ロードバイクでの引き足について

走行テクニック
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ここ2回ほどヒルクライムでのペダリングについて触れてきましたが、その中での引き足について誤解しやすい部分があるので、さらに掘り下げてみたいと思います。

引き足でおちいりやすい事

私もそうでしたが、初めてビンディングペダルを使って引き足を意識しはじめると、必要以上に引き足を使ってしまう傾向があるように思います。

私もいつもより進むために、当初目いっぱい引き足を使ってしまいました。

それは三浦半島の城ヶ島までの往復だったのですが、自宅から最も離れた城ヶ島手前で両足の太ももが悲鳴をあげて、道端で10分間倒れこんでしまいました。

その後、だましだまし走って何とか帰宅できたので良かったですが、正直帰れないのでないかと思うほどでした。

では何故このような事になってしまったのか考えてみると、「引き足」というネーミングが良くないように感じています(もちろん無知で無茶しすぎた事は当然として)。

引き足」という名前で皆さんはどのような印象を持たれたでしょうか?

私は「ペダルを引っ張るように引き上げる」ようなイメージを受けました。

ペダリングでの引き足

その状況にもよりますが、通常走行時にはこの引き上げるという感覚は少し強すぎるように感じています。

適切な表現しては、ペダルの回転よりも少し上げて脚が回転の邪魔をしない程度でよいと思っています。

そのため個人的には「送り足」なんて呼んでいたりしました。

※ペダリングに遅れずに送ってあげるようなイメージで行うため

引き足を効率的に使うために

ただ、引き足の具合も常に一定であれば良いわけでなく、場合によっては強めて使う場面もあります。

傾斜がきつくて踏み込みだけでは辛い時には、引き足も強めに使ってフォローしたりします。

ただ、この時も闇雲やみくもに引き足を使ってしまうと効率が悪く、すぐに引き足の筋力を使い果たしてしまいます。

ではどのように引き足を使えば良いかですが、踏み足との連携が効果的です。

私は下記のように、両足先を1本の棒のように見立てて、両足を外側に引っ張るようにしながらその棒を回すようなイメージで連携を取ります。

ペダリングでの引き足と踏み足の連携

このように踏み足と引き足のタイミングを合わせて使う事で、少ない力で効率よく推進力を得る事ができます。

引き足だけでも強弱を加減してみたり、力を加えるタイミングを工夫してみるといろいろと気づきがありますので、自分に合ったものを見つけてみてください。

コメント

  1. 井出浩一 より:

    はじめまして。
    最近ロードバイクに乗り始めて、
    ビンディングシューズも使い始めたばかりです。
    まだ2度しかビンディングシューズで走っていませんが、
    2度目で引き足を意識して走ってみたら、
    部位がちょっと異なりますが、
    わずかな距離でふくらはぎが攣りかけました。
    経験が少なすぎて何も言えませんが、
    おっしゃるようにいろいろ工夫して試してみようと思います。

    • CycleTV より:

      井出浩一さんこんにちは!
      引き足って使いすぎると攣ってしまったりしますが、ある程度使わないとその部分の筋肉が鍛えられませんし、どのような配分にすべきかも会得できないですね。
      一気に無理させない範囲でいろいろと試して見てください。