まずはペダリングを見直してみませんか!

今回は、いつか書こうと思っていた走行テクニックについて書いていきたいと思います。私の経験上、「速く走ったり、長距離走る」には脚力も必要ですが技術面も大切だと思っています。

むしろ、平均的なレベルになるまでは技術面の方が大切だと感じているくらいです。ではなぜそう思うのか、また実際に何をすればよいかなどを説明していきたいと思います。

技術面が大切な理由

スポーツバイクに乗り始めると、「より速く走りたいとか、より遠くまで走りたい」と欲求がでてくるかと思います。

それを満たすために多くの人が行うのが、肉体的トレーニングです。肉体トレーニングは結果も出やすく、それ自体悪い事ではないのですが、肉体トレーニングだけを主に行っていると早い段階で壁にあたって伸び悩むと思います。

よく見かけるパターンとしては、そこそこ走り込んでいるし肉体的にも鍛えているのに平均以下の結果(速さや距離で)しか出せない人です。その人たちに共通しているのが、乗車姿勢が悪かったり、ペダリングが乱れていたりすることです。そのためロスが多く非効率的な走りをしているために、早い段階で成長が鈍化してしまうのです。

それならば、非効率に気づいた時に直せばよいと簡単に考えるかもしれませんが、後から直すのは結構大変です。ある程度乗り込んでしまい自分なりの癖をつけてしまうと、直すのに時間がかかります。

更に無意識にできるようになるまでは、覚えてしまっている身体の動きに反するためにうまく動けなかったり疲れたりします。結果として改善中は、「速度が遅くなったり、距離が走れなかったり」するためモチベーションの維持が難しくなります

そうならないためにもできるだけ早い段階で技術面に目をむけることが大切だと思います。肉体強化は後からでも可能なので、まずは技術面を磨くことをお勧めします(と言っても技術面を練習していると同時に肉体もある程度鍛えられてしまいますけど)。

最初に行うべきこと

まず、最初に行わなければならないのはフィッティングです。身体にあわせてバイクの調整を正しく行っておかないと技術練習などで上手くいかない原因になります。

フィッティングについてはここで触れていますが、少し補足したいと思います。

まず、ショップにて自転車を購入した際に簡単にフィッティングをしてくれます。
簡易フィッティング
しばらくはこれでも良いですが慣れてきたら早めに見直すと良いでしょう。なぜなら、購入時の位置合わせは簡易なもので精密ではありませんし、不慣れな人の安全を考慮して妥協した合わせになっているからです。

ではどのようにすれば良いかですが、前の記事などを参考にいろいろ調べて勉強するか、ショップにて有料フィッティングを受けると良いでしょう。

ただ、ショップでのフィッティングを行えば完璧だと思っていると思っていると勘違いするかもしれません。適切なフィッティングはその人の技量や何を優先するかで、時期とともに変化していきます。なので定期的に見直していかないとなりません。

まぁ、最初のうちはそこまで厳密に行わなくても良いと思いますが、定期的にフィッティングが今の自分に合っているのかは見ておくと良いでしょう。

ペダリングについて

技術面で何を最初にするべきはいろいろと意見があるかと思いますが、一番直しにくいことを最初に行っておくと良いでしょう。

そこでまずはペダリングでの足首の使い方に注目したいと思います。足首の角度が変わってしまうことをアンクリングと言われたりしますが、角度が大きく変わるとエネルギーロスが大きくなります。

よく起きがちなのが脚を引き上げる際にかかとが上り、足首が伸びて、
かかと上り

踏み込む際にかかとが下がり、足首が縮まることです。
かかと下がり

この状態だと脚からペダルに力を伝える際に、足首がクッションの役目をしてしまいエネルギーロスが発生します。

その状態を再現してみました。


このようにかかとが上下してロスが発生しています(今となっては再現するのが難しかかった!)。

ではどのような動きが適切かですが、理想としては足首の角度が変わらない事です。
正常1
正常2

ただし、全く角度が変わらないようにすると身体の可動領域から無理がかかるため、実際にはいくらかの変化は許容されます。ただ、その変化が小さい方がペダリング効率が良くなります

改善方法

ではどのようにして改善するかですが、その時に用意すべきものがあります。改善のためにローラー台(固定式でも3本式でも可能)やスピンバイクなどが必要となります。すなわち、外での実走ではなかなか改善されないということです(理由はこの後を読んでもらえばわかるかと思います)。

まずは意識しないで普通のペダリングを行い、その状態をスマホなどで撮影して確認してみてください(鏡や窓ガラスに写して直接確認でもかまいませんが、撮影したものをゆっくり確認する方がわかりやすい)。

足首の角度はどうなっていましたか?大抵の人はできていないことに愕然とするかと思います。私も実際そうでした。

できていない事が実感できたら、次は改善です。ローラー台上でゆっくりと足首の角度を固定するようにしてペダリングします。できればこの時は直接動きを見ながら行った方が効果的なので、鏡やガラスに写しながら行うと効果的です(録画と併用すると更に効果的)。

一つの例として私のペダリングをご覧ください。


このように足首の角度があまり変わらないようにしてみてください。

初めのうちは意識しないとすぐに元に戻ってしまいますが、無意識でも行えるようになるまで身体に覚え込ませてください。きちんと覚えると高速で回した時でも角度を一定に保てます。

簡単に見えるかと思いますが、これができるようになるまで私は1か月ほどかかりました(ほぼ毎日練習)。1か月は長いように思われますがむしろ短期間で改善した方で、人によっては3か月かけても直らない人もいます。

改善までに時間のかかる内容ですし、早く取り組んだほど改善しやすいと思いますのでまずはこれをやってみたらいかがでしょうか!
ただ、「ローラー台を購入するほどガチ勢でないよ」という人は、実走の中で意識するだけでもいくらか効果はあると思います。改善意識を持ち続けることが大切ですので、やれる範囲で取り組んでみたらどうでしょうか。

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