サイクルコンピュータの爪折れ修理

自転車用品
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このブログ内で直近の人気記事となっているのが、サイコンの爪折れ報告です。

その中で修理する手段が見つかったと報告していましたが、やっと部品が届きましたので作業を行ってみたいと思います。

購入したのは下記パーツとなります。

サイコンの爪補修キット
ネジとドライバーがセットになっています

これは中華サイトから取り寄せたものですが、国内だと似たようなGarmin用の修理キットが2200円ほどで売られています。

それに対してこちらは500円ほどで手に入るのでお安くなっています。

このパーツは純正の爪部分に被せるように内側が凹んでいます。

サイコンの爪の破損状態
補修品の裏側と破損したサイコンの爪

ちなみにサイコンはBrytonです。

ところが補修品はBrytonGarminの兼用品であるため、ちょっと問題が発生しました。

サイコンの爪や補修品の爪の寸法
左から純正マウント、サイコンの爪、補修品

補修品の爪の幅が10.9mmに対して、Brytonの純正マウントの隙間が9.2mmしか無いのです。

これでは純正マウントに取り付けする事ができません。

どうしたものかと悩んでいると、ふと目に入ってきたのがオプションのアーム付き純正マウントです。

こちらは幅が12.2mmもあるため問題なく取り付けすることができます。

さらに心配だった1号機につかっている一体型ハンドルですが、こちらの幅は大丈夫そうです。

マウントがハンドルに内臓

純正マウントの1つが使えなくなってしまいましたが、それ以外でカバーできるので取り付け作業に進むことにしました。

ネジ留めする前に補修品をかぶせてみたのですが、下記のようにだいぶ出っ張りが多くなります。

サイコンの爪補修品を仮留めしたところ
補修品が浮いた感じで隙間も気になる

さらにサイコンの爪側がラウンド(曲面)しているため、平らな補修品の面を合わせるとガタつきがあります。

そこで、補修品の出っ張りを減らすことと、このガタつきを無くすためにサイコンの爪部分を平らに削ることにしました。

鉄ヤスリにて10分ほど削ってみたのですが、ここまで削ることができました。

サイコンの爪削ったところ
サイコン取り付け向きをロックする凹みが無くなるくらいまで削った

横から見るとこんな感じで、曲面は無くなって平らになりました。

サイコンの爪削ったところ

ここに補修品をかぶせてみるとガタつきや、サイコンとの隙間もなく取り付けできるようになりました。

サイコンの爪補修品仮組
補修品がサイコン本体に近づきました

さぁここからネジを食い込ませていくのですが、プラスチック面にそう簡単に食い込むはずもありません。

サイコンの爪補修品仮組

ネジを押し込んで適切な位置に軽く凹みをつけたら、補修品をいったん外して、ドリル工具で穴を広げておきます。

補修部品をかぶせて、ネジを途中まで食い込ませて止めます

サイコンの爪補修品ネジ留め

この段階ではネジを締めきってはいけません。

ネジと補修部品をもう一度取り去って、結合面に接着剤をぬってあげます。

特に接着剤使用の指示は無かったのですが、強く固定するために接着剤を使いました。

再度補修部品をかぶせてネジを締めつければ完成です。

サイコンの爪補修品装着状態

この時、ネジの締め込み具合がとても微妙です

ネジが小さいので締め込み過ぎて空回りしてしまったらアウトですし、締め切ったという感触も無いため締めすぎず緩まないところでまでで終えなくてはなりません。

サイコンに取り付けてみたところこのようになりました。

サイコンの爪補修品装着状態

まずまずの出来栄えだと思います。

ちなみに削りの部分は大変だったら省略してしまっても構わないでしょう。

カメラやサイクルコンピュータの取り付け用の各種レックマウント

ただ今回紹介したほど削らなくても、せめてラウンド部分が平らになるくらいまでは削ってあげると装着時に安定度が高くなります。

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