今年もツアー・オブ・ジャパンの富士山ステージを観戦に行ってきました。
昨年は自走でそのままあざみラインに突入したため、スタート時から脚が痙攣していて地獄をみました。
そこで今年はそのリベンジを果たしたいと再度挑戦してきました。
今回の走行は下記の通り、ロードバイク2号機にてアタックしました。
https://www.strava.com/activities/2393006772
ヒルクライム動画
今年も当初は自走にて向かうつもりだったのですが、検討してみたところ難しい事がわかりました。
自走の場合、日の出とともに出発しても結構速めのペースで向かわないと間に合いません。
それでは昨年同様に、上る前に脚が終わってしまいます。
そこで今年は自動車にて麓まで向かって、あざみラインだけをアタックしてきました。
表彰会場もある、あざみライン始点の道の駅すばしりに到着しました。
しかしながら観戦者用の臨時駐車場が見当たりません。
調べてみると道の駅への曲がり口から山梨側に20mほど進んだところにありました。
ちょっとした広場で、奥の方はガラガラでゆっくりロードバイクの準備ができました。
道の駅を左手に見ながら、先のトンネルを抜けたところが、あざみラインのスタート地点です。
私の走行の様子をダイジェストにしていますのでご覧ください(コメントあり)
※2号機にはパワーメーターが付いていないため、出力は表示されていません。
画質が悪い時は720pに切り替えての鑑賞ください
全行程が見たいなんて物好きな人のために、4倍速ですが全行程も保存しました。
ヒルクライムでの状況
動画とは別にアタックの様子をお伝えします。
スタート前のアップですが体力が惜しいので軽めの柔軟をしただけとしました。
スタートして2kmほどは6~10%程度の緩い坂(あざみラインにおいて)が続くため、それをアップ代わりにゆっくりと進みます。
コース脇には定期的に係員がスタンバイしています。
また、歩いて観戦しようとしている人ちらほら。
前後に走っている人もいないため、単独で淡々と走らなければなりません。
たまにチームのサポートカーやシャトルバスが通るのが気晴らしになるくらいです。
ツアー・オブ・ジャパンのオフィシャルカーなどは、追い抜き際に応援してくれます。
唯一下り区間がある場所にやってきました。
ここが3月に土砂崩れで通行止めとなった場所です。
ここから先が本当のあざみラインの恐ろしさを味わうところなので、手前で体力を使ってしまわないよう注意しましょう。
少し進んで「毒キノコ」注意の看板が現れたら、ここから先はずっと15%超えの坂が続きます。
気持ちが憂鬱になっていたところ、前方にローディを発見!
先行者すでに蛇行走行をしていましたが、こちらもペースを上げられずなかなか差が縮まりません。
何とか後ろに張りつきましたが、速度差がないためしばらく追走させてもらいました。
パンク修理道具さえ自動車に置いてきた私よりも、リュックの分だけでも相当なハンディのはずです。
ここまできて更に20%区間に入ると失速気味で真っすぐ走れずに、蛇行となってしまいました。
道の端まで来た時に一気に向きを変えて加速をしていたので、勝手に「スイングバイ航行だ」なんて言いながら走っていました。
スイングバイ航行は、宇宙船が惑星の重力を使って加速することなのニャ~
昨年はここらへんで観戦していたなぁなんて気持ちに余裕はあったのですが、
空気が薄くなり呼吸が苦しくなっている事には気づいていませんでした。
ギャラリーが多いところでは、多くの人が応援してくれます。
声がかかるとついつい頑張れてしまうなんて、実はまだ限界ではないのでしょう。
バスが手前でもたもたして追いついてしまいそうになった時はちょっと焦りました。
コーナーを走るローディがいたので、バスが待っていたようでした。
そんなタイミングで後ろにいたローディが一気に加速して抜いていきました。
あざみラインで速い人に共通している、しぼられた上半身と力強いヒップの体形が印象的でした。
バスが待っていた人に追いついたのですが、一眼レフのカメラを背負っていました。
女性の方のようでしたが、よくそんな重いカメラ背負ってと感心させられました。
ゴール前でパイロンの左から入ろうとした時にカメラマンが右へ行くように指示してきました。
指示通りに右を走ると並走して撮影をしていました。
本番のテストだったのでしょうか?それとも撮り高としてのストックだったのでしょうか?
そして無事ゴールしました。
タイムは1時間9分ほどで昨年のタイムを10分以上短縮できました。
まだ余力があったので次回は1時間に迫りたいと妄想しています。
ツアー・オブ・ジャパン
さて、ゴール地点の様子はこのようにのんびりとしています。
ここまで来る人は少ないので、和やかな雰囲気です。
レース観戦は2kmほど下ったところで行いました。
予想よりも早くトップのクリス・ハーパー選手が来たために接近した写真が撮れませんでした。
他の選手も長い激坂区間を抜けてもこのスピードで走り抜けていきました。
レース後に下山しながらボトル3本を手に入れました。
表彰が行われる道の駅すばしりには複数のブースが出ていました。
一般向けのブースであるため、自転車乗りが興味を示すようなものではありませんでした。
各賞の表彰が行われ無事に終了。
富士山ステージは観客が少ないため間近で見学することができます。
私なんて写真を数枚取り終えると、近くの足湯に浸かりながら表彰を眺めていました。
富士山ステージは空いているため見学も楽です。
年1回のスーパーヒルクライムにチャレンジして、あなたも地獄を見てみませんか?
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