昨年末にGIANTのエアロボトルを紛失してしまい、代用品(詳しくはここ)を見つけて使っていました。
そんな時にELITE(エリート)よりTTバイクにフィットする専用サイズのボトルが発売されたためどのようなものか確認してみました。
CRONO TT Bottle&Carboncage(クロノ TT ボトル&カーボンケージ)
もちろんこのボトルは通常のロードバイクにも使用できますし、私のエアロロードに適しているためさっそく購入してみました。
スペック
風洞実験を経て設計された特別なデザインで、エアロダイナミクスと軽量性を兼ね備えたボトル+カーボンボトルケージとなっています。
最大の特徴は通常のボトルが直径75mm前後(実測70mm)のところ、このボトルは66mm(実測60mm)と細くなっていることです。
そのため内容量も400mLと少なめになっていますが、実用上十分でしょう(少なくとも私は加重量となるため、それ以上の水を持つことがありません)。
ちなみに高さは210mmです。
重量は公称ではボトル単体で64gとなっていますが、購入品は50g弱でした。
誤差にしては大きすぎるような・・・まぁ、軽い分にはOKでしょう!
キャップはネジ式で、飲み口はキャップ無しのボディを押した時だけ出る弁がついた一般的な構造です。
一部半透明な部分にメモリがあり、内容量が確認しやすくなっています。
ここまではフムフムと納得の内容なんですが、問題はその価格にあります。
ボトルが細身なために専用のボトルケージが必要なのですが、ボトルとケージのセットが何と定価9400円もします。
割高と感じる事が多いサイクルパーツでも、上位レベルのインパクトです。
購入品および比較
以前、7000円くらいのエアロボトル&ケージを購入した事がありますが、さすがに今回は躊躇して一旦あきらめていました。
そんな時にふとした情報で、ボトルが単体で販売されている事を知りました。
だいたいボトル&ケージが高価になるのは、ケージが専用品のカーボン製であることが原因です。
調べてみたところ、やはり予想が的中してボトル単体での定価は700円とリーズナブルです。
そうとなればすぐにボトル単体で注文しました。
ではケージはどうするのかとなりますが、それは代用品(詳しくはここ)と同様にアルミ製ケージを変形させたものを使用します。
アルミ製ケージはカーボンに比べてわずかな重量増(19g)を気にしなければ見た目もそれほど悪い物ではありません。
ちなみに重量で言えば前回までの代用品に比べ-43g(ボトル単体比)、
通常ボトルに比べてもー11gも軽量化されます。
まとめ
使ってみての使用感は、シンプルな作りのため可もなく不可もなしというところです。
胴体部は柔らかい材質のため、給水時にボトルを押すのは非常に楽にできます。
給水部の直径もそれなりにあるため、ブラシ等で中まで洗えてエアロボトルでありがちな奥の方でカビが生えるなんてことも無さそうです。
唯一気になる点をあげれば、艶のある黒い表面に傷がつきやすい事くらいです(安いので消耗品として割り切りましょう)。
ボトルケージに関しては、私のようにアルミ製を変形させても良いですし、ボトルに合わせてサイズを変更できる可変式ケージで利用することも可能かと思います(現在は可変式を利用)。
市販のエアロボトルはカタカタしたり飲みにくいなど不満がある人はこれを試してどうでしょうか!
コメント
以前もエリートはパタオ66というφ66mmのボトルと専用ケージを出していました。
このパタオ66ボトルはユニコのペットボトルケージでもホールドできるので、このボトルも同じ径ですからいけるのではないでしょうか。
私は、クロモリの細身のパイプにスタンダードなφ74mmは太いなということで66mmボトルを使っています。その際専用ケージはデザインがフレーム対して大げさに感じて、上記の組み合わせを試したところOKでしたので以来パタオ66ボトル+ユニコ・ペットボトルケージ使用しています。こちらの写真のようなボトルとケージに隙間もできず、見た目も普通です。
かなり以前に購入したものでボトルもくたびれてきたので、どこかにデッドストックはないかと検索していてこちらを見つけました。
φ66mmの後継ボトルがでていたのことを知り、早速購入し、ボトルだけなら高額でもないそうですので同様にホールドできるか試してみようと思います。ペットボトルケージも高い物でもないですし。
新品が手に入ることを紹介いただきありがとうございます。
kobaさんへ
パタオ66なんてものがあったんですね。個人的には大容量のボトルはいらないので、このくらいのサイズが沢山出てくると嬉しいんですけどね。