前夜に思いついたライドがとんでもなくハードだった

自転車紀行
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今回特に走行プランもなくどうしたものかと悩んでいたところ、ふと以前に上野原を回っていた時に四日市場上野原線の先から戻って来るロード乗りの事を思い出しました。

そうだこの四日市場上野原線を先まで行ったらどうなんだろうと気になっていた事を思い出し、急遽向かってみることを決めました。

ただ向かうだけだと大半が以前の走行と一緒になってしまうため、途中のルート設定をGoogleマップのルート検索機能にゆだねてみることにしました。

今回はそれほどアップダウンがきつくないだろうと、判断を誤ってロードバイク1号機にて下記ルートで走行してきました。
https://www.strava.com/activities/4944753966

走行ルート

Googleマップの推奨ルート

今回のルートはちょっと距離があるかなぁと少し心配しながら出発したのですが、走り始めから太ももに違和感がありました。

境川サイクリングロード

どうやら2日前のヤビツ峠での走りの疲労が回復していないためで、こんな状態で完走できるのか不安がありました。

Googleマップのルートだと右側にある畑の更に川沿いを走ることになっているのですが、そこには狭い砂利道しかありません。

当然のことながら撮影のためのGoogleカーも通れていないので、何を基準にその道を推奨しているのか疑問です(ちなみに設定はサイクリングルートにしています)。

いつもなら避けていた幹線道路なんですが、走って見ると片側2車線あるので自動車も難なく避けていき、あまり気を使う事が無い道であることがわかりました。

わりと走りやすいぞ

大通りを外れて住宅街に入ると、ここって正式な道なのってところを指示されたりします。

これは公道なのだろうか

ここを推奨してくる元のデータってどうなっているのだろうかと、そればかりが気になって仕方ありませんでした。

それでも私の思考には無い道を示してくれるため、中には思いもよらない場所につながっていたりして驚かされたりもします。

ここに繋がるんだ!

ただあまりにややこしい道を指示されるために、ちょっと間違えて隣の道を使ってしまったところ激坂や階段に当たってしまいました。

やってしまったぜ

まぁ、間違えなくてもこんな道を指示されていたんですけど。

激坂
正しい道もにたようなものだった

オギノパン工場直売所を過ぎた下り坂の途中で、川沿いの道にエスケープできたのも驚きでした。

四日市場上野原線

前回、食後に上って辛かった場所ですが、上りの距離感がわかっていると同じ食後でもそれほどでもなく上ることができました。

実際の難易度よりもメンタル面が辛さにつながるのだと感じました。

四日市場上野原線を走っていると前から似たような服装の6名がハイペースで駆け抜けていきました。

四日市場上野原線

確認しきれなかったのですが、どこかのチームだったのでしょうか。

この辺りが獲得標高3000mにチャレンジした時に一番遠くまで来た地点です。

四日市場上野原線

筋肉痛の中でよくここまで来たと思いつつも、今回の折り返し地点はまだずっと先にあるのでちょっと気持ちが滅入りました。

ドラ
ドラ

このあたりでUターンするかの迷いがあったニャ~

さらに走り続けて行ったところ、帰路に向かっていると思わえる3人組とすれ違いました。

四日市場上野原線
帰路に向かっているのがうらやましい

すでに13時半をまわっているので他のロード乗りなら帰路に向かっていて当たり前の時間なのですが、私の場合はまだ折り返し地点にも到達していません。

ドラ
ドラ

いつもながらロード乗りには珍しく出発が遅いニャ~

長い上り坂が続いていたのですが、頂上部にはお約束のトンネルが現れました。

新雛鶴トンネル
新雛鶴トンネル内は明るい

この先下りとなるのは良いのですが、この時点で折り返しのタイムリミットだと考えていた14時になっていました。

筋肉痛の事もあってこのまま進むべきか悩んだのですが、戻った方がアップダウンが激しそうなので無理しても進むことにしました。

トンネルを過ぎると予想通り下りが続いたため、このままならそれほど時間がかからずに折り返しポイントに到着できると喜んでいました。

四日市場上野原線

ところが下り区間はあっという間に終わってしまい、折り返しポイントまでは平坦な道がずっと続いていました。

四日市場上野原線
ドラ
ドラ

すでに平坦でもキツくなってきていたニャ~

そんな状態で走っていたところ、前方にハッピードリンクの自販機の群れを発見しました。

ハッピードリンクショップ
山梨にある自販機のドライブインです

こんな時はいつもの「いちご&ミルク」で気力を復活させます。

いちご&ミルク」のおかげで折り返しポイントには14時半に到着することができました。

この先に赤坂駅なんてあるんですよ

しばらくは富士急行線ぞいを走ったのですが、いつもとは違う角度の富士山が山の谷間から見えたのが何か新鮮でした。

山梨川からの富士山

ぼろぼろになった帰路

線路沿いを離れると緩やかな上り坂が続いていたので、「このまま斜度で道志みちまで戻れれば嬉しいなぁ」と思いながら走っていました。

道志みちまで15kmは長いなぁ

道志みちまで15kmと長いのでちょっと嫌な予感はしていたんですけど……

だいたいこの手の悪い予感は的中することが多く、途中から急激に斜度が上がっていきました。

あまりにも長い上りが続いていたので途中でチェックしているロード乗りがいましたが、ここで停まってしまっては再度走りだせる気がしなかったため必死に上り続けました。

15kmの看板からは数kmしか走っていないため、まだ10km以上も上り続けるのかとすっかりメンタルをやられていました。

バイク集団も途中で休んでいるのを見かけて、「俺も休みたい」と思いながらも必死に上り続けました。

すると目の前にトンネルが現れました。

もしかしたらここが頂点で、この先下っているかもしれません。

希望が持てたことで元気になり、トンネルを勢いよく抜け出たところ下っていました

これほどうれしいことはない

やった~神様ありがとう」と一人で喜んでしまいました。

嬉しさのあまりテンションが上がり、下りは飛ばしてしまいました(もちろん安全内で)。

バイクに直線区間で離されても、コーナーで差を詰めて追走していきました。

道志みちに入ってからもスピード感が戻ったためか、下り基調でもあるので40km/h超えての走行が可能でした。

道志みち

工事による片側一方通行で車に追いつきギリギリ通れたところ、警備員が無線で「自転車1台遅れて通過…」と話しているのが聞こえました。

道志みち
ロードの速さを見せてやろう

ここはちょっといいところを見せなくてはとスプリントモードに切り替えて、前走車に追いついたまま工事区間を抜けました。

このように気力は取り戻しつつあったのですが、脚力は底をついていたためちょっとした上り坂でも激しく失速していました

道志みち

それでも何とか道志みちのアップダウンをこなしてきたのですが、道志みちが終わり掛かった頃にはメンタル面含めて相当限界にきていました。

道志みち
流して走るのでさえ辛かった

本当は陽が出ているうちに厚木まで行ってしまおうと考えていたのですが、走り続ける事に耐えられなくなって宮ケ瀬湖のコンビニに立ち寄りました。

ファミリーマート 津久井宮が瀬店

休憩とエネルギー補給を行って元気を取り戻して走り出したところ、まだ走っているロード乗りがいたことで少し安心しました。

前回はこの場所で真っ暗になって、ロード乗りなんて誰もいませんでしたから。

予定よりも早めに休憩をとってしまったのですが、その後の走行ペースが改善したことで相模川を渡るところまで陽の光がもちました。

相模川からの富士山の夕日
1日を振り返り感動していた

自宅で走行ログを確認してみたところ、距離の190kmは予想内でしたが、獲得標高が2700mは予想外のことでした。

こんなに上りが多いのであれば軽量な1号機で行くべきだったと反省しました。

逆に筋肉痛が残る中でも何とか誤魔化して走行できるようになったのはたいしたものだとも思いました。

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