先日のライドで雨の中で走っていたところ、前輪のディスクブレーキからものすごい金属音が発生しだしました。
もともと前ブレーキは制動時に若干ジャダー(早めにパッドにあたるところで振動があった)が起きていたのですが、雨の中で冷えたところからの1発目に「ギャ~」とものすごい音が出るようになってしまいました。
雨が無くなれば直るだろうと走っていたのですが、雨が上がった後も以前より音が大きなままでした。
そこで帰宅後に改善をしてみることにしました。
まずは現状確認するためパッドとディスクのクリアランスをチェックしてみました。

クリアランスは正常でしたし、ディスクローターの曲がりも感じられません。
念のため別な方法でもディスクローターの曲がりを確認してみましたが、やはり目視では曲がりは確認できません。

ブレーキ本体のセンター出しもやり直してみましたが改善できずに困ってしまいました。

打つ手なしで困ってしまったのですが、推論を立てて検証してみる事にしました。
ここまでのチェックから目視では確認できないようなわずかな歪みがディスクローターにあって、それが制動時にジャダーを起こしているのではないかと考えました。
だとするならば少しづつブレーキレバーを引いてあげれば、一部当たりだすところが出てい来るのではないか・・・
これが見事的中してパッドとローターがギリギリ擦れる状態までレバーを引くと1か所だけ当たる場所があらわれました。

写真に撮れないほど微妙なため、極端に描くと上のような状態でした。
まずは曲がっている場所が分からなくならないようにテープで目印をつけます。

そしてその周囲を慎重に曲げては音をチェック、曲げては音をチェックと繰り返して修正を行いました。

ほとんどジャダーが起こらない状態まで修正できたところで実走してみましたが、見事に改善されていました。
以前リヤブレーキが常時音鳴りしたときには対処がしやすかったのですが、今回は悩みながらもなんとか改善することができました。
ところでローターの曲げ直しですが簡単に曲がってくれません。
一瞬グッと力を入れてもほとんど元に戻ってしまうため、力をいれたまま数秒保持してあげるとよいみたいです。
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