この時期の紅葉を探して鎌倉をあちらこちらへ

自転車紀行
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そろそろ鎌倉の紅葉も見ごろになった頃だろうと、鎌倉を一回りしてくることにしました。

いくつか新しいスポットやルートを加えながら鎌倉をめぐってみました。

今回はクロスバイクにて下記ルートで走行。
https://www.strava.com/activities/4427423538

ルート

マイナーすぎる洞窟

今回訪れる鎌倉は我が家からは近場なので、駐輪も考えてクロスバイクにて向かいました。

クロスバイクなので普段着のようないでたちなので、観光客からも違和感なく受け入れてもらえるでしょう。

まずは紅葉の鎌倉の象徴でもある円覚寺の門前に立ち寄りました。

円覚寺
ここは常に人が多い

例年ほどの艶やかさはありませんが、十分に綺麗です。

ここは駐輪場もありませんし時間もかかるので中には寄らずに先へ進みます。

住宅街の狭い道を抜けて源氏山公園方面に進んで行きます。

源氏山公園へ向かうとなると、どのルートで行ってもそこそこ上らなければなりません。

今回は体調も良いので気持ちよく上れて、出だしの運動として丁度よいくらいです。

坂の途中の竹林を過ぎたところで、「おっとここは!」と思いだしUターンしました。

竹林の間をぬける農道を進むと小さな畑が見えてきて、その奥にちょっとした洞窟のようなものがあります。

瓜ヶ谷やぐら群への道
前々から行ってみたいと思っていた

畑の周りの道とも言えないような道を進んで行くのですが、

瓜ヶ谷やぐら群への道

畑の端までやってくるとほとんど道らしいものが無くなります

瓜ヶ谷やぐら群への道
道が途切れた

崖の先からは子供たちの遊んでいる声が聞こえてくるため、別なルートがあるのではないかと引き返そうかと思いましたが、もう少しだけ進んでみました。

すると急な斜面にロープがのびていて、引っ張ってみるとどうやらこれで登れって事のようでした。

瓜ヶ谷やぐら群への道
サバイバル感があって急にやる気になってきました

ここまで準備されているならば、行かないわけにはいきません。

ロープをたどって少々ぬかるんだ斜面を何とか上りきりました。

瓜ヶ谷やぐら群
木の根が怖すぎる

すると木の根に囲まれそうになっている洞窟が現れました。

よく読めませんが、立て札のようなものもありますし洞窟内に入ってみました。

瓜ヶ谷やぐら群
何体も彫られていました

ここが目的地の瓜ヶ谷うりがやつやぐら群で、中に地蔵菩薩さまがいらっしゃいます。

今回は冬場だったので雑草も少なくたどり着けましたが、雑草が多い時期だとたどり着くのが大変そうです。

源氏山公園の紅葉

元の道に戻って少し上り、源氏山公園へと細い道を進んで行きます。

源氏山公園へついてまず現れるのが葛原岡くずはらおか神社です。

葛原岡神社

鳥居のイチョウが良い感じに色づいていました。

公園方面に向かうと、赤く染まったモミジが見頃を迎えていました。

源氏山公園の紅葉
真っ赤です

ここまでは自転車でも通りやすいため毎年見ているのですが、今回は源頼朝像があるもっと奥まで行ってみたいと思います。

源頼朝像の周りにもモミジが沢山あったのですが、その先でフキの花が綺麗に咲いていました。

源氏山公園のフキの花
最近のお気に入りであるフキの花

紅葉の赤とフキの黄色を同時に見れる良い場所でした。

更に奥まで進んで行くと、椿が密集したエリアがありました。

源氏山公園の椿
ピンクの絨毯

源氏山公園にはいたるところに椿がありますが、ここが一番多く植えられています。

今回知った事ですが、椿は種類ごとにこれから春先まで咲き続けるようで、春先には花びらが大きなものが咲くようです。

ドラ
ドラ

その頃にまた来てみるべきだニャ~

さて、本来の予定だと少し戻って銭洗弁財天の道を下るつもりでしたが、このまま先に進めないかとの誘惑にかられました。

ちょっとだけ進んでみたところ、通行注意の看板が現れました。

通行注意って事は通れるって事?

自転車を置いて10mほど偵察に出てみましたが、難なく通れそうな道が続いています。

楽勝レベル

それならばとルート変更してこの道を下ってみることにしました。

前日の確認でちょっと厳しめのところがあることは分かっていたので、この程度は自転車担いで乗り越えます。

まだまだ

ところが、最後の最後にきて信じられないレベルの難所が現れました。

急にレベルアップしすぎ

溝のように凹んだ部分の幅は靴がやっと1足入るくらいで、その先が急激に落ち込んでいます。

あまりの状況に一瞬フリーズしてしまったのですが、冷静に考えると少し上にお墓があったのでそこから別なルートで抜けられるのではと5mほど上り直して探して見ました。

無い、無い、無い、別ルートなんてありません。

仕方ないので意を決してこの難所に挑むことにしました。

少しずつ滑らないように、慎重に歩をすすめて、何とか降りることができました。

降りた先の分かれ道で確認しましたが、やはりこの道で合っているようです。

歩いて通るだけでも大変なのですが、チャリを抱えて通った人はほとんどいないでしょう。いました、それも身近に同じくアホが変わり者が

鎌倉の紅葉

さてここからメインルートに出るにはどうしたものかと周りを見渡していると、

このトンネルを抜けた先がメインルートに通じるらしいとわかりました。

しかしながら別に細い道が正面に続いていたので、そちらの方が面白そうだと進んでみることにしました。

どんどん細くなって行く道に不安も覚えながらも進んでみたところ、なんと寿福寺の門前道に出ることができました。

寿福寺
ここも穴場ですね

ここは見ての通り絵になる情景で、この日は何人も写生をしていました。

あの道を通らなかったら知ることが無かった場所なのでとてもラッキーです。

そこから紅葉で知られた海蔵寺に向かいましたが、手前の道が一番の見どころでした。

海蔵寺手前の紅葉

海蔵寺は境内よりも、門までの紅葉が綺麗なところです。

次に鎌倉八幡宮方面に向かったのですが、混みあう鎌倉の道も抜け道使ってスイスイです。

鎌倉八幡宮を過ぎて住宅街を進みましたが、奥まったところでもおもむきがある道が多々あります。

鎌倉宮にやってきましたが、塗り直した白い鳥居に慣れることができず違和感があります。

鎌倉宮

ここでは駐車場裏の通路との間にあるカエデが色づいていました。

鎌倉宮の紅葉

そして展望台へ

こんどは一路海岸線方面に向かい進んでいきますが、その途中で左折すると最初の門が現れます。

妙本寺の第一門

ここは妙本寺の最初の門となるのですが、そこを過ぎてもずっと上まで道は続いています。

最初の門から階段ルートもあるので、歩いて自然観察しても良いですし、チャリで上まで行ってしまっても良いでしょう。

この日は結婚記念で3組ほどの撮影がいたる場所で行われていました。

妙本寺
いつもながら記念撮影で人気

実はここは穴場の紅葉スポットで、池の上からの紅葉がなかなかの見ものです。

妙本寺の紅葉

しかしながら少し早すぎたようでまだ一部しか赤くなっていませんでした。

鎌倉全体に言えることですが、今年は雨が少なかったために艶やかな赤色にならず、くすんだ色になって枯れてしまうことが多いようです。

そこから逗子のお化けトンネルを抜けていきます。

逗子のトンネル
クロスバイクなので歩道走行

ここは一時期よく出ると話題になったトンネルですが、今ではすっかり明るい印象になって話題にあがることも無くなりました。

そこから逗子ハイランドの住宅街を一番上までひたすら上り続けました。

さらに続けて子ども自然ふれあいの森にある坂を上りきりました。

子ども自然ふれあいの森

この日はサイクルウエアでは無いため、ここまで来ると汗が噴き出てくるので、汗冷えしないようすばやく上着を脱ぎクールダウンしました。

評価の高い自転車パーツをご紹介

そうして最終目的地である展望台から相模湾を眺めて、この日のライドは終了となりました。

子ども自然ふれあいの森の展望台

もちろん帰宅するためには鎌倉霊園の山を越えていかないとならないんですけどね。

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