以前にRide with GPS内でGoogleマップベースでルート作成したマップをS500に取り込む方法を紹介しましたが、ある条件でエラーが発生することがわかりました。
発見された問題
下記は先日行ったライドルートなのですが、手順通り(地図をOSMに切り替え保存→スマホ通じてサインに転送)としたところサイコンがフリーズしてしまいました。
どこかルート上で無理があるのかと思い、後半部分の怪しい部分を削ってサイコンに取り込み直しましたが同様にフリーズしたままでした。
最終的に最初の直線部分まで減らさないとエラーを回避することができませんでした。
ただし短いながらも元データをベースとしたまま回避できたという事は、その先のルートに何らかの無理があったと推測されます。
そこでいろいろテストしてみた結果、下記交差点に問題点があることがわかりました。
路線図ではわかりにくいので航空写真に切り替えましたが、ルート通りに走ると赤線のようになるのですが、5車線もある道路を渡ることができません(その部分に横断歩道は無し)。
実際の走行では黄線のように手前の横断歩道で渡り、少しだけ歩道走行をすることになります。
これがルート作成にどのように影響するかということですが、GoogleマップとOSMマップの違いが影響をおよぼします。
Googleマップだと下記のように予定しているルートを交通ルールに関係なくラインを引いてくれます。
ところがOSMマップで同じようにすると交通ルールに無理がないルートに変えられてしまいます。
どんなに始点や終点、中間点をとってもGoogleマップのようなルートにはなりません。
このことが原因して、Googleマップで作ったルートをOSM形式で保存しただけではサイコンに取り込んだ段階でフリーズしてしまうことがわかりました。
回避方法
回避方法には2つの方法があります。
A:問題のある場所を自動でルート作成するから問題がでるので、下記のように黄矢印から黄矢印を手動での直線で結んであげればOSMマップにした時でもその部分を強制直進と認識してくれフリーズしなくなります。
B:作成(または編集)画面にすると曲がり角に青い目印マークがでているので、その上で右クリックし、ポップアップの「目印を削除」をクリックします。
これにより右左折の情報が無くなると、そこで曲がる事を認識できなくなるためかフリーズしなくなります。
と言うようにAまたはBの方法でエラーは回避できます。
ところで問題のある場所が分からない場合には、OSMマップに切り替えたうえでルート途中にあるポイントを左右に動かす事でルートが変化する事で見つける事ができます。
白丸のポイントを少し動かす事で、勝手にその先のルートが変更されました。
ポイントを動かすと、そのポイントの前後の区間だけが見直されます(問題が無い場合は変化なし)。
なので問題点が1カ所とは限らない場合は、ポイントを1つ飛ばしで全て移動してみる必要があります。
これらの問題は最初からOSM地図を使ってルート作成すれば起きないことなのですが、Googleマップの詳細さを使いたい人にとっては悩ましい問題です。
ちなみにSTRAVAのルート作成はOSMベースですので問題は起きないはずです。
追記)ターンバイターン(交差点での案内)を全て諦めるなら、gpxファイルでダウンロード→それをスマホ内に取り込み→取り込んだファイルをブライトンアプリに取り込めむようにすればエラーは発生しません。
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