自転車やバイク好きだったら速度によって実際の気温より寒く感じる事は経験的に知っているかと思いますが、実際どの程度違うのか詳しく知らないですよね。
私もどの程度影響するのか分かっていなかったのですが、ひょんなことから体感温度の計算式に出会いました。
はい、見ただけで思考が停止しました!
大丈夫です。簡単に計算できるサイトがありますから。
ここに「気温、湿度、速度」を入力して計算させれば体感温度が計算できます。
さて気温と速度はいろいろな変数を入れるとして湿度をいくつにするか迷いましたが、冬の平均値で一番乾いた地域である東京でも50%以上あるため、湿度は60%で固定します。
冬場は乾燥しがちと言われるのに60%は高すぎないかニャ~
はい、私も最初そう思ったのですが、一般的に冬場の湿度って室内での事を言っているんですね。
湿度ってやっかいな事に温度が上がると相対的に下がるため、室内では40%以下であることが普通でしょう。
ただし、今回は野外走行時の体感温度を求めるため、湿度は60%固定で計算することとしました。
その計算結果が下記となります。
外気温を4段階にして、走行速度が10~40km/hで計算させてみました(風は無風という条件です)。
この表で分かることは、気温が10℃であっても速度20km/hで走った体感温度はすでにマイナスとなっていることです。
表では実感しにくのでグラフにしてみました。
各気温とも速度に応じて似たような下がり方をしていることがわかります。
さらに分かりやすいように外気温との温度差がどの程度なのかも表にしてみました。
これが一番分かりやすいですね。
速度10km/hでも7~9℃ほど体感速度が下がり、30km/hでは10~15℃下がります。
そこから先は速度が上がっても温度低下は小さくなっていきますし、40km/h超えだすと自らの発熱であまり寒さを感じなくなりますので意味が無くなりますね。
この計算には当然のことながら自らの発熱分は計算に入っていませんので、ライドではここまで体感的に下がったとは感じないのでしょう。
しかしながら手足の先端部分だけは、計算に近いものを感じているかもしれません。
先端部はあまり血行がよくないのでこの体感温度をもろに感じてしまうため、手先が凍ったようになるのだとよくわかりました。
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