「例のポンプ」を買ってみた!評判通り手押しで高圧にできるのか?

例のポンプ 自転車用品
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購入のきっかけは、耐久性の低いタイヤで悪路を走った際に2度パンクしてしまいCO2ボンベ1本では足らなかったためです。

今は耐久性の高いタイヤに替えたため特に必要性はないのですが、超ロングライドする際にはCO2ボンベを2本持つよりも安心できるのではと思い購入することとしました。

実際に使い物になるかどうかにも興味があったんですけどね。
例のポンプ

例のポンプについて

知らない人のために軽く「例のポンプ」についてふれておきます。

携帯ポンプって小型軽量なために高圧まで入れられない、又は不可能ではないが困難すぎるものがほとんどですが、OTUREのポンプはそれほどきつくなく高圧まで入れられると話題になりました。

話題となっために、同型でブランド違いのBLACKBIRDLAND CASTIRON JIA’Sなどが発売されました。それらを総称して「例のポンプ」と言います。

そんな中で私が購入したものはIRON JIA’Sブランドの品でした。

届いた品は「ボール用のノズル」と「ボトル穴へ取り付けできる台座」がセットされた物です。
例のポンプ
色はこのブラック以外に、本体部がシルバータイプがあります。

ポンプは米式仏式の両対応となっていて、初期状態では米式用にセットされています。
例のポンプ
先端部を外して中にある黒いパーツを逆向き(広がっている方を外向き)にセットすると仏式になります。

使い方は簡単で、先端をバルブに差し込んでレバーを上げれば準備完了。
例のポンプ
あとはポンプをシュコシュコ押し込んでやれば良いだけです。

性能テスト

ほぼ0の状態から入れてみましたが、50回目くらいで少し抵抗が出てきます。

そのまま特に問題なく100回ほどポンピングして計測してみました。
ロードバイクタイヤ空気圧
約2barくらいまで入りました。

200回ほどポンピングしましたが、特に押し込みが苦しくなることもありませんでした。
ロードバイクタイヤ空気圧
約4barくらいまで入れることができました。

300回ほどポンピングしましたが、それほど押し込み強さは変わりませんでした。
ロードバイクタイヤ空気圧
ポンプを抜く時に少し漏らしてしまいましたので、実際には約6barくらい入っていたと思われます。

300回から先は少し押し込みがきつくなってきますが、まだまだ可能な範囲です。

ただ、6bar超えたくらいから押し込む時の振動でヘッドがノズルに対して斜めになると、エアー漏れが起き出します

そのため左手はヘッドとノズルがずれないように押さえこんでポンピングしないとならないので、ちょっとやりにくくなります。

350回ほどポンピングして約7barくらいまで入ったので終了としました(まだ入れる事は可能です)。
ロードバイクタイヤ空気圧
300回での脱着で漏れた分は補正してあります。

他のポンプとの比較

従来から所持しているポンプと比較します。

写真下が従来品で、地面に押し付けながらポンピングできるタイプで苦しいながらも高圧まで入れる事ができます。
携帯ポンプ
ただし今回の品よりも一回り大きくなります(今回の品は全長20cm)。

従来品は約183gなのに対して、
携帯ポンプ重量

今回の品は約108gしかありません。
例のポンプ重量
更に現在では80gの超軽量タイプもあります(その分だけポンピング回数は増えます)。

まとめ

従来のポンプのように地面に押し付けられるタイプだと高圧まで入れることはできましたが、それでも相当力がないと無理でした(まず女性には無理なレベル)。

そのうえポンピング回数は300回くらいになるため、終わった後は動けないほど息が上がってしまいます。

それに比べて今回のポンプはそこまで力を必要としないうえに、地面に押し付ける必要もないので路面の状態に関係なくどこでも利用できます。

欠点としては6barくらいからヘッド位置がずれると漏れが出るので押さえながら作業しなくてはならない事と、定期的に可動部にオイルを差さないといけない事くらいです。
例のポンプ
オイルが多く塗布されているため、届いた時にはボディ全体がべたべたしています。

300psiまで可能な携帯ポンプ

超ロングライドや、宿泊の伴うライドでは1本持っておけば安心ではないでしょうか!

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