タイヤの周長の決め方で何が良いか試してみました

距離修正結果 未分類
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このところサイコンネタが続くのですが、今回もたまたまですがサイコンに登録するタイヤ周長で判明したことがあるので報告させていただきます。

こだわらなければサイコンメーカーの値を利用すれば良いのですが、その値も人により誤差があることが分かりました

見直しのきっかけ

走行記録をSTRAVAに記録している人も多いかと思いますが、確か以前はサイコンの走行距離STRAVAに登録後の距離に差があったと思います。

ところが現在はサイコンの走行距離がそのままSTRAVAにも反映されています。

そこでSTRAVAの距離表示の下にあるヘルプを開いてみると、
STRAVA画面

距離に誤差がある場合はここで修正できると記載されています。

どういうことなのかと詳細の説明(英文なので翻訳ソフトにて)を更に読んでみると、距離の測定方法にはGPSを使う場合やタイヤ周長を使う場合などでそれぞれメリットデメリットがあると記載されていました。

要はどの方法も完ぺきではないということなんでしょう。

ただ、現在はタイヤサイズでサイコンメーカーの推奨値を入力しているだけなので、ホイールやタイヤの種類、空気圧で差が生じるであろうことは容易に想像できます。

そこでこのSTRAVAの距離修正を複数ライドで行ってみた結果が下記の通りです。
距離修正結果

これを現在のメーカー推奨値2105mmに掛け合わすと、

2105×1.01265≒2132mm がSTRAVA修正値に近いものとなります。

ただSTRAVA修正値にも疑問点はあり、路面の細かなアップダウンは考慮されないとありますし、コーナーや交差点で内回りと外回りした時でも差が生じるためこのまま信用するわけにはいきません。

実測してみる

そこで、折角なのでSTRAVA修正値がどの程度正しいのか確かめるために実測してみることにしました。

実測方法にもいろいろありますが、現実利用状況に近いように、適正な空気圧にしたうえで乗車して後輪が一回転した距離を計測してみました。
タイヤ周長測定
バルブが真下位置からスタートして、真下位置になるまでの距離を測定。

この時に発進や停止時にスリップしないように、1回目は片足ケンケンしながら進みました。

片足ケンケンだと体重の乗りが甘いのではと考えて、2回目は停止位置まで足をつかずに進みました。

結果、どちらもほぼ同じ2130mmとなりました。

念のための確認

他にも実測方法としてタイヤの外周を測定する方法があるので、念のため測定してみました。

先ほどの金属メジャーと、裁縫で使う柔軟性のあるメジャーでそれぞれ測ってみました。

結果は、どちらも2140mmでした。

結論

事前に予想された通り、ホイール・タイヤの種類空気圧メーカー推奨値とは誤差が出るようです。

ちなみにホイールは3T Orbis II C50 Team、タイヤはGP5000の700×25C、空気圧は6.5barでテスト。

また、タイヤの外周を測定した場合には、実走のように潰れないため数値が大きめに出るようです(空気圧が高いほど差は小さくなるはず)。

よって、実測の値がSTRAVAの値に近いため、2130mmを採用することとしました。

もしこれが正解に近いのであれば、実測しなくてもSTRAVA修正値をそのまま使っても正解に近いことになるでしょう(ただし、複数回の平均を取ること)。

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