サイクルコンピューターを設置するには、コンピューター本体の他にセンサーとマグネットが必要となってきますが、ホイールに取り付けるマグネットは何を使っていますか?
※標準マグネット例
もちろんサイコンに付属のマグネットで良いのですが、見た目がちょっと野暮ったくないですか?
また、せっかく空気抵抗が良いホイールを選んでいるにマグネットが大きな抵抗になっていたら勿体なくないですか?
さらにホイールの重量バランスも悪化していませんか?
そこでマグネットを取り替える事で見た目と機能にこだわりたいと思います。
マグネット選び
マグネットは磁力が強いものであれば何でも構いません。であるならと、手近なホームセンターで探してみても丁度良いコンパクトなものはなかなか置いていません。
そんな時に頼りになるのが、神対応をしてくれている二六製作所さんです。
https://www.26magnet.co.jp/
何がすごいかって磁石1個から販売してくれるうえに、激安でかつ送料無料なんです。むしろ経営が成り立つのか心配になってしまうほどです。
二六製作所さんは製造から行っているため種類が多いのですが、自転車用に紹介されているものから選ぶのが無難です(理由はのちほど)。
https://www.26magnet.co.jp/database/qa/qa2-04.html
※黄色で囲んだ3つがホイールに付けるスピードセンサー用
注文
注文方法は一般的な通信販売と同様に希望商品ページから購入数を入力して支払い手続きをするだけです。会員登録はしなくても購入できますし、支払い方法も複数用意されています。
注文を入れると2~3日ほどで配達されます(最近のAmazonより早いかも)。だいたい翌日には出荷され、後は郵便局しだいです。
このような封筒で届きます(宛先を剥がしました)。
中身は右から製品、梱包担当者通知、注意書き、あいさつ文、明細、アンケートはがきとなっています。
こんな小物にまで梱包担当者名をつけるなんてすごい。
磁石自体はこのように小さなものです。
磁石を固定するものが必要ですが、自己融着ブチルテープがおすすめです。紹介した自転車用磁石の黄色枠の下にありますので、二六製作所さんで合わせて購入ください。
これは、私が持っていた前回購入の残りです。今回はこれで足りました。
マグネットの取り付け方法
スポークのうち、センサーに近い側スポークを選びます。
センサーに遠い方のスポークだと反応しないため近い方を選びます。
次に重量バランスから考え、エアバルブの反対側に近いスポークを選びます。
次にスポークに沿った位置で左右に動かして反応が一番良い位置を確認します。
この磁石の場合、磁力線の関係で向きにより反応の良し悪しがあるので磁石を90度回転させて反応の良い面を見つけてください。
細かいことですが、理想としては上の写真のように回転方向に対してスポークの後ろ側に設置した方が空気抵抗が小さいのですが、このホイールの場合スポークが離れていて反応しません。仕方ないので、センサー側に取り付けます。
センサーの感度によっても距離が違うと思いますが、GIANT純正センサーの場合、磁石との間隔が1cmくらいまでが反応限界のようです。
ちなみにディープホイールだと、スポークはセンサーから離れる可能性は高くなります。
図のように標準リムの方がスポークがセンサーの近くを通ります。
反応する位置が決まったら細く切った自己融着テープで仮止めします。綺麗に自己融着テープを巻くためには仮止めが必要です。
仮止め無しで行うと難易度が高くなります。また、自己融着テープは少し引っ張りながら巻いてあげないと融着しません。
自己融着テープを半分の幅に切って、磁石の端の何もないところで一周巻いたあと徐々に磁石の周りに巻いて、逆の端の何も無いところで一周巻いてカットします(仮止めの上から巻いてしまう)。
もとのテープ幅だと磁石が小さいので難しいため、半分の幅にして使用します。
これで完成となります。今回はまずまずの出来栄えでした。
マグネットのサイズについて
基本的には二六製作所さんが推奨している中から選ぶのが、本体も小さく、センサーへの反応も良いのでおすすめです(特に下記)。ただ、できるだけ目立させたくないという方は更に小さいサイズにチャレンジしてみるのも良いでしょう。
推奨以外を選ぶ際や、推奨品でも反応しない場合は、説明にある表面磁束密度の数値を参考に選ぶと良いでしょう。
今回はちょっとしたこだわりでしたが、高速走行時には結構効果があるのではないかと思っています。
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