冬用のロングタイツは防風タイプと通常タイプを1つづつ所持しているのですが、新たに1着購入してみました。
手持ちの2枚のタイツはどちらもシマノ製のものでしたが、今回他社のものを買ってみようと購入したのがカステリ Sorpasso 2 ビブタイツとなります。
このタイツは防風の無い通常タイプとなりますが、Thermoflex Core2生地を前面と膝部分に使用し寒さから守ってくれます。
また、お尻のパッドはPROGETTO X2 Airを採用し長距離にも対応するハイエンドタイプのパッドとなっています。
Thermoflex生地を脚の背面に使用していて、高い伸縮性がライディングの動きを妨げません。
試着
購入するにあたりカステリは寸法がタイトであることが知られていますので、あえて1サイズ大きなLサイズを購入しました(170cm、60kg)。
少し縦方向に余りがありますが、ゆったり目に着るにはピッタリです。
カステリのタイツは伸縮性が高いため適正サイズを購入してもタイトにはなりますが着れます。
後ろ側はこのようになります。
やはり膝周りに若干遊びがありますが、このくらいの方がペダリングの動きに悪影響を与えないような気がします。
また、カステリのパンツはパッド上の部分が透ける傾向があるのですが、サイズに余裕があるため目立つことは無さそうです。
ちなみにカラーはDark Steel Blueという唯一ベースに青みがあるものを選択しました。
実走
まず走り始めて感じるのがサドルの上でお尻が滑ることです。
ツルツルというほどではないのですが、油断しているとお尻が後方にずれてしまいます。
逆に傾斜面でポジションチェンジするのは楽です。
以前のタイツではポジションチェンジする際には若干お尻を持ち上げなくてはなりませんでしたが、このタイツは滑らすことで位置を変えることができます。
慣れてくると垂直方向に過重しながらペダリングしている限りはお尻のずれが起きないため、きちんとペダルに過重できていることが分かるメリットがあることも分かりました。
滑りに関しては数回洗濯することで若干軽減されたように感じます。
また、生地の伸縮性が強いため若干コンプレッションウェアのような効果で疲れにくいように感じます。
さらに素材が風を通しにくいためか、シマノ製と比べて若干保温力で優っているように感じます。
お尻のパッドは特に主張することもなく、どのような形のサドルにも追従する柔軟さがあります。
ただ、個人的にはシマノ製の夏用タイツに採用されていた立体成型のレーシングパッドが一番しっくりきます(人により合わない可能性は高いが)。
結論としてはお尻が滑りぎみなのをメリットととらえるかどうかで評価が分かれると思いますが、総じてよくできたタイツです。
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