あまり感じる人は少ないと思いますが、私はロードバイクもクロスバイクも乗っていることで気温変化によるディレイラー調整が必要な場合があると気づきました。
気づくきっかけはクロスバイクだったんですが、冬に入るとリヤディレイラーのトップ側(ワイヤーが緩む側)にシフトした時にギアが切り替わらない現象が起きていました。

てっきり寒くなってワイヤーの滑りが悪くなって緩める方向に動きずらくなったのだろうと思っていました。
対処としてはアジャスターで少し張りを弱める方向にしてあげることで対処しました。

※フラットハンドルだとシスターのすぐ後ろにアジャスターがあったりします
季節が変わって暖かくなってきましたが、今度はロー側(ワイヤーを張る方向)にギアが切り替わらなくなってきました。
当初考えていた冬になると滑りが悪くなっていただけなら、暖かくなって滑りが良くなってもワイヤーを張るロー側には影響は出ないと思っていましたが実際には影響が出ました。
そこで推測してみたんですが、気温変化による影響はワイヤールートでのロスの違いではないかと考えました。
具体的にはワイヤーの曲がり部などでアウターワイヤーに対してインナーワイヤーの曲がり具合が温度によって違いが出て、その微妙な差が複数合わさって影響がでているのではないかと。
下記の図は極端に違いを書いていますが、実際には微妙な差でしょう。

これならば気温が変わるごとにディレイラー調整が必要となる説明がつきます。
ところでクロスバイクにて気づいたとしましたが、ロードバイクではこれが起きません。
ワイヤールートの曲がりという点で言えば内装式のロードバイクの方が多いのですが、症状はクロスバイクにしか発生しません。
これも推測になるのですが、クロスバイクには一番安いステンレスワイヤーを使っているために曲げに対しての追従性が劣るためではないかと思っています(他にも滑りが悪いので状態が顕著に表れるのかも)。
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