サイクルモード2019に自走で行ってきました。
往復の経路でもいろいろとあったのですが、まずはサイクルモードでの展示内容や試乗などについて報告したいと思います。
今年も開催日は3日あり、最終日の3日目(11/4)に訪れました。
駐輪場&試乗
自走で到着したらまず駐輪場手前にあるテントにて、住所や名前や車種について2重に記入します。
盗難防止のため1枚を入口で保管し、もう1枚を取り出しの際の証明用に所持しておくことになります。
駐輪場入口で記入した書類と身分証明書にて本人確認と、バイクに通し番号の札をつけてくれます。
駐輪場所は空いているところに自由に停められました(混んでいると詰めるように指示)。
3日目なので結構空きがありますが、1日目だと満車でしょう。
駐輪場には常時警備員が数名配置されているので、施錠しておけばまず盗まれることはありません。
10時6分ごろに入口に到着し、すでに入場が始まっていたのですがご覧のようにまだ後方は入れていません。
会場全体の様子はこのように横長の長方形エリアで行われていました(左方向)。
以前より出展数が減ったので連続した3ホールだけで行われるようになりました(右方向)。
まずは試乗の受付を行わないと締め切られてしまうため、気になっていたメーカーをいくつか覗いてみました。
キャニオンとピナレロには長蛇の列ができていていたので断念。ルックもそこそこ長かったので保留としました。
試乗時間を区切ったチケットを発券してくれるヨネックスとデローザにて試乗兼をゲットしました。
この試乗チケット方式だと並んで待たなくてよいので、見学していられる良い仕組みです。
ただその分だけ試乗できる人数が減るので人気メーカーでは難しいのでしょう。
まずはヨネックスのAEROFLIGHTを試乗しました(写真は同型展示車)。
このエアロフライトには年式違いに試乗したことがあるのですが、相変わらずカッチリしたフレームでウィップがほとんどなく、乗り味と言うか個性が希薄なんですよね。
ただ以前よりも乗り心地が改善され、硬いフレームなのにそれほど悪くはないですね。
当然のことながら硬いフレームなので加速時の反応性はなかなか良いです。
ただ、エアロフレームなので直進性を重視しているためかスラローム走行での切り返しは今一つでした。
個人的には乗り味が希薄なのがヨネックスの欠点だと思っています。
2台目の試乗はデローザのSKです(こちらも写真は展示車)
この車体もエアロロードなんですが、適度にウィップが有って乗り味がとても気に入りました。
加速時の反応性もよくて、スラロームの動きにも気持ちよく反応します。
正直あまり期待していなかったのですが、結構気に入りました。
この2台は試乗チケットで乗車時間が決まっていたのですが、それぞれ15分と10分もあり十分すぎる時間があります。
そのため少々早く受け取りに行っても車両が用意されていますし、3週もまわってしまいましたがまだ時間が余っていました。
結局試乗したのはこの2台だけで、それ以上並んでまで行う気にはなりませんでした。
何故なら数日前にショップでの試乗会に行ってきたばかりだったので、それと比べるとここでの試乗では必要な確認の半分程度しかできないからです。
あまり目立った動きをすると注意を受けるので、目立たないようにダンシングとスラロームしかできませんでしたが、それさえも行っている人は皆無でした。
バイク&ヘルメット&シューズ
ここから展示品の確認を行ったのですが、まずは展示車両を見てみました。
ピナレロの展示は目立っていましたね。
これはF12のマイヨ・ジョーヌ記念カラーの車体でなかなか綺麗でした。
キャニオンのTTバイクも良い感じでしたね。
お堅いイメージのボーマからラメの入ったカラーが出ていました。
カラーと言えばビッグプーリーガイドに艶やかな塗装をしたものがありました。
このガイドの塗装は決まったパターンはなくカスタムオーダーにて行っているとの事でした。
これは一見折り畳みバイクかと思ってしまいますが、全く折り畳みできません。
部品単体の状態から自分で簡単に組たてられるバイクで、超シンプルなフレームとなっています。
ちょっと面白そうだったのがこちらのヘルメットで、通信機能とマイクとスピーカーが内蔵されています。
そのため同じヘルメット間で通話ができるのと、単体でスマホ等から音楽を流すことができます。
マイクは先端、スピーカーはサイドの下側に付いているので道交法はクリアしています。
エアロヘルメットを購入しようかと、お気に入りのベルの製品を確認してみました。
デザイン的には良いのですが、何せ分厚い。
ベルの方針で基準以上の安全を確保するのは良いのですが、厚みが3cmくらいあるんですよね。
その後に何気に立ち寄ったカブトでR1の新作が展示されていました。
R1の上部に脱着可能なシェルを被せてより空力性能を上げたものです。
黒い部分のシェルを取り外せば暑さにもある程度対応できますし、冬はシェルで暖かくなる効果も期待できます。
なによりもフィット感が抜群なので、この新作モデルが発売したら買ってしまうかもしれません。
フィジークのベルクロタイプが気になっていたのですが、試着コーナーにはSPDシューズが無いのが残念でした。
ただロードバイク用にもベルクロタイプがあったので、それを試すべきだったと後悔しています。
それに対してノースウエーブはSPDシューズも試着用を準備してくれていました。
RAZERとORIGN PLUSですが、どちらも甲乙つけがたいフィット感でした。
その他
TOTEMは折角大きなブースを出しているのに試乗車がありませんでした。
試乗されると困ることでもあるのかと疑ってしまいます。
電動バイクのコーナーの一角に気になるバイクを見つけました。
写真を撮った時には気が付かなかったのですが、車体にデローザと書かれています。
発売されてからしばらく経っていますが、エックスシフターのハイブリッド電動変速システムです。
無線ボタンで電動システムを操作して、電動システムが短いワイヤーを動かします。
実際に操作してみましたが、大手メーカーの電動システムほどすばやくはありませんがギリギリ許せる程度の速度で切り替わりました。
今回の展示中で一番の注目品はこの4iiiの無接点ローラー台です。
ハブ軸で支えている以外の接点がないのですが、ホイールの左右にある電磁石によって無接点で抵抗を出すことができます。
原理が分からず担当者に質問したのですが、担当者も届いたばかりで詳しい原理が分からないそうです。
ただ、実際に試せたのですが本当に抵抗が発生します。
低速だと抵抗にムラがあるのですが、普通の回転になると全く気になりません。
また、アルミホイールならどのメーカー品でも大丈夫との事でした。
無接点のため摩擦による振動や音が全くなくタイヤも減らないので、使い物になればすごい物です。
絹代さんがトークを行っていましたが、ガールズバイクについてだったので観客が6名(もちろん女性)しかいなくてちょっと寂しい感じでした。
他にも地域のサイクリングコースを紹介していたり、競輪やアウトドアの紹介など新しい試みも始まったりしていました。
ただ、撤退したメーカーも多くなってきていて、サイクルモードが売り上げに直結しなくなってきているのも事実でしょう。
出展料も高いようですし、それらを含めてユーザーに何を提供していくかを考え直さないと継続していけないのではないでしょうか!
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