車両が複数あるため、結構知られているんだと感心していたところ違っていました。
集まっていた車両はリモコン飛行機の愛好家たちで、この場所で楽しんでいるようでした。
そして私の目的はこちらとなります。

単なる野草に見えますが、これが貴重なカワラノギクなんです。
絶滅危惧種となっていて、自然環境で見られるのは鬼怒川、多摩川、相模川しかないそうです。

どこから見ても単なる野草なのですが、とても貴重なものだと知ることができました。
さてあまり遅れないように出発しようかと思ってメッセージを確認すると、すでに知人は第二チェックポイントを通過済みとの報告がありました。
少し焦りが出ましたが、まだまだ先は長いので無理せずマイペースで追走していきます。
この時、これこそ独走倶楽部らしい走り方だと実感しちょっと嬉しくなりました。
※独走倶楽部とは私は勝手に作ったSTRAVAクラブの事です
間もなく第二目的地の八幡山の洋館に到着しました。

ここは平塚八幡宮のすぐ裏にある洋館で、薔薇がすてきな隠れスポットです。

ただ今年は開花が遅れているようで、見頃はまだ先のようでした。
早々に洋館を後にして進んでいると、サイコンの表示に異常があることに気がつきました。

何故か時間表示が3時間近くズレています。
先日もこのBryton Rider450は同じ症状を起こしたのですが、メーカー説明だとGPSにて自動修正されるとの事ですがいろいろ試しましたが修正されません。そのため諦めて出発しました。
前方にゴツイ車がいるのが見えたので、近寄ってみたところ86のチューニングカーでした。

細かく観察してみるとフェンダーも無駄に広げてなく、キャンパー角も理にかなった程度です。
リヤウイングも不格好になるのを承知でルーフよりも高くしているところも、実践向きで好感が持てます。
途中、信号待ちでロード乗りに追いついたのですが、スタートしてすぐに道を譲ってくれました(ありがとうございます)。

そうしたタイミングで知人より小田原であんぱん休憩をしているとのメッセージが入りました。
「あれっ、もしや距離が縮まるどころか広がっている?」
と勘違いしてしまい、急にハイペース走行に切り替えました。
知人と合流
知人のメッセージを見て私もあんぱんが食べたくなり、同じ柳屋ベーカリーさんに立ち寄ることにしました。

今回は下記の3品を購入しましたが、どれも素朴なのですが餡本来の落ち着いた味わいがあります。

さて、知人が小田原城址公園にて休憩に入ったとのメッセージがあった以降連絡が無いため、まだ公園内にいるのではないかと探して見ましたが見当たりません。
パンを食べ終えてるまで待ってみたのですが、こちらからのメッセージに返事がありません。
ここで抜き去ってしまってはいけないと公園周りを探していたところ、すでに14kmほど上っているとの連絡が入りました。
やられた~!
ここまで詰めてきた差を取り返されてしまったと焦り、慌てて後を追いだしました(ちなみに返信ミスで出発連絡が届かなかったようです)。
この上りは先日のロードバイク試乗会でも何度か上った坂ですが、先日よりも何故か重い。

上りきってから気づいたのですが、何とアウターのまま上ってました。
焦って気持ちが高ぶっていたのでアウターでも何とか上れてしまいました。
少し進んだところで、MTB乗りがいくつかの集団で複数現れました。

フォレストバイクが近くにあるため、そこを利用している人たちなのでしょうか?
その後は出だしこそ少しきつめの坂でしたが、後は平均して8%の坂が続く林道です。

ただしどこまでも続くような坂道で、実際30分ほど上り続けました。
途中まではダラダラしたペースで上っていたのですが、気温が上がりジャケットの前をオーブンにしたところから戦闘モードスイッチが入ってしまいました。

頂点を超えて下りに入ると、紅葉に囲まれるような景色が広がります。

これだけでも苦労して上ってきたことが報われます。
そうして別荘地に入ったところで、知人である文珠川さんに追いつきました(文珠川さんのブログはこちら)

ススキと大涌谷
仙石原まではもうひと頑張りなのですが、文珠川さんのペースが上がらないため後方にまわって後続車などの注意を行いました。

脚力の限界のためか、特に傾斜がキツくなる部分で辛そうです。

見ていると全くダンシングを使わずにシッティングのみで上っているので、休憩時にダンシングのメリットと省エネダンシングのポイントを伝えました。
省エネダンシングができるとメンタル面でもすごく楽になるんですよね。
何とか上り区間を終える事ができ、見渡す限りススキ野が広がる仙石原に到着しました。

メイン会場から見下ろしてみると、一面ススキだらけなのが分かります。


今年はコロナの影響で春に野焼きができていないので、ススキの背が幾分長くなっています。

そのためか斜面には穂の白と葉の緑が層のように分かれて見えていました。

ここで文珠川さんとは別れて、一人別荘地を抜けて更に上っていきます。

最終目的地が近づいてくると、渋滞時は1時間待ちとの看板が現れます。
そんなに混まないだろうと分岐路を曲がってすぐに、本当に長い渋滞が起きていました。

チャリだとすり抜けていけますが、並んでいたら本当に1時間くらい待ちそうです。
大涌谷に到着すると黒たまごのモニュメントが出迎えてくれます。

ちなみに左側の行列は黒たまご購入行列です。
チャリにて大涌谷に上ったのは初めてですが、いつきても迫力に満ちています。

この蒸気の上を通るロープウェイからの眺めはもっと迫力あるものなのでしょう。

下りでは道幅いっぱいに使えばコーナーでは自動車よりも速いので、遅れることなくついていくことができました。

少し遅くなってしまいましたが、何とか高速な海岸線を陽の光があるうちに抜けて帰ることができました。

今年の仙石原の景色は二度とないかもしれないレアなものなので、機会があれば立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
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